マガジンのカバー画像

ひとこと多い朝の「まみむめも」

297
朝6時。何があっても朝は来る。朝を迎えたみなさんに。朝の合間に読んでみる他人の戯言。「まみむめも」の経緯はそのうちマガジンの中で話そうかな。
運営しているクリエイター

2020年5月の記事一覧

大人のクリームソーダへの道のり。

Good morning.

昨日、大人のクリームソーダに関するエピソードを書いてみたんだけれど…

やっぱり、どうしても完璧な大人のクリームソーダを作りたくて、また材料を探しに街に繰り出したんだよね。
そうしたら見つけたんだ。ドラッグストアで。

最近のドラッグストアって、お酒が充実していて驚いたものですよ。
コンビニになかった期間限定の「ほろよい メロンサワー」が、ドラッグストアにあるんだもの

もっとみる

アイスのスプーン。

おはよう。

最近、めっきりアイスは食べなくなってしまった。
なんだか、アイスメーカーに申し訳ない。

この前、インスタグラムで大人のメロンクリームソーダの作り方とやらを発見して、これはやらなあかんな!という強迫概念にも似た感情に襲われ、街に出て材料を探し歩いた。

メロンソーダのあのフォルムが、「大人」という形容詞をつけているなんて、洒落てるよなあ。そう思いながら、一番肝心な「ほろよい メロンサ

もっとみる

画伯。

おはよう。

絵画って奥が深い。

なんて、言っても、特に絵画に詳しいわけでもないので、とても薄っぺらい文章にしかならなくて、嫌気がさす。

私には子供はいないけれど、幼少期の自分の感性に、はっとさせられる時がある。

ひとつは、小学生の図工の授業で描いた絵。
もうひとつは、中学生くらいで作ったタイル作品だ。

小学生の頃の作品のテーマは、「著名人の絵の一部を切り取って、自分の作品にしよう」だ。な

もっとみる

恐怖の源。

おはよう。

東野圭吾作品は好きだが、苦手。
ダン・ブラウン作品は、好き。

ミステリー・サスペンス作品だけれど、なぜこんな感情になるのだろうと、手に収まっている単行本を見つめながら思ったことがある。
その疑問に対する私の見解はこうだ。

東野圭吾作品の多くは、日本が舞台となっている。表現される街ひとつとっても、まじまじと鮮明にその場所や状況が脳裏に焼き付く。
一方で、ダン・ブラウン作品は、日本か

もっとみる

甘〜い麦茶

おはよう。

幼少期の私は、こよなく冷たい麦茶を愛していた。

「ただいまー」と家に帰れば、グラスに氷を詰め、やかんに入った麦茶を注いで飲んでいた。

その習慣からか、かつて台湾で飲んだ"麦茶"の味は忘れらない。

小学校中学年くらいの私は、縄跳びに夢中だった。とにかく毎日毎日縄跳びを練習しては、そんなに練習しても意味がないと、母親に嫌がられていた。

我が家では、毎年、夏休みか年末年始の長期休み

もっとみる

台湾で食べたすき焼き。

おはよう。

「ここ、人気なんだよ」

台湾の従兄弟はそう言って、目の前にあるすき焼きのお店を指差した。
台湾に来てまですき焼きを食べるのか?そう思いながら、門構えの良いそのお店が出すすき焼きに興味が沸き、従兄弟について中に入った。

戦後から台湾には日本統治時代の名残ですき焼きが食べられていたことを、最近知る機会があった。それも、お祝いの席や特別な席に、"美味しいもの"、"贅沢なもの"として食さ

もっとみる

台湾映画。

Good morning

「これ、めちゃくちゃヒットしたんだよ。観てごらん。」

そう、叔父に言われたのは、私がまだ大学生になりたての頃。
台湾人の叔父から、1本の台湾映画のDVDを渡された。

当時の私は、さほど自分のルーツに興味がなく、どちらかというと未来思考が強すぎたせいか、過去や歴史を考えることをおざなりにして生きていた。
だから、叔父からもらった映画が、戦争の要素を少〜しだけ入っている

もっとみる

議論が楽しくなってきた英会話

おはよう。

最近、英会話が楽しい。

そんなこというと、SNSマーケティング、インフルエンサーマーケ、タイアップ記事…なんて思われるかもしれないが、悲しいことにインフルエンスするほどの読者を抱えていない。

純粋に、DMM英会話が楽しい。

DMM英会話を始めて、まだ1年くらい。
始めたきっかけは、友人がやっていたから。ただ、元々、一般的な日本人よりも外国人と会話することに躊躇はないのと、大学生

もっとみる

別れの儀式

「スミヨ。明日はさ、funeralに行くんだけどどうする?」

フューネラルってなんだっけ?
数時間前に久しぶりの異国の地に降り立ち、出発直前に手配した深夜のSuper Shuttleが運転手と二人きりという、容易に想像できたシチュエーションとはいえ、かつてのインターン女学生が海外の地、深夜のタクシーでレイプ被害にあって亡くなった事件を思い出し、めちゃくちゃ警戒していた。友人宅付近の目的地まで、誤

もっとみる

嫌われ者のBというキャッチコピー

おはよう。

学生の頃、血液型ごとの取扱説明書なる本が流行った。
こういうのだ。

当時、血液型占いなんてのも流行った。そこそこあたってるじゃないのと思った、中学生の私は、何を思ったか当時の携帯の友人の連絡先グループを、血液型別にしたものだ。
連絡先を聞いては、血液型何?と、ほぼ初対面にしては失礼な芸当をやってのけられたのも、JCだったからだろう。

当時、「嫌われ者のB」というキャッチフレーズが

もっとみる

鶏肉が出来る瞬間。

おはよう。

都会に暮らしていると、食べ物の本当の姿を知らなかったりする。または、本来の姿は知ってても、私たちが手にする品物になるまでの行程を知らなかったりするものだ。

その一つに、鶏肉があるだろう。

私は幼少期に、鶏がスーパーで売られているモモ肉やらそれらの類に変わる瞬間を見たことがある。それは必然ではなく、偶然目にした。

ところは台湾。
当時、学校の長期休暇のいずれかで、親の帰省に便乗し

もっとみる

電信柱のある風景

おはよう。

私は、電信柱のある風景が好きだ。

というものの、数年前までは、ヨーロッパのように電信柱を地中に埋めるプロジェクトを陰ながら応援していた。

嫉妬するくらい私にないセンスを持っている研究室の後輩に声をかけて、電柱のインスタレーションを作ろうよ、なんて考えたこともある。
電信柱をくり抜いて、電信柱の上部にくりぬきを作り、訪れた人はそこを覗くようにして、一つの映像を見る。どこかの郊外や、

もっとみる

結婚という難儀について。

Good morning.

私は、結婚している人たちを心から尊敬している。
自分には到底できないような難儀でしかないと思うからだ。

結婚というワードが現実味を帯びてきた歳から、どんな人が良いのかと友人や同僚、自分の中でも考えたものだ。

議論が分断されるテーマとしては、「生活において譲れないルール」だ。
例えばそれは「同じベッドで上質な睡眠を担保できるか」だったり、「掃除の頻度」だったり、「食

もっとみる

旅に飽きる。という感情

海外旅行が好き。そういう話題の定型文は、これだ。

「どこの国行ったの?」

もしくは

「どこの国に行きたいの?」

私は後者の質問を投げかけられると、こう言う。

「直便で行けない国に行く」

なんとまあ、冒険心の強い回答だこと。
その意図はこうだ。

私の憧れの国は、女性のマジョリティが口を揃えて言うフランスにある。だが、そこにたどり着いてしまっては、白地図のスタンプラリーが終わってしまうよ

もっとみる