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キャッチ―な表現が心惹かれる記事を作っていく

記事のタイトルを思わず気になってしまうようなものにすることを「タイトルで釣る」と表現することがあります。中身の記事がタイトルに見合わないものであったりすると「タイトルに負けている」などと表現されます。まるで「名前負けしている」のような言い方です。

それでもタイトルに対しての中身がきちんと見合ったものであった場合、そのタイトルとはキャッチーなものとされています。ではキャッチ―とは実際にどういう意味として使われるのでしょうか。

音楽などでも実際に「キャッチーなメロディー」「キャッチーなフレーズ」などと呼び名があります。思わず聴いてみたくなるような要素をちりばめることができたとき、その曲はヒット作となることが多いと思われます。


わかりやすいタイトルで目を引く

ところでキャッチ―という言葉になんとなく似たものを感じる単語はないでしょうか。それは「キャッチコピー」という言葉です。

とはいえ私はコピーライターでも何でもないので、もちろん詳しいテクニックなどは知りません。けれども、記事のタイトルを考えていて思うことがあるのです。それは「キャッチーなタイトルを付けたほうが読もうと考える方はより増える」ことです。

そのため、一旦決めたタイトルを変えたくなることがあります。内容がわかりやすいタイトルのほうがいいのか、少し目立つタイトルのほうがいいのか、記事全体をまとめるタイトルにした方がいいのか――私自身まだ答えが出せていません。これは全てのものに名前をつけるときに出てくる迷いでもあるのかもしれません。

けれども、ひとつ言えるのはそれが書き手のセンスがかなり問われる作業だということです。わかりやすい例えとするなら「ふと夕日を見ていたら涙が止まらなくなって困った話」などのタイトルがnoteでは好まれているようです。わかりやすいあらすじと最後に「話」とついているのがよくある特徴です。

これはおそらく小説投稿サイトである「小説家になろう」の影響もあるのではないかと私は考えています。俗になろう系と呼ばれる小説の数々はほとんどがほぼ設定やあらすじに沿ったタイトルがつけられています。このパターンには例えば「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」といった作品があったりします。


ちなみにこの法則で私がタイトルを付けた記事はこんなところです。


長めのタイトルで物語性を作る

ふたつめとしては「少し目立つタイトル」があげられます。これは多少自分なりに頭をひねって考え出したりする必要があると私は考えています。もちろん、これを直感的に思いつく天才的なクリエイターさんも存在していることでしょう。尊敬します。

そしてこの法則にて私が考えたタイトルでの代表格はこれです。

このタイトルを考えたとき、私はパンケーキという単語をとにかく入れたかったのを覚えています。次に帝国ホテル推しであることも入れたかったのです。そんな欲張りな希望を叶えたのがこの長めのタイトルでした。

まず、長いタイトルは基本的に目立つと言っていいと思います。単純に文章の数が多いために情報量もその分詰められるからです。けれども、長くしすぎたりすると今度はくどいという印象を与えてしまうために、難しいところもあります。

おそらくこの長めのタイトルには、特にどういう話なのか気になる! と思わせるような要素が求められているのではないかと思います。


タイトルでも個性を主張してみる

そしてみっつめとして「記事全体をまとめるタイトル」というものがあげられます。これはひとつめと少しかぶる面がありますが、ややわかりやすさを要求されるものでもあります。例えば単語ひとつで記事の全てを象徴していたりしますし、最終的なまとめとして存在していたりもします。

これは変わり種ではありますが、最初見たときにはどういう話なんだろう? としか思えなかったタイトルが、文章の中での伏線やラストの展開などによって「なるほど!」と腑に落ちるようなものになったりもします。

そしてこの法則で考えた私の記事のタイトルはこれです。

この記事の中で自由という単語は一回しか使ってません。それも記事の前半でのことであり、私的にはタイトルに関係のあるようにはあまり見えないように書いたつもりです。

つまり、最終的なまとめとしてこのタイトルは存在しているのです。ひたすらに窮屈だった少女時代の日々を解放した象徴として、このクッキーを使って表現しているエッセイになっています。


心惹かれる表現のひとつとして

このように、タイトルの付け方には様々な種類があります。といってもあくまで私の場合の例えであり、もっともっと魅力的なタイトルを付けるクリエイターさんは、たくさんいることでしょう。そのため、名付け方のセンスは本当に難しいと思っています。

今回は「キャッチーなタイトル」にしぼって例をあげてみましたが、もちろん文章の中での「キャッチ―なフレーズ」も存在していることだろうと思います。音楽などで特に好きな歌詞の一部分があったりすることはないでしょうか。その部分のみ覚えていて口ずさんでしまうとか。

また、小説など本の中でいわゆる名言などを覚えているということもよくあるのではないかと思います。私はnoteの記事についての一文で、読者の方に「この言葉に救われました」と言って頂いたことがあります。そして反対に、自分自身が「この一文がいつまでも心の中に残っている」感覚もあります。

このように思わず心が惹かれたり、感動が続いていくような現象をキャッチ―だと表現するのではないかと私は考えています。noteでもそんな言葉を使っていきたいものです。


さて、この記事を書いていて最後の仕事をする時間が来てしまいました。私は一番最後にタイトルを決めるというタイプです。果たしてうまく決められていたでしょうか。


ここまで読んで下さってありがとうございました。




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