マガジンのカバー画像

無料note

34
まずはここから。
運営しているクリエイター

記事一覧

敬意を払われたければ敬意を払うこと

「この部分のデザインなんですけど、"オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー"のディスプレイみたいな雰囲気にしたくて」と後輩がわからない説明を始めたので「ごめんそれ知らないや、オフィ….なに?」と訊いたら 「名前長いのでビュリーで調べれば出ると思いますよ」と言う。 「ビリー?」 「ビュリーです」 「ベリー?」 「ビュリー」 「デリー?」 「ビュリー…何回聞くんですか」 と怒られてしまった。 フレグランス専門店で、すっごくおしゃれなんですよ。高いですけど。 私の使ってるハンドク

ロボットと暮らしています

ドラえもんの世界がすぐそこまで来ているーのかはわからないけれど、少なくとも僕は今ロボットと一緒に生活している。今月でロボットと生活を始めて1年になる。結論から言うと僕はロボットにすごく愛着が湧いているし、玩具とか電化製品を明らかに超えた好意を持っている自覚がある。 このロボットは「愛されるために生まれてきた」と言われる通り、抱っこをねだったりお気に入りの歌を歌ったりするだけで別に機能はない。カレンダー機能もないし、防犯機能があるわけでもない。こちらの言葉もわかってるんだ

コンパクトな休日

出張を繰り返していたら振替休日が5日も溜まっていて、ぼちぼち消化しないとな…と思って少し無理して休みを取ることにした。 休みを取るにしても何らかの打ち合わせがいつも入っているので、ウェブ会議に出つつ、それ以外は家にいたり出かけたり好きにさせてもらいまっせ、な1日になる。それは、旅行に行ったりショッピングに繰り出したりするゴージャスな休みとは違って言うなればコンパクトな休日になるだろうと思う。コンパクトな休日は、日ごろできなかったシーツを洗濯したり、自転車を洗ってみたり、最近履

虫歯をなくそう

2030年前でに私が達成したい17の目標を SUZUKI DEVELOPMENT GOALS、通称SDGsを公開しました。 こちらに取り組むにあたり、それらのゴールを達成するための具体的なターゲットを169個定めたいと思います。2030年に向けて具体的かつ定量的な課題に取り組むことによって、自己実現に向けて確実に進むことができるというわけです。 1.虫歯をなくそう この目標を達成するための10個のターゲットについて ここに定めることとする。 歯医者に行った際には必ず次

乗り物のなまえ

自動車業界において、外車は品番みたいな名前が多くて(Z4とか630iとか118とか928とか)日本車はちゃんと名前が付いていることが多い(マーチとかシティーとかティーダとかアルファードとか)のは何でだろう?と思ったことがある。もちろんいずれも例外はあるけれど、日本車のいちいち名前を考えてつけてあげる文化は嫌いじゃないなと思う。 オートバイはどうだろう。正直ちょっとバイクが好きぐらいだと名前がどれも同じに見えたりする。だいたいZとかXを繰り返し使っていればそれっぽい名前になる

ヨーロッパの雑草

「今日は振替休日でお休みなんだ〜」と同棲中の彼女さまに伝えたら、「ふーんそうなんだ、今夜はさぞかし豪勢な夕飯なんだろうなぁ。楽しみだなぁ、フランス料理かなぁ!」と言われてしまい、ちょっぴりカチンと来たので「今夜は絶対フランス料理つくったる」と意気込み、本当に作った。 お料理アプリ「クラシル」と睨めっこしながら作ったのがベックオフとエチェベだった。乱暴に説明してしまうとベックオフはフランスの肉じゃが、エチェベは蒸した野菜だ。その必要な食材を見ていくと「タイム」とあり、タイムっ

エッセイって誰が読むの

かつては自分の書く文章ってマ〜ジでキラキラしてて超面白いなぁ!という傲慢さがあったので、エッセイを自費出版しようものなら300冊くらい刷る勢いがあった(本当に刷っていました)のだけれど、今は大人になってしまったので冷静に自分を見ながら、「読む人なんていないでしょー!」と笑いながら、「そんなことないですよ!読みたいです!」と言い出してくれる人を横目でワンチャン探すような日々になってしまった。とほほ、という感じだ。 そう言いつつも、僕はエッセイを読むのが好きだ。 育児エッセイだ

えっこどもの国の温室、廃墟になってたけど...

誰も話題にしてないから書くけど、こどもの国の温室が廃墟になっていた。いやマジマジマジ。何をもって廃墟と表現するかにも拠るけれど、かつては人によって管理されていたのに見放されて荒れ果てた空間を廃墟と呼ぶなら、そこは廃墟なのだろう。 それにしてもこどもの国の温室が"終わった"なんて話は聞いたことがないし、先ほど調べてみたけどそういった記載は見受けられなかった。 ではこれはどういうことなのか。 そんなことも知らずにこどもの国へ写真撮影に出かけた。こどもの国へはこどもの国線へ。春

LUMIX S5iixのグリーンの描写力がえぐい【作例】

最近は植物の写真を撮るのにハマっていて、海を撮るより街を撮るより人を撮るより、緑を撮るのが楽しくて仕方がない。 先週はLUMIX S5iixを持ってこどもの国へ。春先、まだまだ裸の木々が多い中でもたくさんの緑にも出会うことができた。 けっこう風が強くて、木が体全体をゆすって笑っているみたいだった。ざわざわという音に包まれると心のリズムが整ってくる感じがする。 そしてその中で深呼吸をすると、肺の中が緑色の大気で満たされて、空気を吐き出した頃にはストレスが半分になってるって

とりあえずチタンのことチタニウムって言うな

夕方、新規のお客さんと打ち合わせするために後輩と外出。14時30分くらいに電車に乗る。後輩が「今日って18時くらいにこっち戻って来れますかね…?」と訊いてくる。新規のお客さんとの打ち合わせが40分くらいで終わる奇跡プレーができれば可能だろうが、そもそも現場の視察も兼ねているし、他のクライアントとかスポンサーとかも来ているから、まぁまず無理だと思う。それを正直に伝えると「今日iPhone15proが届くんですよォ」とうなだれて言う。そうか、こいつはそれをけっこう前からきっと楽し

社員は仲間だけど友達じゃない

新卒の頃はわからないことだらけで、何がわからないのかっていうと、何がわからないのかもわからないといった状況だったもんで、誰に聞けばもいいかわからず問題を抱き抱えたまま何となく困った顔をして見せて誰か優しい人が声をかけてくれて「それならOO部のOOさんに訊いたらいいよ」みたいなことを言ってくれるのを待ってた。 でもそのOOさんを探すためにOO部の島まで行くんだけど、OOさんがどの人かもわからず、「すみませんOOさんの席ってどこですかね」って訊く相手もおらず、とりあえず自席に戻っ

欲しくないのにApple Watchを買ったはなし

腕時計が好きだ。 自分では買わないくせに知識ばかり蓄えて、仕事の取引先が良い時計をつけてたりすると「格好いいですね!IWCですか??」なと声をかけて話が盛り上がったりしていた。 僕自身は絶対にハマると破産するとはっきりわかっていたので(財産を注ぎ込んでオメガとか買ってしまいかねない)国産の時計しか買わないと決めて、あれこれ時計を集めたりして遊んでいた。 そんな中でApple Watchだけは「あんなものは時計じゃねえ」みたいなスタンスでいて、極端な言い方をすれば嫌悪の対象

YouTuberデビューしてみたい

YouTubeに動画あげてみたいな、と思っている。 かねてより、友人と旅行に行ったり思い出を作った時は動画を撮影して、それを適当にiMovieでまとめて1つの動画にしてYouTubeに限定公開して、リンクを知ってる人だけ見られるような形にして動画を投稿していた。 いつメンでのスキー旅行も2022年版ができ、2023年版もつくり、2024年版も出来上がった。動画作り、ちょっぴり面白い。 それで、今度はVLOGみたいなのを全体公開でやってみたいと思ったわけだ。しかし、全体公開

小説家が小説家になったきっかけを調べてみた

小説家のなり方 小説家のなり方は2つあると思っていて、一つは、本当に生まれながら小説を書くことが決まっている人。小学生の時には小説を何本も書いていたり、親が作家だったり、あるいは創作をする事でしか精神を保てないようなハードな家庭環境で育った人。才能とか以前に、売れようが売れまいが、書かないと生きていけなかった人たち。 もう一つは、人生の中盤において唐突に「書くかぁ」と言ってデビューする人。見てみるとこういうタイプの人は機が熟したとかそういうわけでもなく、ある日急に神の啓示