す~さん

楽器と歌、工具と作品、種と作物 Do it myself YouTubeチャンネルも見…

す~さん

楽器と歌、工具と作品、種と作物 Do it myself YouTubeチャンネルも見ろよ

記事一覧

櫨折れる

庭の真ん中に、櫨(ハゼ)の木が在る。 大きく高く育つ種類の樹木である。 大きく高く育っちゃったんである。 だから、思い切ってぶった伐った。 地上1メートルくらいの…

す~さん
10日前

浮沈 (法螺懺悔)

毎月一日に法螺話を書いている。 サボる時はしっかりサボりつつ。 ※ だから昨日の話は嘘なんである。 ただ、私の嘘のよくあるパターンどおり、 途中から嘘である。 は…

す~さん
2週間前
1

我が国沈没

4月は畑仕事が引きも切らず。 毎日やる事が押し寄せる。 ※ 4年前に母が特別養護老人ホームに入居した。 介護の主な仕事は掃除と洗濯だったが、その手が離れた。 直後…

す~さん
2週間前
1

大根餅はじめました

畑の大根に次々と薹が立つじゃないの。 ※ 「薹が立つ」とは、 「年頃を過ぎた」という意味で女性に対して遣われる言葉だ。 今のご時勢ではあれこれの方面からお叱りを受…

す~さん
3週間前
1

桜餅はじめました

玄関の前に桜の木が有る。 大島桜だろうか。 淡い色の花が咲く頃には、新芽も出ている。 太く育ったが、20年くらい前に大枝を切った傷から木が傷み、 そこに蟻やテッポウ…

す~さん
3週間前
5

喉元過ぎて熱さを忘れる私

患者さんは、以前の痛みを忘れる。 治ってしまうと、忘れる。 治してもらったことも忘れたりする。 そういうものだ。 ※ 幼なじみDに久しぶりに会った。 道端で10分ほど…

す~さん
1か月前
1

す~さん嘘つかない

天気が変わりやすい。 いや、天気予報が変わりやすい。 いやいや、天気予報が変わりやすいのは天気が変わりやすいからであって ※ 以前、水道メーター検針の仕事をしてい…

す~さん
1か月前
2

消える文章と花粉症

15年くらい、gooブログを利用している。 そのうち10年以上は毎日更新していた。 ここ数ヶ月は週に1回くらいのペースになっている。 ※ そんな中、gooブログのシステム…

す~さん
1か月前
2

す~さんという私

それまで苗字で呼ばれていたのが、 ある人が突然、「す~さん」と呼んだ。 あんまり突然呼んだことの意外さ面白さと、 田舎のスナックのカウンターの奥に居座ってそうな…

す~さん
2か月前
3

うんチョコレートブラウニー

毎月一日は法螺を吹いている。ぱおー ブログなんてものはそもそも嘘八百だと思っている。 私のブログを読んだ方から、 自己を赤裸々に語っているという感想を頂くことがよ…

す~さん
2か月前
2

ブラウんニー

飼い犬ウーゴくんは、毎朝、ドッグランで排便する。 飼い主の私は、それをすぐに拾って持ち帰り、処分する。 以前の飼い犬ジーロくんのウンチは、いいにおいだった。 深く…

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2か月前
2

サンスクリット独習ユーティリティ 後篇

●パーニニ文法 そもそも「文法学」というものは、サンスクリットの分析から始まったのだ。 サンスクリット文法学が基になって、後々の各言語の文法学が発展したのだ。 し…

す~さん
2か月前
2

サンスクリット独習ユーティリティ 前篇

サンスクリットを独習し始めたのが、えーと、2016年の秋頃だから、 何、7年半前か。 その後、こりゃあ手に負えねえと思って、検索しまくり、 東大仏教青年会の講座を見付…

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2か月前
4

今でも捜しているよ

机の上はいつもごっちゃごちゃである。 大量のノートが積み重なり、沢山のメモが山積みになっている。 山はいい。 時系列で地層になっている。 だから、最近のものは浅い…

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3か月前
2

風こわいの犬

寝ている私の肩に、犬が「お手」をしてくる。 「起きて。」 起きてみると、時計の針は0時半を指している。 昼間からの風がずっと強いので、 それを怖がって飼い犬ウーゴ…

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3か月前
2

木の盾なんか届くわけがありません

昨日は一日だった。 毎月一日には法螺を吹くことにしている。 嘘っぱちを書くのだ。 常日頃からつくり話をするのが好きだ。 うんちくめいたことを語り尽くした最後にうっ…

す~さん
3か月前
2
櫨折れる

櫨折れる

庭の真ん中に、櫨(ハゼ)の木が在る。

大きく高く育つ種類の樹木である。
大きく高く育っちゃったんである。
だから、思い切ってぶった伐った。

地上1メートルくらいの所で二又に分かれているので、
3年前に1本、2年前にもう1本を伐った。

なぜそこで二本に分かれているかと言えば、
もうずっと前にそこで伐ったからに他ならない。
まだ父が元気だった頃に伐ったのだろう。憶えていない。



伐った所か

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浮沈 (法螺懺悔)

毎月一日に法螺話を書いている。
サボる時はしっかりサボりつつ。



だから昨日の話は嘘なんである。
ただ、私の嘘のよくあるパターンどおり、
途中から嘘である。

はーて、昨日何を書いたかなんて、もう忘れたよ。



ただ、老母の戦争体験の話は本当である。
老母が本当の事を言っていたなら、という条件付きだが。
昭和8年生まれの母は、戦争中に目黒区の大岡山小学校に通っていた。

環状七号線の計画

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我が国沈没

我が国沈没

4月は畑仕事が引きも切らず。
毎日やる事が押し寄せる。



4年前に母が特別養護老人ホームに入居した。
介護の主な仕事は掃除と洗濯だったが、その手が離れた。
直後に年老いた犬も世を去った。

心身にゆとりができたので、庭仕事ができるようになった。
今までの数年間ほったらかしだったので、ずいぶん荒れていた。

母は戦中戦後に十代を過ごした。
国中が貧しかった。食べるものが無かった。
みんな自分で

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大根餅はじめました

大根餅はじめました

畑の大根に次々と薹が立つじゃないの。



「薹が立つ」とは、
「年頃を過ぎた」という意味で女性に対して遣われる言葉だ。
今のご時勢ではあれこれの方面からお叱りを受けそうな表現である。

元々は、植物の花芽が伸びてくることを言う。
蕗の薹(ふきのとう)の薹である。

気温が上がってくると、ニョキニョキと薹が立ってくる。

薹が立ってくると、大根の大根たる大根部分はまるっきり育たなくなる。
栄養は

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桜餅はじめました

桜餅はじめました

玄関の前に桜の木が有る。
大島桜だろうか。
淡い色の花が咲く頃には、新芽も出ている。

太く育ったが、20年くらい前に大枝を切った傷から木が傷み、
そこに蟻やテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)やらが付いて更に傷み、
幹はボロボロになっている。

けれど、反対側の大枝が生きていて、毎年よく咲く。

木を伐るなら冬が適期である。

冬来たりなば春遠からじ。
「今度の春の花を見たら伐ろう」と思う。
花が

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喉元過ぎて熱さを忘れる私

患者さんは、以前の痛みを忘れる。
治ってしまうと、忘れる。
治してもらったことも忘れたりする。

そういうものだ。



幼なじみDに久しぶりに会った。
道端で10分ほどしゃべり、
帰る方向に歩きながらしゃべり、
数十メートル先でまた立ち止まって10分ほどしゃべり、
帰る方向に歩きながらしゃべり、
数十メートル先でまた立ち止まって20分ほどしゃべった。

帰宅してから時計を見て、これくらい時間が

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す~さん嘘つかない

す~さん嘘つかない

天気が変わりやすい。
いや、天気予報が変わりやすい。
いやいや、天気予報が変わりやすいのは天気が変わりやすいからであって



以前、水道メーター検針の仕事をしていた。
外を歩き回る仕事である。
なるべく雨が降っていない方が仕事は楽だ。

雨が降りそうなら、降り始める前に仕事を片付けたい。
今雨が降っているなら、止んでから仕事を始めたい。

強い欲求は人間の能力を高めるのである。
ベテラン検針員

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消える文章と花粉症

15年くらい、gooブログを利用している。
そのうち10年以上は毎日更新していた。
ここ数ヶ月は週に1回くらいのペースになっている。



そんな中、gooブログのシステムが変わった。
フォームの形が変わった。
使いやすくなった部分も有る。



いつものように、新規投稿画面で文章を書いた。
そのままウィンドウを開きぱなしにして、推敲を重ねる。

今回はちょっと真剣な内容を丁寧に書い

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す~さんという私

それまで苗字で呼ばれていたのが、

ある人が突然、「す~さん」と呼んだ。

あんまり突然呼んだことの意外さ面白さと、

田舎のスナックのカウンターの奥に居座ってそうな呼び方が馴染んだのか、

すぐにみんな私のことを「す~さん」と呼ぶようになった。

私は当時、父親との関係が悪化していった頃だった。

分籍しようか苗字も変えようか、などとまで考えていたので、

苗字ではなく通り名で呼ばれるのは心地良

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うんチョコレートブラウニー

毎月一日は法螺を吹いている。ぱおー

ブログなんてものはそもそも嘘八百だと思っている。
私のブログを読んだ方から、
自己を赤裸々に語っているという感想を頂くことがよく有る。

ふ。
そんなわけ無い。

書いていない事のほうが多い。
事実のうち、ほんの一部分しか書いていない。
私の事を赤裸々に書いたら、R指定えらいこっちゃになる。
赤裸々な話が聞きたいなら、何回か酒を奢れってえの。

政治家や有名人

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ブラウんニー

飼い犬ウーゴくんは、毎朝、ドッグランで排便する。
飼い主の私は、それをすぐに拾って持ち帰り、処分する。

以前の飼い犬ジーロくんのウンチは、いいにおいだった。
深く吸って嗅いでも、いくらでも嗅げた。
ウンチのにおいではあるのだけれど、くさくて不快!という感じではなかったのだ。

ウーゴのウンチのにおいは、ジーロのウンチのにおいより、強い。
だから、それまで使っていた袋では、においが洩れて臭い。

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サンスクリット独習ユーティリティ 後篇

サンスクリット独習ユーティリティ 後篇

●パーニニ文法

そもそも「文法学」というものは、サンスクリットの分析から始まったのだ。
サンスクリット文法学が基になって、後々の各言語の文法学が発展したのだ。
しかも、パーニニという人が経典にまとめているという。
それが紀元前4世紀頃だというのだ。
という言説に触れて、興味が募る。
そういう私のようなおっちょこちょいサンスクリット初心者は、けっこういる。
頑張ろうぜ!

学んでいくと、パーニニ以

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サンスクリット独習ユーティリティ 前篇

サンスクリット独習ユーティリティ 前篇

サンスクリットを独習し始めたのが、えーと、2016年の秋頃だから、
何、7年半前か。
その後、こりゃあ手に負えねえと思って、検索しまくり、
東大仏教青年会の講座を見付けて、隔週の初級講座に通った。

その上には上級講座が有ったが、
上級講座は上級過ぎて、とても付いて行けなかった。
困った。
初級文法を終えたくらいで読めるようなテキストを探して、読んでみたりした。
文法書の尻に付録していたり、
解説

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今でも捜しているよ

机の上はいつもごっちゃごちゃである。
大量のノートが積み重なり、沢山のメモが山積みになっている。

山はいい。
時系列で地層になっている。
だから、最近のものは浅い所に在るし、
ずいぶん前のメモは深く埋もれている。

こういう人は、パソコンのデスクトップもアイコンがびっしり並ぶ。
デスクトップと机の上は電脳もリアルも同じことになるんだ。

パソコンで何かを見失っても、検索すればすぐに見付かる。

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風こわいの犬

寝ている私の肩に、犬が「お手」をしてくる。
「起きて。」

起きてみると、時計の針は0時半を指している。
昼間からの風がずっと強いので、
それを怖がって飼い犬ウーゴくんは眠れないようだ。

「起きて。避難しないと。」
私が寝たふりをしても、続けてお手してくる。
「なんかガタガタ言ってるよ。怖いよ。」
「ねえってば」
私は眠れやしない。



ちょっとの物音も怖がる。
壁に映ったスマホのライトも怖

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木の盾なんか届くわけがありません

木の盾なんか届くわけがありません

昨日は一日だった。
毎月一日には法螺を吹くことにしている。
嘘っぱちを書くのだ。

常日頃からつくり話をするのが好きだ。
うんちくめいたことを語り尽くした最後にうっそぴょーん
と言う。
非道。

喜んでいただける場合が多いのだが、
うっかりすると怒られる。
なんなら関係性が壊れる。

だから、壊れようの無い関係の有る相手にしか
やらないように心掛けてきた。

そんな慎重さと裏腹に、インターネット上

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