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読書日記~監修:桑原茂一2「これ、なんですか?スネークマンショー」編。

 しかし、寒いですねー。ちょっとした事情がありまして、我が家は更に寒くなってますが。。
その辺の事情は多分後々説明するかもしれませんが。。しないかもしれません。

 こういう不条理な気分の時に読みたくなる本が私にはありまして、白熱したサッカー中継に視線をやりつつ読んでいる次第です。

・監修:桑原茂一2「これ、なんですか?スネークマンショー」(新潮社)

 スネークマンショーといえば、私が中学生の頃、発売されたイエローマジックオーケストラ(YMO)の25cmLP『増殖』に入っていたこで大ブームになったんですよね。
あの小林克也さんと伊武雅刀さんの物真似を聞いたこともやったこともない同世代の人は少ないのではないでしょうか?

 さて、この本はスネークマンショーの成り立ちやその歩みについて詳細に書かれていて、読み物として面白い上に資料性が高いという非常にありがたい本であります。
個人的に嬉しいのは井上瑤さんについて書かれた部分でして、とある有名アニメーションに声優として参加していた井上さんのファンだった私にとっても貴重なエピソードが載っているんですよね。
あの声だけではなく、多才な人だったんだなと胸を熱くしながら読んでいます。。

 そして、スネークマンショーの音楽に対するエピソードも最高です。
YMOやプラスティックスのみならず、加藤和彦さんや現在映画音楽などで活躍中の梅林茂さん、サンハウスとシーナ&ロケッツの奈良俊博さんにビリヤードのプレイヤーになった羽山伸也さんのEXにムーンライダーズなど。EXについては彼らの未発表曲集『EX2』収録曲「RE-MAKE/RE-MODEL」(ロキシー・ミュージックのカヴァー)は実はスネークマンショー用の録音で、(アルバムの小暮秀夫さんによる詳細なライナーによると)しかも細野晴臣さんのプロデュースによるものだったという。

 そして、巻末のラジオスネークマンショー不完全選曲リストがとにかく圧巻です。
メチャクチャ小さい字に込められたエネルギーに感動してしまいますね。

 この本が発売されたのは2003年の年末だから、もう10年近く経ったということになるんですね。
ちょっと信じられない。。
それだけ頻繁に大事に読んできたということなのでしょう。
ありがとうスネークマンショー。

 ではまたー。

 

 

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