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10歳違う人の「老後プラン」を聞いても、まったく参考にならないなぁ。

つい最近、住んでいるマンションの管理組合で、理事長を拝命しました。
いやーー 自分がこんなことを引き受けるなんて、20年前にはまったくイメージしていなかったので、なんと遠くまで来たもんだ と。

マンション管理組合の理事長になった

去年から「若返り」というか「世代交代」をはかっており、ひよっこ理事長をサポートするために歴代理事長経験者による監事制度も整えました。ということで、10歳前後年長の男性陣に、あれこれ相談することが増えております。

実はそのゾーンの男性は、兄たちと同世代ですので、私としてはとても話しやすくコミュニケーションのとりやすい人たちでもあります。さらに上の「親世代」との価値観の違いや、そこから派生する対立~トラブルもなんとなく想像できますし。

だからといって、共感度が高いかというと、そうでもありませんwww
10歳上だと、社会人になってからバブルを経験しているわけで、経済的な余裕がダンチ(段違い)です。ましてや、性別も違うので、そりゃもう・・・いろいろとねぇ。

最近、東洋経済さんでこの記事を読んだのですが

同じ会社出身だけど、私は「星」じゃなさそう

私と同じく、野村證券のご出身。「定年後の星✨」ですって。
うらやましい。
特集に合わせたのかもしれませんが、東洋経済って、このくらの世代の読者が多いんでしょうか・・・なんだか、ちょっと媒体に対する親近感が目減りしました。私は読者ターゲットじゃないんだな、と。

こんだけ貯金があって、こんなに年金もらって、
さらに定年後も働ける場所があって
条件が違い過ぎて、参考にできる部分がありません。
私の世代でそう思うんだから、さらに10くらい下の団塊ジュニアたちが読んだら・・・いや、読まないから、こういう記事でいいのかな。

話をマンションの管理組合に戻しますが、
同じマンションに住んでいても、いま80歳の人と60歳の人と40歳の人とでは、気にすることが違うんです。
80歳の人は、20年後にマンションが朽ちていても問題はないだろうし、いまのご近所づきあいに多少問題があっても、もう「逃げ切り」できる感じになっていると思います。
60歳の人は、資産として譲る子どもがいるかどうかで、けっこう考え方がわかれそうな世代です。「売却して、サ高住にでも移ればOK」みたいな人もいれば、「リフォームして賃貸に出し、その収入を自分たちの暮らしにあてる」という人もいれば、「しっかり資産価値を保って相続」という人もいるからです。
40歳前後だと、「子育てによいまちだから」とファミリーで暮らしている人が多くなり、暮らしで重視するスペックが上の世代とはまるで違います。でも忙しいので、管理費や積立金が何に使われているのか、きちんと把握できていないことが多いし、管理組合の動きにも鈍感。

どこが心配でどこが不安か、世代によって違う

こうやって考えると、仕事でもプライベートでも、
忙しくて大変な人ほど、先を見据えて考える時間的な余裕がなく、その余裕のなさが経済的な余裕を生み出す妨げにもなり、ようやく一息ついた頃には、体力・気力が衰えてきて憂鬱、となりそうです。

でもまぁ、隣の芝生が青い ってだけかもしれません。
今シーズンのドラマのなかで、わりと好きな
「けむたい姉とずるい妹」みたいなもんで。

私は、同級生たちに比べると親が高齢になってからの子どもだった分、まだ体力・気力が残っているうちに親と別れるタイミングが来たので、結果的に自分の老後をゆっくり考えることができているのかもなぁ と、恵まれていることも自覚しております、はい。

とかいって油断していると、結婚しなかったこと、子どもも産まなかったことが、今後じわじわと私を苦しめるかもしれまぜん。
そこはなんとか、うっすらと血縁のある甥・姪を頼りつつ、地縁で助けあるように自分にできること(それこそ管理組合の理事長みたいなこと)をやっていくつもりです。

私自身、紙媒体の仕事もしているので、ターゲットを絞る難しさを感じつつ書くのですが、「自分はマイノリティである」という人が、この先どんどん増えてきて、マジョリティに向けたつもりの特集記事が成り立たなくなるような気がしています。いや、すでに成り立っておらず、単に広告主のオーダーに合わせているだけなのかもしれません。
となれば、私も仕事として原稿を書くだけでなく、自分のメディアを更新して、自分と似たようなマイノリティさんたちに情報を届けたり、共感でつながれる仲間をみつけたりしなくっちゃー ですね。

書くことを仕事にしている人ほど、ブログが続かないって話をよく聞きますが、私もまさにそれ・・・。半年ぶりの投稿です(書き出すと長文)。

もっと気軽にやればいいんでしょうが。音声だと、それができるんだが。

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