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働き方改革

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記事一覧

デジタル化に対する抵抗勢力とは?

デジタル化に対する抵抗勢力とは?

労働生産性が先進国最低の日本において、デジタル化によって効率改善を進めたい、という新内閣の趣旨に反対する人は基本的にはいないはず。

ここまでは総論賛成なんですが、詳細な話になってくると必ず抵抗する人々が現れます。

①抵抗勢力その1
一つは「既得権益」ですね。個別に誰とは言いませんが、「それがなくなると収益源がなくなって困る人々や団体」です。
こっちの話はいろんな人がいろんな意見を出されているの

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やっとハンコが無くなる時代が来そう!

やっとハンコが無くなる時代が来そう!

最近政権交代があり、デジタル庁が新設されたり、行革大臣が「ハンコを無くせ」と言い出したり、やっと行政組織も効率改善に意識が向き始めてきました。

この方向性には大賛成なのですが、「ハンコを無くせ」と言い出したら周囲からは賛成の声が多数。なんだみんなそう思ってたんですね、なんで言わなかったの?・・・って感じです。

さらに「FAXも無くせ」と言い出したら、それも大賛成だと。

以前から効率化に対して

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8月分投稿のまとめ

8月分投稿のまとめ

9月も1/3が過ぎてしましました。毎月まとめを書いていましたので遅ればせながら8月分も書きます。
8月は11回投稿したので3日に1回のペースで7月からペースダウン、少々夏バテ気味なのかも。

1.働き方改革
労働生産性、企業の利益率、の話を交えて、働き方改革について書きました。
働き方改革=労働生産性改善=利益率向上、です。
みなさんの職場でも「利益率向上」を目標にしてくださいと・・。
分母が投資

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現実逃避からは何も生まれません

現実逃避からは何も生まれません

先日書いた記事ですが、もう一度掲載します。

①日本の労働者のエンゲージメント(会社の為に働く意欲)は先進国で最低
②日本のGDPは20年以上500兆円ぐらいでまったく成長していない
(アメリカは同時期に2倍以上の成長)
③日本の労働生産性は先進国最下位
④月80時間以上の残業をしている人が300万人以上(2020年1月のニュース)

これらは現実です。つまり、実態を表している指標ということです。

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同感です「がんばるな、ニッポン。」

サイボウズさんの、「がんばるな、ニッポン。」のCMや、電車の中吊り広告を良く目にします。
今日のYahooニュースにも出ておりましたが、このCMに賛否両論あるようです。

以前から少しずつ書いておりますが、ニッポンという国は、
①日本の労働者のエンゲージメント(会社の為に働く意欲)は先進国で最低
②日本のGDPは20年以上500兆円ぐらいでまったく成長していない
(アメリカは同時期に2倍以上の成長

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仕事ができる人ってどんな人?

仕事ができる人ってどんな人?

1990年代ごろは、「忙しい人に仕事を任せろ」というある意味”格言”が企業内ではよく言われておりましたが、最近はあまり聞かなくなりました。
これって要するに、
忙しい人は仕事ができる人
ということなんですけど、もう少し実態を解説します。

仕事ができる人の働き方ですが、
①いっぱい仕事が積まれて高残業になる
②このままだと自分のやりたいことができないので、何とか仕事を早く片付けられないかと考える

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目指せ! 夜型ロボット

目指せ! 夜型ロボット

前回まで労働生産性改善のテーマとして、RPA(Robotic Process Automation)が近年非常に有効なツールとしてあらゆる現場で活用し始めています、と書きました。
その中で、ロボット化するためには4つの敵がいますということで、
①手書き
②朱肉
③物の移動
④Fax
について少しだけ具体的に説明してきました。

これ以外にも、「いったりきたりプロセス」とか、「頻度多過ぎ」とか、改善

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これって無くせないの? その2

これって無くせないの? その2

③物の移動
ロボットも歩行できるようになってきていますし、ドローンのような移動型ロボットもだいぶ使われてきてはいますが、オフィスでドローンを飛ばすわけにもいかないので、物を移動させようとするとロボットではちょっと厳しい。
せっかく一連のプロセスが電子化されていて、ロボットが人間の代わりをできるようになっているプロセスでも、最後の最後に”印刷して郵便で送る”みたいな物の移動を伴うプロセスが入っている

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これって無くせないの?

これって無くせないの?

RPA(Robotic Process Automation)というツールが最近かなり企業で盛んに使用されるようになってきました。
これは、”単調”で”時間がかかる”業務が最優先で適用されます。
RPAはロボットなので、できるだけ単調で量が多い業務が最もふさわしいわけです。

このツール(ロボット)を適用する時にやってはいけないことは、既存のプロセスをそのままロボット化することです。
つまり、既存

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7月分投稿のまとめ

7月分投稿のまとめ

毎月の締めです。
7月度は13回ブログアップしたので2日に1回ペースでした。

1.C言語を代表とするプログラミング言語の発展
小学校ではプログラミング教育が始まっていて、スクラッチというプログラミング言語が主に使われています。
スクラッチは非常に分かり易いブロック積み上げ型のプログラミング言語でありますが、教育用には非常に適していますが、アプリケーション開発や組み込み型の制御プログラムにはほとん

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労働生産性改善の方法

労働生産性改善の方法

では、労働生産性改善の方法についてですが、いろんなアイデアはあると思いますが、大きく2つあるかと思います。

①ITやAIなどの技術革新による改善
ITと言う言葉はもう既に30年以上前から言われておりましたし、既に”ITバブルははじけた”とも言われています。
とはいえ、一口にITと言っても時代とともに発展していますので、新しい技術はどんどん取り入れるべきです。
ところが、前回も書きましたが、日本と

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必ずここに戻ります、目的→探求→知識(方法)のプロセス

必ずここに戻ります、目的→探求→知識(方法)のプロセス

前回までは労働生産性改善をする上での意識の持ち方を書きました。一度まとめておきます。

①自社の利益率に興味を持つ
②今までのルールやプロセスを疑う
③仕事を生き甲斐にしない
④部下の育成こそ最優先課題→育てた部下は外部にリリース

どうすれば改善できるのかという方法は勿論重要ですが、意識の持ち方(考え方)はもっと重要だと思います。

かなり以前のプログラミング教育マガジン内の投稿で、
目的→探求

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労働生産性改善の意識(その3)

労働生産性改善の意識(その3)

さて、部下を育成し成長したら、ちょっとだけ自部門にいてもらって活躍してもらうとして、なるべく早く他部門へリリースしましょう。
「せっかく育てたのに・・もったいない」という声が聞こえてきそうです。
何故こうするかというと、大きく2つの理由があります。

(1)全体最適
会社全体で見たら自部門はごくごく一部の部門でしかない。その部門だけ良ければいいわけではなく、全社が良くならないといけない。
企業はお

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労働生産性改善の意識(その2)

③仕事を生き甲斐にしない
これって、これだけ聞くといっぱい反論をくらいそうですが、全否定しているわけではないのです。
「仕事が生き甲斐になるのがベスト」だと思っている人もたくさんいると思います。
ただし、仕事が生き甲斐になってしまうと、全身全霊を仕事に投資してしまいます。
そうなると時間感覚が麻痺して、労働生産性に意識が向かなくなってしまいます。
なので、趣味でも何でもいいので、違う楽しみや生き甲

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