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もしも逢えずにいたら

本日の一枚
撮影地:ハワイ・マウイ島
この世界中にある様々な花の中で2番目に好きな花。ハイビスカス。その中でも一番好きな色。

こんにちは、Summerです。

1991年にリリースされた、高橋真梨子さんの名曲「for you…」
ラジオでこの曲が流れてきて、この一節を聴いていろんな思いが駆け巡った

もしも逢えずにいたら 歩いてゆけなかったわ

for you… 高橋真梨子

この曲は、おそらく恋人と別れた主人公と、その時に支えてくれた男性の物語だと思います。
「もしもあなたがいてくれなかったら、あの時の私はもっと落ちていた。手を引いて、前を向かせてくれたのはあなただった。」という主人公のなんとも言えない感謝や愛の気持ちが伝わってくる

その人と出会ったことで人生が動きだす、
そんな人生のキーパーソンはあの人だと思い浮かぶ人がいるだろうか?

不思議なもので、人生のほとんどは出会った人で決まると言っても過言では無い。
人は一人では生きていけないから、生活の中で色んな人と出会い、その人たちと人生を歩んでいく。

私はこの歌詞を聴いて、「この人に出会わなかったら今の私はないな」と思うある人のことを思い出した。

彼に出会ったことで、私の人生は大きく変わった。

当時の私は、とってもネガティブで自分に自信がなかった。
自分のことを愛してくれる人なんてそうそういないと思っていたし、愛してもらうには自分が可愛くないといけないと思っていた。相手のことを思いやるということを、我慢という自分の犠牲の上で成り立たせようとしていた。
恋人に依存していたし、恋人が異性とご飯に行くのでさえも嫌だった。
自分の自信のなさから、言葉で愛を伝えてもらわないと不安だったし、相手の人生と自分の人生を混同させていた。

彼は、脅威のポジティブ思考で、自信家。
めんどくさいことはしなくて、はっきりしている。拍子抜けするくらいあっけらかんとしていて、心の奥では自分の芯を持っている。
愛を言葉で伝えるタイプではなかった。

私は、なぜかそういう人に惹かれる。
人間は自分の持っていないものを持っている人を好きになるというから、そういうことなんだと思う。
結局、そういう人とお付き合いをしても自分の幸せは満たされないから、幸せになれなかった。

でも、彼だけは違った。
彼と出会って、私の自信の無さは消えていった。

この人しかいないと思うほど、好きで好きでしょうがない人に出会ってしまうと、自分の根本的な性格も変わっていくのか、と驚いた。
一年前の自分とは全く別人であると自分でも思う。そして、今の自分の方が断然好きだなとつくづく思う。

彼に出会えたことで、自分の人生の運をほとんど使ってしまったんじゃないかと思える。今は、彼とはお付き合いをしているような関係ではないけれど、それでも私はいい。

彼に出会えただけで、もう十分だから。
今の関係がどうであろうと、それはどうだっていい。

私は今の私が大好きで、私が私であるのは彼のおかげだと自信を持って言えるから。

もしも逢えずにいたら、今の私の人生を歩めていなかった。







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