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自分を大切にする時間

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このマガジンでは、自分の感覚に合った体験を集めています。自分の感覚に合った体験を味合うことは、自分を大切にすることにつながると思うからです。お店、音楽、本、ワークショップなど、さ… もっと読む
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記事一覧

何時でも 何度でも 〜プリズン・サークル〜

ずっと 気になっていた映画を ようやく 見れた 坂上香監督の ドキュメンタリー プリズン・サークルだ 信頼するファシリテーターの  多くが絶賛していたので  どこかで これは見なければいけないと  そう思っていた その感想 ✳︎ 舞台は 刑務所 受刑者さんたちが 対話をしながら 自らと 向き合っていく  過程を 丁寧にみていく 僕が 一番印象に残ったのは 彼らの 背景だ もちろん 情報としては 本や 何かのメデイアで 聞いたことがある 今日もテレビをつけれ

特別なものを 特別に扱う

ブックカバーの店 心象風景さんが 4月末で 一度 店を閉めるらしい 前に買ったカバーは  とても気に入って使っている けれど 当初付けたかった本に  合わなかったのだ ならば この機に 買うしかない 僕は オーダーメイドの購入を決めた * 程なくして  カバーが家に届いた 今回は 前回の 【祈り】というカバーと異なり 赤を基調とした  【不死鳥】というカバーだ クリックポストのテープを ペリペリと剥がし 箱を開けると 鮮やかな色が 目に飛び込んできた 綺麗

心は 表現されているのか

教育に厳しい家庭だった 小学生の中頃から  急激に塾の時間が増えた 学校の友人が ゲームの話で盛り上がる中 話題についていけないことが 辛かった 友達の家に 遊びに行くと 見たことのないゲームがあり 行くたびに 羨ましいと思った もっと 遊びたかった まわりには たくさんの誘惑があった ただ 環境はそれを許さなかった 何度か 衝突を繰り返し 心に 自ら蓋をした この どこにも向かえない心を 救ってくれたのは 演劇だった あの世界なら 舞台の上なら どんな感情も

兄がくれた 問い 〜道〜

宇多田ヒカルさんの  道 という曲がある この曲を知ったのは  ワイドショーの特集 洗い物をしていると アナウンサーが 原稿を読み上げる どうやら 人を失った悲しみを  癒す曲らしい 悲嘆のケアが できるなんて 一体 どんな曲なのだろう 好奇心から  携帯で検索を始めた イヤホンをつけ 耳を澄ませる 再生ボタンを クリック そして ばちっと 火花が散った あぁ もうすぐ会社だ 横断歩道を渡れば 入り口なのに ぐらぐらと揺さぶられ 動揺する 泣いてはいけないと 

毎日への祈り 〜アンコール〜

この曲を 初めて聞いたのは 1月の 緊急事態宣言の直後 聞こえてきた歌詞に  ゾクっとして 鳥肌がたった 明日 世界は終わるんだって 君にはもう 会えないんだって またいつかって 手を振ったって 叶わないんだよ 仕方ないね 曲と同じように  このタイミングで 周りとの関係性が  変わった人も 多いのではないか ただ GoogleのCMで 流れていた時には 曲の舞台が あれほど極限な状況だとは  思ってもいなかった ありふれた あの日々を ただ思い返す 通して 聞い

この私に 誇りを持て〜グレイテスト・ショーマン〜

名作と呼ばれる映画は  数多くあるけれど 自分のど真ん中に響くものは それほど多くはない 今日は その中のひとつの話 グレイテスト・ショーマン の話 ✳︎ 別の映画の広告を見た時から 「これは見なくてはいけない」 直感的に そう思った まるで使命感のようなものを 感じながら 足を運び 劇中 何度も 何度も 泣いた 何がそこまで引きつけるのか 改めて 考えた それは 傷ついた人たちの祝典  だからなのではないか ✳︎ 身分の低い主人公の バーナムをはじめとして

あなたがここにいる それに意味がある〜workshop designer 育成プログラム〜

今の自分に 大きく影響を与えた経験のひとつに 青山学院大学の workshop designer育成プログラムがある よく 頭文字を取ってWSDと書かれる このWSDの アドベントカレンダーがあることを知り 今年は 参加を決めた 何を書こうか考えた時 このことを伝えようと思った WSDに参加した3ヶ月の間に  僕が学んだことだ あなたがここにいる それに意味がある このことだ はじめて この学びに触れたのは 入って間もなくの 平田オリザさんの会 演劇のシーンを

ともに 生きていこうよ 〜エルコスの祈り〜

昔見た演劇の記憶をふと 思い出すことがあります 今日書き残すのは 劇団四季の【エルコスの祈り】 マンマ・ミーア や キャッツ ライオンキング も 見たけれど DVDまで 買いたくなったのは この作品です あらすじはこんな感じ めちゃくちゃ規則の厳しく 個性はいらないと断言する ユートピア学園で暮らす子どもたち そこにアンドロイドの エルコスが訪れる話 厳しい環境と 受験勉強が重なったのか 強く記憶に残りました 中でも 耳に残るっているのは この詩 【語り合おう】

言葉をめぐり 支えと出会う〜cocoro scape 〜

任意団体ORIZURUでは 『かなしみを支えられる社会』の実現を目指し 活動を続けています そのORIZURUにて 「自分の支え」を探すワークショップcocoroscapeをつくりました 当初は 3月くらいの予定でしたが 今週末に開催します 残念ながら 当日  僕は足を運べないのですが 感染症対策を実施しながら  開くこととなりました 足を運んでくださった方にとって 豊かな時間になることを祈ります ワークショップのリンクはこちら https://orizuru-c

譲れない想いは何か?〜Talk Your Will体験記 後編〜

※本ポストは、昨年qlobaに書いたものをnoteに移したものです 07月29日に虎ノ門のSENQにて開催された1分ピッチイベント【talk your will】にプレゼンターとして参加してきました その体験記の後編です 演劇でいうと【演出】と【出演】であり、4つのトライと3つの反省点の話になります 【脚本】にあたる前編はこちら 譲れない想いは何か?〜Talk Your Will体験記 前編〜 ◆4つのトライ 前回書いた準備を踏まえて当日は4つのトライをしました!

譲れない想いは何か?〜Talk Your Will体験記 前編〜

※本ポストは、昨年qlobaに書いたものをnoteに移したものです 07月29日に虎ノ門のSENQにて 開催された1分ピッチイベント 【talk your will】に プレゼンターとして参加してきました 今回はその体験記になります 演劇でいうと【脚本】に当たりますね 【演出】と【出演】は後編で 次回挑戦する人への参考になったらと! 当日までの時間は僕にとって 1分で話すことをまとめるために、 問いに向き合い続ける時間でした その問いは3つです ①譲れない想いは

そのwillを、愛そう〜Talk Your Will〜

"らしさ"はどこにあるのか人間は遺伝子の乗り物である リチャード・ドーキンスが 利己的な遺伝子という本の中で 主張していた考え方です 遺伝子が本質で、この体は乗り物で こう考えると利他的な行動の理由づけが できるんだとか なるほど 生物学の観点からはそうなのかもしれません しかし、僕は違う考えを持っています 人間はwillの容れ物で 体はそれを表現するための 道具のようなものなんじゃないか そう Willこそが、その人そのものなのだと Talk Your W

本当のことを 本当のことだけを知りたい〜14歳からの哲学〜

君は、本当のことを、本当のことだけを知りたいとは思わないか。 毎日の悩み、学校や家族や友人関係、これから上の学校へ行ったり就職したり、大人になって、世の中へ出て、その世の中でも戦争や犯罪や経済的混乱や、のべつまくなしいろいろ起こっているけれども、もしも本当のことを知っていたなら、そんな中でも、とても強く生きて行けるはずだって、予感がしないか。 (池田晶子:14歳からの哲学 P.18より引用) これは、【14歳からの哲学】という本に書かれていた一節です。今日は自分にとって、大

踏み出す足は いつだってはじめの一歩〜リーダーシップの旅〜

深く暗い森の中にある村で暮らすあなたには、何か抑えきれない気持ちがある。遠く目を凝らすと、沼と森の果てに、ほのかな光が見えるような気がするのだ。 森の向こう側には、豊かな草原と青い空が広がっているのではないか。もし、そこに住むことができれば、どんなにすばらしいだろう。 青い空の下に広がる草原で寝っ転がる自分を想像しただけで心が弾む。青い空を自分の目で見たい。年老いた両親にもぜひ見せてやりたい。 そう思って、あなたは沼に一歩を踏み入れる。 水は冷たく、よどむ沼がその深さを