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なぜアメリカで現地人に間違われるのか?(見た目ではありませんw)

(写真はオアフ島北部で見つけたブーゲンビリア:2021年1月撮影)

ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健(たかざわたけし)です。

一人ひとりが「最高の自分」に向って成長し続けることに役立ちたいと願って書いています。

シリーズを挟むようにエッセイ風の単発投稿で記事を書いています。

今回は、私がアメリカに行ってアジア系アメリカ人に間違われるのか、について考えます。

「現地人」に間違われる

国際文化学リーダー論について学ぶために、米国の大学院に入学しました。

20年以上前のことです。

日本に在住しながら、年に数回、2週間〜4週間の集中講義を中心とした「通学」で修士号を取得する計画でした。

カリフォルニア州のキャンパスで入学手続きをしたのですが、どうも留学生としての手続きをしているように思われませんでした。

そこで入学手続きの担当者に私は日本人であることを伝えました。

(以下の会話は英語のやり取り)

私:「すみません。私は日本人ですが、この手続きで良いのですか?」

担当者:「はい、日本人なの分かりますよ。」

私:「ほんとうですか?」

担当者:「たけしって日本の名前ですよね」

私:「はい、でも私は本当の日本人です。(書類を見せて)これで良いですか?」

担当者:「はい、大丈夫ですよ。」

どうも伝わっていない様な、複雑な気持ちで学校を後にしました。

すると、メールが届いていて、留学生として別の書類に記入しなければならないことを伝えられ、また英語能力試験を受ける必要もあるとのこと。

「あ〜あ、やっぱり。」と思ったのでした。

担当者の方が書類不備に気づかなかったと言うことではなく、私が「留学生」にあたると思わなかったようでした。

現地の人(アメリカ人)と勘違いしたと思われます。

勘違い

どうのような勘違いだったのでしょう。

担当者の方に直接確認したわけではありませんので、この方が私のことを実際にどのよう思ったのかはわかりません。

「Japanese(日本人)」とはっきり伝えましたし、対面で手続きをしていましたから、私の顔をみれば間違えることはなさそうです。

もちろん想像の域を超えないのですが、おそらく「Japanese American(日系米国人)」だと思ったのではないでしょうか。

私が「Japanese National(日本国籍)」とはっきり言えば良かったのでしょう。

どうして勘違いをしたのか?

いくつかの理由が考えられます。

  • 英語がカリフォルニア訛りに近かったから

  • 服装がカジュアルでカリフォルニアに馴染んでいたから

  • フレンドリーな態度で接したから

  • 雰囲気が留学生っぽく(?)なかったから

他にもあるかもしれません。

どれか一つ正しい答えがあるわけではないでしょう。ある意味、上記の4つ全てであると言えるかも知れません。

これらの理由の根底に一つのことがあるように思います。

それは、「白人コンプレックス」や「英語苦手意識」が全くないと言うことです。

今回ご紹介すると長くなりますので、書きませんが「白人コンプレックス」や「英語苦手意識」というものを、小さい時から持ったことがないのです。

そのようなコンプレックスや意識が、コミュニケーションに与える影響は少なくないと思います。

だから?

これを読んでいるあなたに、「日系アメリカ人」として勘違いされる方法を教えたいわけではありません。

また、「現地人」に間違われる仕組みについて考えたいのでもありません。

このエピソードから、一つ考えたいことは、「意識」を変えるならば、私たちのコミュニケーションや印象さえも変わるということです。

何らかの苦手意識やコンプレックスを持っていれば、あたり前のことだと思いますが、言動や雰囲気に現れるわけです。

苦手意識コンプレックスは、私たちが内側に持つ「意識」です。実際にどうであるかは別として、「劣っている」と思う「意識」のことです。

わたしたちの他者への印象や関わりに悪影響を与える意識は払拭したいと思います。

そして、お一人一人が輝いて頂きたいと願います。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。




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