す~さん

楽器と歌、工具と作品、種と作物 Do it myself YouTubeチャンネルも見…

す~さん

楽器と歌、工具と作品、種と作物 Do it myself YouTubeチャンネルも見ろよ

最近の記事

大根餅はじめました

畑の大根に次々と薹が立つじゃないの。 ※ 「薹が立つ」とは、 「年頃を過ぎた」という意味で女性に対して遣われる言葉だ。 今のご時勢ではあれこれの方面からお叱りを受けそうな表現である。 元々は、植物の花芽が伸びてくることを言う。 蕗の薹(ふきのとう)の薹である。 気温が上がってくると、ニョキニョキと薹が立ってくる。 薹が立ってくると、大根の大根たる大根部分はまるっきり育たなくなる。 栄養はとにかく薹に行く。 花を咲かせ、種を付け、次の世代を遺すことに全力が注がれる。

    • 桜餅はじめました

      玄関の前に桜の木が有る。 大島桜だろうか。 淡い色の花が咲く頃には、新芽も出ている。 太く育ったが、20年くらい前に大枝を切った傷から木が傷み、 そこに蟻やテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)やらが付いて更に傷み、 幹はボロボロになっている。 けれど、反対側の大枝が生きていて、毎年よく咲く。 木を伐るなら冬が適期である。 冬来たりなば春遠からじ。 「今度の春の花を見たら伐ろう」と思う。 花が終わったら、「冬に伐ろう」と思う。 冬が来たら「今度の この繰り返しで何年経つ

      • 喉元過ぎて熱さを忘れる私

        患者さんは、以前の痛みを忘れる。 治ってしまうと、忘れる。 治してもらったことも忘れたりする。 そういうものだ。 ※ 幼なじみDに久しぶりに会った。 道端で10分ほどしゃべり、 帰る方向に歩きながらしゃべり、 数十メートル先でまた立ち止まって10分ほどしゃべり、 帰る方向に歩きながらしゃべり、 数十メートル先でまた立ち止まって20分ほどしゃべった。 帰宅してから時計を見て、これくらい時間が経っていたのだと気付いた。 体感的には15分くらい。 話は尽きぬのだ。 ※

        • す~さん嘘つかない

          天気が変わりやすい。 いや、天気予報が変わりやすい。 いやいや、天気予報が変わりやすいのは天気が変わりやすいからであって ※ 以前、水道メーター検針の仕事をしていた。 外を歩き回る仕事である。 なるべく雨が降っていない方が仕事は楽だ。 雨が降りそうなら、降り始める前に仕事を片付けたい。 今雨が降っているなら、止んでから仕事を始めたい。 強い欲求は人間の能力を高めるのである。 ベテラン検針員のおばちゃんの予報は、気象庁発表より信頼がおけた。 私も勘が備わって、 仕事から

        大根餅はじめました

          消える文章と花粉症

          15年くらい、gooブログを利用している。 そのうち10年以上は毎日更新していた。 ここ数ヶ月は週に1回くらいのペースになっている。 ※ そんな中、gooブログのシステムが変わった。 フォームの形が変わった。 使いやすくなった部分も有る。 ※ いつものように、新規投稿画面で文章を書いた。 そのままウィンドウを開きぱなしにして、推敲を重ねる。 今回はちょっと真剣な内容を丁寧に書いた。 いつも1500字から2000字におさめるのだが、 2200字になった。

          消える文章と花粉症

          す~さんという私

          それまで苗字で呼ばれていたのが、 ある人が突然、「す~さん」と呼んだ。 あんまり突然呼んだことの意外さ面白さと、 田舎のスナックのカウンターの奥に居座ってそうな呼び方が馴染んだのか、 すぐにみんな私のことを「す~さん」と呼ぶようになった。 私は当時、父親との関係が悪化していった頃だった。 分籍しようか苗字も変えようか、などとまで考えていたので、 苗字ではなく通り名で呼ばれるのは心地良く受け入れた。 ※ 犬の散歩で知り合った人が、 「ウーゴくんのママ」などと

          す~さんという私

          うんチョコレートブラウニー

          毎月一日は法螺を吹いている。ぱおー ブログなんてものはそもそも嘘八百だと思っている。 私のブログを読んだ方から、 自己を赤裸々に語っているという感想を頂くことがよく有る。 ふ。 そんなわけ無い。 書いていない事のほうが多い。 事実のうち、ほんの一部分しか書いていない。 私の事を赤裸々に書いたら、R指定えらいこっちゃになる。 赤裸々な話が聞きたいなら、何回か酒を奢れってえの。 政治家や有名人やタレントの発言の、 一部分だけを切り取ったものが、 インターネット上で流布し、

          うんチョコレートブラウニー

          ブラウんニー

          飼い犬ウーゴくんは、毎朝、ドッグランで排便する。 飼い主の私は、それをすぐに拾って持ち帰り、処分する。 以前の飼い犬ジーロくんのウンチは、いいにおいだった。 深く吸って嗅いでも、いくらでも嗅げた。 ウンチのにおいではあるのだけれど、くさくて不快!という感じではなかったのだ。 ウーゴのウンチのにおいは、ジーロのウンチのにおいより、強い。 だから、それまで使っていた袋では、においが洩れて臭い。 においカットゴミ袋とかなんとかいう商品も試してみた。 黒くて中身が見えないのは良

          ブラウんニー

          サンスクリット独習ユーティリティ 後篇

          ●パーニニ文法 そもそも「文法学」というものは、サンスクリットの分析から始まったのだ。 サンスクリット文法学が基になって、後々の各言語の文法学が発展したのだ。 しかも、パーニニという人が経典にまとめているという。 それが紀元前4世紀頃だというのだ。 という言説に触れて、興味が募る。 そういう私のようなおっちょこちょいサンスクリット初心者は、けっこういる。 頑張ろうぜ! 学んでいくと、パーニニ以前にもサンスクリット文法学は有ったようだし、 パーニニ以後も、更に洗練すべく研究

          サンスクリット独習ユーティリティ 後篇

          サンスクリット独習ユーティリティ 前篇

          サンスクリットを独習し始めたのが、えーと、2016年の秋頃だから、 何、7年半前か。 その後、こりゃあ手に負えねえと思って、検索しまくり、 東大仏教青年会の講座を見付けて、隔週の初級講座に通った。 その上には上級講座が有ったが、 上級講座は上級過ぎて、とても付いて行けなかった。 困った。 初級文法を終えたくらいで読めるようなテキストを探して、読んでみたりした。 文法書の尻に付録していたり、 解説や語彙集が付いている読本を手に入れてみたり。 しかし、導き無しでは険しかった。

          サンスクリット独習ユーティリティ 前篇

          今でも捜しているよ

          机の上はいつもごっちゃごちゃである。 大量のノートが積み重なり、沢山のメモが山積みになっている。 山はいい。 時系列で地層になっている。 だから、最近のものは浅い所に在るし、 ずいぶん前のメモは深く埋もれている。 こういう人は、パソコンのデスクトップもアイコンがびっしり並ぶ。 デスクトップと机の上は電脳もリアルも同じことになるんだ。 パソコンで何かを見失っても、検索すればすぐに見付かる。 現実では、埋もれた紙切れはなかなか見付からない。 なんのためのメモなんだから分から

          今でも捜しているよ

          風こわいの犬

          寝ている私の肩に、犬が「お手」をしてくる。 「起きて。」 起きてみると、時計の針は0時半を指している。 昼間からの風がずっと強いので、 それを怖がって飼い犬ウーゴくんは眠れないようだ。 「起きて。避難しないと。」 私が寝たふりをしても、続けてお手してくる。 「なんかガタガタ言ってるよ。怖いよ。」 「ねえってば」 私は眠れやしない。 ※ ちょっとの物音も怖がる。 壁に映ったスマホのライトも怖がる。 お線香の煙が揺らぐのも怖がる。 荷物をちょいと床に置いても怖がる。 あ

          風こわいの犬

          木の盾なんか届くわけがありません

          昨日は一日だった。 毎月一日には法螺を吹くことにしている。 嘘っぱちを書くのだ。 常日頃からつくり話をするのが好きだ。 うんちくめいたことを語り尽くした最後にうっそぴょーん と言う。 非道。 喜んでいただける場合が多いのだが、 うっかりすると怒られる。 なんなら関係性が壊れる。 だから、壊れようの無い関係の有る相手にしか やらないように心掛けてきた。 そんな慎重さと裏腹に、インターネット上のブログで法螺を書くとか なんなの。 しかも特定の社名を登場させるのはどうかと

          木の盾なんか届くわけがありません

          木の盾が届きました。

          もう長年使っている郵便受けなのだが、実は気に入っていない。 A4サイズの本が入る梱包が、入らないのだ。 幅は充分に有る。しかし、 入り口にちょいと庇(ひさし)が出ている。 この庇のせいで、物が斜め上に向かって入っていく。 で、つっかえて、入り切らない。 しばしばメルカリで本を買うけれど、 薄いコンパクトな梱包もうまく入らない。 ※ あんまり入らないので、玄関脇に「置き配ボックス」を置いている。 ただの木箱を置いて、玄関の扉の横に、 「置き配OKです。下の箱に入れてくだ

          木の盾が届きました。

          古着でワクチンが楽ちん

          母は90歳パーキンソン病ヤールⅣ、要介護5で、 特別養護老人ホームに入居している。 国語国文学者で、万葉集を専門としていたようだ。 わりと有名な国語学者の大野晋の弟子ってところだ。 音声学は第一人者の服部四郎に師事したようだ。 服部先生の紹介で、奄美大島の方言辞典の編纂をし、 その後は沖縄の方言調査に関わった。 大学の講師をしていた。 それで、ヨソイキの服がたくさん有る。 山ほど有る。 押し入れの中には、いくつもの衣装ケースが有り、 開けても開けても母のお衣装が詰まっ

          古着でワクチンが楽ちん

          摘便を経て考える

          [あらすじ] 寝起き20分以内にすんなり排便という習慣が有る。 だから、便秘で困った経験はあまり無い。 そんな私が、硬い便と格闘すること1時間半。 自分で摘便した後、自分史上最大の一本糞をひり出して完了。 なぜ、こんなことになったのか。 一日くらい出ないことは今までも有ったが、 翌日、フツウに出ていた。 今回、硬い便と格闘しながら、思った。 もしかして、昨日だけじゃなくて一昨日も出なかったんだっけ? 思い出せない。 便通で困ったことが無いので、便通を記録するような習慣

          摘便を経て考える