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10人に一人はある? 胆石と生活習慣病の関係

この間、除雪してたら骨にヒビが入ってしまい調べたら
胆石が見つかった方という方を
栄養指導しました

じつは胆石と栄養って関係あるんです
(全員ではないけど)

そこで胆石ができる原因と症状について
東京医科大学の殿塚亮祐さんのお話しを抜粋しました


胆石は胆汁が作られる肝臓からの通り道である
胆道にできる結石です
胆石のイメージはみぞおちが痛い
…でも多くの場合は無症状です

放置すると重篤な疾患のおそれもあります
(急性胆嚢炎や胆道、膵臓癌など)

胆石症はできる場所によって3種類あり
肝内結石
胆嚢結石
総胆管結石 に分類されます

じつは10人に一人は胆石持ちと言われていて
その数も増加傾向にあるようです

その背景には
超音波検査の普及もありますが
食生活の欧米化や肥満人口の増加などが影響しています


最も多いコレステロール結石
食生活が大きな原因で日本人の胆石症患者の約80%がコレステロール結石です

今回栄養指導した患者さんは
脂質異常症
つながりがありそうです…


では
胆石を作ったり、胆石症の発作を防ぐための
食生活のポイントです


  1. 一日三食規則正しく食べよう 欠食や極端に減らすダイエットは胆汁が胆嚢にとどまる時間が長くなってコレステロールの濃度が高くなり、しかも胆嚢の収縮機能を低下させるため胆石ができやすくなるそうです

  2. コレステロールを増やす食品に注意 飽和脂肪酸はジャンクフードに多く含まれています 

  3. 不飽和脂肪酸を適量とる  植物油に含まれるオレイン酸やリノール酸はLDLコレステロールを減らします 青魚に含まれるEPADHAはLDLコレステロールと深い関係にある中性脂肪を減らすと言われています  エネルギーが高いので要注意

  4. 適正なエネルギーをとる  食品からとるコレステロールは20−30%で、残りは肝臓などで合成されます 体内で合成されるコレステロールの主原料は脂質や糖質です  様々な食品に含まれるので食べれば食べるほどコレステロールが作られることになります 適正なエネルギーを知りましょう

  5. 糖質の過剰を避ける  コレステロールを減らす為に控えるべきな物は脂質より糖質  です 糖質を取りすぎると膵臓から分泌されるインスリンが血糖を中性脂肪に変えてしまいます 中性脂肪が増えるとLDLコレステロールがふえます

  6. 大豆製品など植物性のタンパク質もとる 植物性のタンパク質はコレステロールなどの脂質を抑えながら良質なタンパク質が補えます

  7. 食物繊維を意識して取る  水溶性食物繊維は急激な血糖値の上昇を抑えてコレステロールを体外に排泄します 不溶性食物繊維は便通の促進と食べ過ぎを防ぎます

  8. 一日一杯程度のコーヒー 胆嚢を収縮させるホルモンの分泌を促進するので コレの結晶化を防いで胆石を作るのを抑制してくれる


↑↑ これは胆石に限らず
生活習慣病の人に見直してもらいたい項目です
糖尿病やメタボの改善にも関係するので
参考にしてみてください


走るの嫌いでも
大したお金かからずできる運動です


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