取材記者

経験10年の元新聞記者。ネタ探しが得意。一般人を有名人にするのが目標です。ネタ探しにつ…

取材記者

経験10年の元新聞記者。ネタ探しが得意。一般人を有名人にするのが目標です。ネタ探しにつながる取材方法などを綴ります。料理とお酒はペンをも勝る。

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コロナ禍で苦しむ飲食店の売り上げを、たった一つの記事で前年並みに戻す方法

緊急事態宣言はいつまで続くのでしょうか(2月1日現在)? 飲食店はすでに限界を越えているはずです。 ライターの皆さんも、日々明るいニュースを探していることと思いますが、このご時世ではなかなか難しいですよね? 「影響力のある記事を書き、誰かの救いになりたい」 こう考えて、ネタ探しをしている人も多いと思います。 苦しいのはみんな一緒では、経営に苦しむ飲食店を取材し、売り上げを前年並みにする記事を書きたいと思ったとしましょう。 まずは、WEB上で情報をリサーチします。 「コロナ

    • 「緊急事態宣言中にも関わらず…」は正しい報道なのか?

      昨年は「自粛警察」という言葉が流行しました。2021年の緊急事態宣言は範囲も内容も緩和されていますが、20時以降に店で飲食できないことを相当ストレスに感じている人が多いようです。 そして、「みんな我慢しているのに」というニュアンスで、ルールを守らない、特に若者を取り上げ、悪者扱いしている一部のメディアがあります。 本当に感染に気を付けている人、感染して大変な目にあった人、家族を失った人。その人たちが「ふざけるな」と思うのは、十分承知しています。しかし、何が正しいのか、誰が間

      • ジェンダー平等のために必要なニュース

        東京オリパラ大会組織委員会の森喜朗会長の発言を発端に、性差別、ジェンダー平等についての議論が熱を帯びています。 性差別の問題は多様化しており、最近ではセクシャルハラスメントや性的暴行の被害体験を告白、共有する「#MeToo」運動が記憶に新しいですね。 今回の発言に対しても「女性蔑視を撤廃しよう」という抗議が目立ちます。「女性は声を挙げていいんだ」という共感は、運動の共通テーマとなっています。 なぜ、このような問題が尽きないのか。少しかみ砕いて考えてみたいと思います。 JRA

        • 地方移住を決める前に読んでください

          コロナ禍で地方移住が注目されています。 近年、じわじわと人気を集めていましたが、一気に加速した、という感じです。インターネット環境さえあれば、どこでも仕事ができる時代ですから、無理して都会に住み続ける必要はありません。地方は食べ物も空気もおいしいし、人もやさしいし、物価も安いし。いいことだらけです。 しかし、です。そんなうまい話ありますか? そこで、秋田に計32年住み、今年になって東京に移住した私が、きれいごとを一切排除した地方移住の現状をお伝えします。 ライティングのネタに

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        コロナ禍で苦しむ飲食店の売り上げを、たった一つの記事で前年並みに戻す方法

          「これって記事になるの?」ニュースの基準を大公開

          メディアにはたくさんの取材依頼が来ます。プレスリリースであったり、ライターに直接連絡があったり。でも、それは全て記事になることはありません。 枠がないから? いえ。厳しい表現ですが、価値がないからです。 なんの価値かと言うと、ニュースの価値です。 ニュースとは、まだ一般的に知られていない新しいことや珍しいこと、と定義されています。報道畑のイメージがありますが、 「ニュース=記事のネタ」と理解してもらえると、紙もWebも全ての媒体に当てはまると思います。 以前、珍しい組み合わせ

          「これって記事になるの?」ニュースの基準を大公開

          インタビュー中に頭が真っ白になってしまうあなたへ

          誰もが知る著名人のインタビュー取材をゲットしました。 人脈をフルに使ってようやくつかんだ取材。失敗は許されません。 いざ、本番。あらかじめ決めていた質問も消化し、順調に進んでいます。 しかし、どうやらお相手の様子が変です… 明らかに「質問のポイントがずれているんだよな…」という顔をしています。もう用意した質問はありません。 そのときです! あなたの頭は真っ白になりました。 全てが、ぶっ飛んだのです。 容赦なく過ぎていく時間… 皆さん、明日は我が身です。 準備は役に立たない

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          書きたいテーマは爪の垢ほどあればいい

          今回は「何を書くか」に困っている方へ、具体的な対処法をご紹介します。 ネタ探しに困っている人も、ネタが多すぎて困っている人も、どちらも参考になると思います。 新しいことは生み出せないまず、「何を書くか」に悩んでいる人は、意外ですが、書きたいこと、伝えたいことがたくさんある人が多いです。 タイトルにもあるように、書きたいテーマは、ほんのわずかなことがあればいいのです。 (ある有名な作家の「書きたいことは爪の垢ほどあればいい」みたいな言葉を何かの本で読んだのですが、詳細はど忘れ

          書きたいテーマは爪の垢ほどあればいい

          コロナ禍の観光を考察し、ライターの使命を本気で考えてみた

          国のGoToトラベルは新型コロナの感染を広げたレッテルが貼られ、世論的にも再開は難しい状況になりました。 どんどん観光してください、という流れは、緊急事態宣言中の今は懐かしく思えます。 では、その施策のおかげでどれだけの観光業者が希望を持てたか。 あまりそういう記事を目にしないのは、「GoToトラベルを擁護するライターは非国民だ」という雰囲気があるからか、そもそも観光に興味がある人が少ないからでしょうか? ライターの仕事の一つは、世の中の闇に光を当てることだと思います。

          コロナ禍の観光を考察し、ライターの使命を本気で考えてみた