何か違うと感じる相手から離れて行く勇気

対象が個人の場合もあるし、会社やプロジェクトなどの組織である場合もありますが、自分が関わっている「相手」と合わないことや違和感を感じることは誰もが経験があるでしょう。
それは最初から「何か違う」と感じる場合もあるし、何年もかかってその違和感の意味がわかることもあります。

「合わない」とか「何か違う」という確信があるのに、無理してその関係を続けていくことは、お互いにとっていいことはあまりありません。
人間関係なら距離を置くとか、組織に所属しているならやめるとか、そういう決断をすることも必要です。

もしかしたら10年後に、「あの時は未熟だった」と思ったとしても、その時の自分がそう判断したのだから、それを間違いだったと考える必要もないし、「我慢する」とか「耐える」ことが美徳ではないですからね。

音楽活動していく上でも、所属事務所やプロデューサーと考え方が合わないとか、バンドならメンバーと意見がかみ合わないとか、そういうことはよくあることですが、話し合ってお互いを理解し合うことは大切だし、そのことに時間をかけることは惜しまないほうがいいでしょう。

ただ、一方的に意見や価値観を押し付けてくるとか、「いいからいうことを聞け」みたいな相手だと、理解し合うことは難しいし、健全な関係とはいえない上に、話し合っても何一つ理解し合えないこともありますから。

いろいろと経験を積むのはいいことだと思うのですが、精神的にバランスを崩したり、身体的がおかしくなってしばらく活動がストップするようなことは避けたいものです。

人間関係を終了させることや、慣れ親しんだ場所から離れることは勇気がいることではありますが、最終的に自分自身を守るのは自分です。
いつも言っているように、全てにおいて「自己責任」なのです。

まず自分が自立した上で、相手とどう関わるのかという姿勢でないと、依存や歪んだ上下関係になってしまいます。
自分に自身が持てない時期もありますが、大丈夫です。
あなたにはあなたにしかない能力や個性がありますから、それを生かすためにも自分と「相手」の関係について、しっかり見極めてください。

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