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【マンガ】信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~がオススメ。ビジネスや組織のリーダーシップに役立つ訳

我々が習った歴史は、“嘘”だった!!? 明智光秀が主君・織田信長を討った日本史上最大のミステリー“本能寺の変”。現代でもなお多くの謎が遺される大事件を400余年の時を経て解き明かす!!

新幹線乗車に10冊の漫画を買うほどの漫画通、お笑い芸人麒麟の川島さんがおすすめのマンガを教えてくれたので、外出しにくい夏休みにどうでしょう。

豊臣政権以降、脚色され汚名を着せられた明智家の祖先が、名誉挽回のために漫画にしたという物語に痺れます。

本能寺の変で殺されるべきは信長でなく、別に居たですって!?

戦国末期、天才・織田信長による天下統一が進む中で、小さな綻びが広がりはじめていた。居並ぶ強烈なライバルたちとの攻防の末、崩れる勢力図。中国・四国支配をめぐる政略戦。囁かれはじめた大陸侵攻計画。そして極端な成果主義……。そんな時、天下泰平を目指す明智光秀を追いつめる決定的なある“企て”…!リーダーには大義と情熱が必要悩んだ末に、光秀が辿り着いた決断とは――!?

背景

毎年夏休みに、文化や歴史漫画を読み造詣を深めています。

歴史や戦争系の漫画(キングダム大好き)は、リーダーシップやフォローワーシップ、サーバントリーダーシップ、戦略論の宝庫で、現代にも活かせる思考法が豊富。

これはやっちゃダメなのかー、なるほど、こうすべきなのかぁと、戦略や論やリーダーシップ思考が「物語」で習得可能。歴史を象ったわけだから、強固な背景と奥深さがありますよね。

昨年は、「昭和天皇物語」「アルキメデスの対戦」で昭和近辺の近代史の流れを把握しました。

理系なので歴史の勉強は中学校で止まっている(!)ため、学ぶ事が多く、近代史・経済史と繋がることも多い。

信長を殺した男

今回は話が戦国時代にまで遡り織田信長の話です。「信長を殺した男」

織田信長→豊臣秀吉→徳川家康と、歴史が流れたのは把握していますが、明智光秀はどこぞの戦国武将の一人だと思っていた。実は信長の古くからの側近で、同じ軍勢だったことも知らなかった。。(あぁ中学生レベル・・・)

明智光秀が本能寺の変で、信長を殺すわけだが、

本当は殺される人が違った

というまさかのお話。

マジかよ!!

諸説ある中で歴史ファンも多いと思うが、こういう物語もあったのかという片方の視点ではとても面白い。

信長を殺した男から学べる教訓

過度な成果主義と行きすぎた情熱が仇となり、織田信長は本能寺の変で詰みます。

起:リーダーには大義と情熱が必要
承:
情熱は仲間の心を掴む
転:
過度な情熱は歯止めが効かない可能性
結:
大義が暴走し反感を生み、結果、身を滅ぼす

最初はビジョンをかがけて仲間を増やし、目的達成するが、急成長すると更なる欲望で情熱が膨れ上がり暴走する。結果、強引に物事を推進し、側近たちの反感を喰う。

ときは戦国時代。お家の子孫を残すことが高優先順位の時代には、領土や地位がとても重要。それを強引に(温情・義ではなく、)力で統治し。周辺武将の縁故を絶滅させ爆進したことが恨みを買い、最後には孤高のリーダーが周囲からの反感で滅ぼされることに。

ーダーは時に強引にでも推進する必要もあるが、やりすぎはダメ。誰かの損やプライドを傷つける推進は、後に足を引きずられる原因となる。

世間で調子に乗りすぎると、法や文春砲で陥れられる文化と似ている。他にも、社内政治で(半沢直樹のように)相手を陥れたりすると、後々痛い目に合う。

まさに、島国で生きる知恵、ここにあり。今でも変わりませんね。

最後に

歴史音痴の自分でも面白おかしく読め、ビジョンと戦略推進の方法、リーダーシップとフォローワーシップ、サーバントリーダーシップを、歴史から真理を学ぶことができます。

また、勝てば官軍なので、負けた側の言い分も貴重。というわけで、外出しにくい夏休みに蔦屋でレンタルなんてのも乙だと思います。

史実の信憑性はどうあれ、キングダム然り、とても面白く戦略やリーダーシップ論を学べます。

非常勤講師をする中で、歴史漫画のケーススタディを作ろうと思い立ちました。MBAでケーススタディにしても良い位。

誰もが知る史実を、戦略的組織開発・人材管理ケーススタディとして、

・どの程度の権限移譲すべきだったのか?
・成果主義と年功序列(努力などプロセス)主義のバランスとは?
・謀反を生まない提携と、合理的意思決定とは?

実に興味深い対象です。短い巻数で読めるため良い教材になろうかと思居ます。


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