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STORIAに集まった私たちのジャーニー ~STORIAのプロボノ活動日記~

~2回目のワークショップで語らいました~

みなさんこんにちは。認定NPO法人STORIAでプロボノをしているむらさんです。

先日、STORIAのメンバーが集まって価値や想いを語り合うワークショップの第2回目がありました。前回に引き続き宮城県の自然に囲まれたステキな会場とオンラインをつないで20人ほどで語らいました。

私の学びは、STORIAに集まってきた仲間のみんなに、それぞれの“ジャーニー”があることでした。
そのジャーニーはどこか共通点があって、似通っています。

言葉で表現するならば、
何かの傷を負って ~ 自分を探し ~ STORIA(代表のあやさん)に出会い ~ 癒やされ ~ また与える旅に出る。そんな感じ。

ひとつひとつのステップに、皆さんのお言葉を添えて紹介します。

~みんな何かの傷を抱えて~

どんなにピカピカに見える方でも、心の奥深くに人知れず悲しみを抱きながら生きているものですね。
それが言葉になって出てくるまでには時間が掛かります。言葉として出て来るのは、冷やかしもせず、言葉を待って、噛み締めてくれる仲間がいるからこそ。

相談支援を愛情と心で支えてくださるスタッフ いしちゃんの言葉:

「なぜ、あの時(東日本大震災)、私はたまたま警察官だったんだろう。ずっと色々答えのようなものを探したけど、うまくいかず。心のどこかで、助けられなかった、という気持ちがあったかもしれません。

あの時、私が対面した(この手で抱きかかえた)たくさんの亡くなった方々は、もうみんなハッピーで、私の祖母に「あの時はお孫さんにお世話になりましたー」と明るく挨拶に来たりしているとのこと。そして
『あの時に、あなたが私のために泣いてくれてありがとう』って言ってくれているそうです。」

(スタッフのいしちゃんが、ご縁あって加茂谷真紀さんのセッションを受けられた後に綴ったブログから引用させて頂きました。私(プロボノむら)はこのブログを読んで魂が震えました。)

↓加茂谷真紀さんのブログでスタッフいしちゃんのブログを紹介いただいています。

~自分を探したり 自分を見失ったり~

私自身(むら)は社会人になってひたすらがむしゃらに働きました。人の100倍働きたい。世の中の、人の役に立って、必要とされる人間になりたい。働き過ぎて現場でぶっ倒れ、そのまま入院したことも。

崇高な志を掲げて生きているつもりでした。でも、社会人になってお給料を貰い興奮していただけだったかも。お店で買ったおふとんで寝て洋服を着て、自分のために用意された食べ物を食べる。休みには旅行に行く。あれほどまでに憧れ続けた生活の中にぼくはいる!そしてもう元には戻りたくないという恐怖感。

人並み以上の暮らしができるようになったときに疑問を自分に問い始めました。「なぜ頑張っているのだろう。あの頃欲しかったものはもう全てあるじゃないか。」

私を本当に幸せにしてくれるもの、愛する家族が健康で幸せにいてくれること、こんな大切な仲間たちに出会ったこと、人生を支える音楽に出会ったこと。それらは全て、自分の努力に関係なくただ「与えられたもの」であることに気付き、愕然とします。

「私は何を頑張って来たんだろう。」数十年間、自分を見失って生きてきた?そんな回り道も、不器用な人間が成長するために必要だったのかもしれません。

今、イベント企画推進担当のプロボノとしてちょっと役立てているのは、必死だった頃に身に着けた実務遂行能力のおかげ。だからまあ良かったのかな。それくらいかな。

~STORIA(代表あやさん)との出会い~

みんな、代表のあやさんに、そしてSTORIAに出会ってから人生が変わった、ということをそれぞれの言葉で語るのです。

長年プロボノとして関わり、今年からスタッフとして参加したまきちゃんはいつもこう言っています。
「綾子さんにもらった「まきちゃんはね、まきちゃんのままでいいのよ」で私の人生は大きく変わったんです。

誰かに自分のことをありのままに受け止めてもらったのは初めてで、じわじわと心があたたかくなったことを覚えています。」

いつもひたむきで頑張り屋のスタッフ:まきちゃんの言葉

「自分がSTORIAにそうしてもらったように、私も周りの人の背中を押したいし、一人ひとりが自分らしくありのままに生きてほしいと願っています。

可能性がきらりと輝く瞬間をたくさんみるほどに、自分にも返ってくるように感じるんです。

私がもらった愛情を次に渡していきたいと思っています。
それは自分のように悲しい思いを他の人にはさせず、
生きててよかったと思ってほしいからなんです。」

~癒される居場所~

サードプレイスに関わった人はみんな口を揃えて言います。
「STORIAを知る前は『可哀想な人を助ける場所』とか思っていたけど、居れば居るほど、自分が元気を貰っている、支えられていることを感じます。」

サードプレイスの子どもたちが大好きなスタッフ イタチさんの言葉:

「子どもたちの笑顔、子どもたちとのエピソード」を思い出すだけで"幸福感"を与えてもらっています。

昔は与えたら与えっぱなしでなにも自分に残らず、ただ自分だけが疲弊していく感覚がありましたが、STORIAと出会ってからは与えた以上のものをもらっているな、と思います。ともに生きている、という感覚です。
また、『だから私はここにいるのか。。。』と思う場面が何度もあり、運命的なものを感じる瞬間もあります。」

~また与える旅に出る~

そして、傷を癒し、受け止めてくれる仲間がいることを知った私たちはまた旅に出られるのです。またちょっとつまずくかも知れないけど。

プロボノのムードメーカー いけっちの言葉:

「むかし0歳だった長男をお風呂に入れてる時、「今、手を放したら死んでまうなあ」と思ったことがある。その瞬間、長男は笑った。満面の笑みだった。

私の息子は弱さを100%さらけ出していた。そして、そのおかげで、私は、自分の存在する意味や必要性を実感することができた。

STORIAは、大人も子どもも、安心して弱さを見せられる場かもしれないと感じた。そして、その側には誰かがそっといるような場。」

いつも広告物の素敵なデザインを手掛けてくれるプロボノ うっちーの言葉:

「STORIAは与える人になることを与えてくれる場。」

~代表あやさんのジャーニー~

STORIA代表のあやさんは、いろんなイベントでこれまでの活動に至った思いを語ってくださいました。

ご自身が困難のある家庭で育ったこと。
企業でいち部門を率いるまでの活躍をしても、心が喜ばなかったこと。

ご自身のお子さんが一番大切なことをあらためて想い、企業のキャリアから身を引いたこと。
東日本大震災の避難所での数ヶ月の生活。大切な人を失った方が周りにたくさんいらっしゃる中で、なぜ私と大切な子どもが生かされたのだろうと問い続けたこと。
STORIAを立ち上げ、子どもたちと過ごして、今は「ただただ、本当に愛する人生を送らせてもらったなあ」と思っていること。

そして、STORIAに出会った私たちひとりひとりが、あやさんが辿った道のりを追体験しているのでした。

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