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皮膚は色を感知する

ここのところ、皮膚の奥深さについて記していますが、今回は皮膚は色を感知するということについて

このことは、傳田光洋氏の記事にも下記のことが記されていました。

「角層の破壊前のレベルを 100、バリア破壊後を0とします。これを暗い所に置くと、約 24 時間で 100 に戻ります。ところが、バリア破壊後に 1 時間、赤い光にあてるとより早く回復 し、緑と白は暗いところとほぼ同じ、そして青い光では回復が遅れることが分かりました。」

皮膚治療には「赤外線治療」があります。
子供の頃(今も同じ皮膚科に通院していますが、、)よく皮膚科で、「赤外線」を患部に当てられたことが記憶に残っています。
赤い光を当てると回復が早くなるということ、皮膚は色も識別するということが不思議です。

では、皮膚の上に着用する下着、服の色も関係はあるのでしょうか。
もしも、下着、服の色も影響があるのだとすると、バリア機能が破壊された皮膚には、回復が早くなる色の下着、服を着用するというのも意味があるのかもしれません。

よく「勝負の時は赤いパンツをはく」という方がいらっしゃいます。
人によっては「ピンク色のパンツ」ということも聞いたことがありますが、どちらも「赤」系です。
「赤」には、情熱、活力、エネルギー、生命力、怒り、積極性、興奮 等の意味合いがあると言われています。
上記のように色が持つエネルギーについては、数多くの本や又は専門家の方がいらっしゃるので、その効果に間違いはないのだと考えます。
客観的に視覚では、その色が持っているエネルギーやイメージを感じることができます。また、自分自身が身につける服装についても、視覚に入ることで、エネルギーを感じることは、認識できます。

常に視覚で確認ができない「下着」はどのように、自分自身で認識するのか不思議に感じます。
身につけた時は認識していたとしても、その上から服を着てしまえば、その内忘れてしまうのではないでしょうか。
脳では忘れていてもどこかで認識しているから効果があるということなのでしょう。
赤い下着を付けると体温が上がり、血液循環が良くなる効果があるとも言われています。
この赤い色は何が感知しているのか不思議に感じましたが、上記のように皮膚に色を感知する機能があるとすれば、理解が容易いです。

「皮膚」に色を感知する機能があるのならば、ダメージを受けた皮膚も身につける下着や服によって回復の差が生じるのでしょうか。
少なからず、影響があるのであれば、身につけるものの色はとても大切であると考えます。

私自身は、アトピー性皮膚炎、敏感肌に悩んでいる方が着心地よく着られる服を制作しています。
色により回復の度合いに変化がるのであれば、この色が持つエネルギーを蔑ろにはできません。
また、色により回復を早めることができるならば、望んだり、叶ったりです。
私を含め、数多くの方がアトピーに苦しんでいます。
少しでもお役に立てるような服づくりをしていこうという気持です。

改めて、「皮膚」とは奥が深い臓器であると感じています。

eri kaneko
アトピー性皮膚炎 敏感肌にやさしい服 SUMIRE



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