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小説など

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どこのマガジンに入れようか迷った、そんな雑多マガジン。 どれもお気に入りの、だいすきな作品たちです
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乱文

乱文

仕方ない、と呟いた
仕方ない、仕方ない、仕方ない、仕方ない、仕方ない、
よし、もう帰ろう。

ア、でもアレが終わっていないや
や、でもしなくたって死にはしないさ。
え、でも、
「はーあ。」
仕方ない、仕方ない、仕方ない、仕方ない、仕方ない、
「はー。落ち着いたか?
帰ろ。帰ろうや、もう」

”自己肯定感低めの完璧主義”
それが、私だ、と思っている

(何々が決められない
アレが終わって

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”怒り”を私なりに砕く

”怒り”を私なりに砕く

いつからだろうか。
激しい怒りを受けた時、または自分の中にボコボコと怒りが湧いた時、こう考えるようになったんだ。

「今、1番大事にすべきことは何だ?」
「1番大事にすべき、感情はどれだ?」

怒りのままに言葉を吐き、投げつけ、“怒り”そのものに次第に飲み込まれていくと、それらの大事な気持ちや元々の感情が、見えなくなるように感じるんだ。
モヤモヤと薄れるような…、“怒り”そのものに感情が支配さ

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am8:00

am8:00

今日は、休みだ。
久しぶりにゆっくり起きられた。
まだ寝ぼけた目を光に慣れさせようと外をふと見ると、ぱらぱらと既に人が歩いている。

ーああ、もう社会は起きていて、
ー生活は、始まっているのか。

私はそう不思議に思い、まぁ当たり前か、と自身につっこみながらもまた動き出した。

たまにはこうして、ゆっくりと朝の光を浴びるのも悪くない。
よし、私も帰って、出掛ける準備をするとしようか。
#小説

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ファンタジーに溺れていたい

ファンタジーに溺れていたい

いつもの布団、いつもの枕
机のライトを薄く照らし、紙を開く。

寂しい気持ちになっていた。
どうにも気持ちが下降経路を揺蕩う。
そんな時は、ファンタジーに逃げ込もう。

栞を挟んだところから、文を追い始める。
追い始めた目はだんだんと、その世界の妄想に、浸っていく。
うーん、もうひたひたである。

終わる頃には、ゆるゆる笑顔が戻っていく。
恋人への愛を、歌い出したい気分が戻ってきている。

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