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ヨーロッパの素敵なカフェで出会った創作フードレシピ11選

夏に久しぶりにヨーロッパを旅行してからというもの、現地のカフェ文化に影響を受けすぎて、自宅でもいろいろと料理をするようになった。

週末は朝早く目が覚めるので、キッチンに立って朝食やブランチなどをいろいろと作る。そしてもっぱらヨーロッパのカフェで実際に食べたものを再現したり、インスピレーションを受けて自分なりにアレンジした料理を作って食べている。
そのおかげで週末の朝が何よりも楽しみな時間になり、豊かな毎日をすごすことができていると思う。

今回の記事では、ヨーロッパのカフェに影響を受けて作った、若干ノルディックスタイル寄りのカフェメニューを紹介しようと思う。


ヨーロッパのカフェに影響を受けて作ったレシピ11選

アボカドマッド

数年前にデンマークのコペンハーゲンに行った際、カフェ「Atelier September」で食べたアボカドマッド。少し前にブリュッセルに行った際にも、様々なカフェで見かけた(ちなみに「mad」はデンマーク語で「料理」という意味)。
熟したアボカドのクリーミーさと、岩塩の塩気、レモンの爽やかさがライ麦パンとマッチし、肉を使わないのにも関わらず食べごたえと大きな満足感がある。浅葱やチリなどをお好みで散らしても美味しい。
手軽に作ることができるので、美味しいアボカドが手に入ったら試してみてほしい。

材料
・アボカド 1個
・ライ麦パン 2枚
・オリーブオイル 適量
・岩塩 適量
・パプリカパウダー 適量
・レモン果汁 適量

作り方
1. トーストしたパンにオリーブオイルをかけ、スライスしたアボカドを上に並べる。
2. 岩塩、オリーブオイル、パプリカパウダーをかけ、レモンを絞る。最後に追いオリーブオイルをする。

ココナッツミルク・フレンチトースト

牛乳ではなくココナッツミルクで作ったフレンチトースト。
一晩しっかりと卵液に浸してパンに染み込ませるのがポイント。パンは厚めが良い。こだわりたいときは、スーパーの安い食パンではなく、パン屋で美味しいパンを買って作ると格段に美味しい。
そして、シナモンとメープルシロップの相性はもちろん良いに決まっているが、マスカルポーネと一緒に食べるとコクと深みが増して最高の朝を迎えられる。本当に美味しすぎる一品。

材料
・食パン 厚切り1枚
・卵 1個
・ココナッツミルク 50mL
・きび砂糖 大さじ1/2
・バター 適量
・バナナ 1本
・マスカルポーネチーズ 適量
・シナモンパウダー 適量
・メープルシロップ 適量

作り方
1. 卵、ココナッツミルク、きび砂糖を混ぜてバットに入れ、パンを浸して10分後にひっくり返す。ラップをして一晩冷蔵庫の中で置いておく。
2. 弱火に熱したフライパンでバターを溶かし、きつね色になるまでパンを両面焼く(耳も忘れずに焼く)。
3. バナナをスライスし、オーブンで軽く焼く。
4. フレンチトーストの上にバナナを並べ、メープルシロップとシナモンパウダーをかける。マスカルポーネを添える。

メープルシロップはたっぷりと

グレープフルーツブリュレ

ブリュッセルのカフェ「SEVEN」で食べたグレープフルーツブリュレ。
SEVENのグレープフルーツブリュレは酸味のあるヨーグルトクリームがトッピングされていたが、マスカルポーネを使うとグレープフルーツの酸味とチーズのほのかな甘さやクリーム感がバランスよくマッチして美味しい。
ミントを散らして爽やかに。おやつに最適なスイーツ。

材料
・ピンクグレープフルーツ 1/2個
・きび砂糖 小さじ1
・マスカルポーネチーズ 適量
・ミント 適量

作り方
1. グレープフルーツを半分に切り、きび砂糖をまぶしてバーナーで炙る。
2. マスカルポーネとミントを添える。

キャラメライズされた砂糖が良い仕事している

柿のアサイーボウル

子供の頃はそんなに好きではなかったが、大人になると柿が美味しく感じる。
寒くなり始めた季節、スーパーに安く柿が売っていたので、いつものアサイーボウルにトッピングしてみた。果物たっぷりのアサイーボウルはあまり好きではないが、甘さ控えめな柿であればたくさん乗せても飽きずに食べられる。
グラノーラは個人的に好きなカカオ風味の甘すぎない自家製。トッピングはお好みで。

材料
【カカオグラノーラ】
・ロールドオーツ 300g
・カシューナッツ 70g
・ココナッツフレーク 30g
・シナモンパウダー 大さじ1
・カカオパウダー 大さじ2
・塩 3つまみ
・メープルシロップ 70g
・ココナッツオイル 35g
・バニラエッセンス 小さじ1

【アサイーボウル】
・グラノーラ 50g
・冷凍アサイー 100g
・バナナ 1本
・冷凍ブルーベリー 30g
・豆乳 60g
・柿 1/2個
・ココナッツフレーク 適量
・ヘンプシード 適量
・カカオニブ 適量
・ピーナッツバター 適量

作り方
【グラノーラ】
1. オーツ、カシューナッツ、ココナッツフレーク、シナモンパウダー、カカオパウダー、塩をボウルに入れ混ぜる
2. 1にメープルシロップ、ココナッツオイル、バニラエッセンスを加え混ぜる。
3. クッキングシートを敷いたプレート上に2を広げ、予熱した180℃のオーブンで10分焼く。
4. 3をオーブンから取り出し混ぜ、再度180℃で10分焼く。
5. 4をオーブンから取り出し冷ます。

【アサイーボウル】
1. ブレンダーに冷凍ブルーベリー、冷凍アサイー、バナナ、豆乳を入れ、なめらかになるまでブレンドする。
2. グラノーラを器に入れ、1をかける。
3. カットした柿、ヘンプシード、カカオニブ、ココナッツフレーク、ピーナッツバターをトッピングする。

焼き立てのグラノーラ
甘すぎず美味しい

ブルーベリーリコッタトースト

マイ・ブルーベリー・ナイツという映画を学生の頃に観たが、ブルーベリーソースとクリームが溶け合うラストシーンが忘れられない。そんな記憶を思い出しながら作ってみた(アメリカ映画だけれども)。
リコッタチーズのクリームに出来立てのブルーベリージャムがにじむ様子は、いつまでも見ていられるほど。
生のブルーベリーは値段が高いが、冷凍よりも格段に美味しいのでケチらずに生ブルーベリーを使おう。ジャムもクリームも贅沢にたっぷりとトーストに乗せて、オリーブオイルをかければ最高の週末になる。

材料
【ブルーベリージャム】
・ブルーベリー 100g
・きび砂糖 大さじ3/4
・水 大さじ1
・レモンの皮 1/3個

【リコッタクリーム】
・リコッタチーズ 大さじ4
・きび砂糖 小さじ1
・塩 ひとつまみ
・レモンの皮 適量

【ブルーベリーリコッタトースト】
・食パン 厚切り1枚
・ブルーベリージャム 適量
・リコッタクリーム 適量
・ブルーベリー 適量
・レモンの皮 適量
・オリーブオイル 適量
・ミント 適量

作り方
【ブルーベリージャム】
1. 小さい鍋にブルーベリー、きび砂糖、水、レモンの皮を入れ、弱火にかける。
2. ブルーベリーが少し崩れた程度で火を止める。

【リコッタクリーム】
1. リコッタチーズ、きび砂糖、塩、レモンの皮を容器に入れ、混ぜ合わせる。

【ブルーベリーリコッタトースト】
1. トーストした食パンの上にリコッタクリーム、ブルーベリージャムを塗る。
2. 生ブルーベリーを乗せ、オリーブオイルをかけ、ミントをトッピングする。

ブルーベリージャム
相性が抜群に良い

ブルーベリー・グラノーラ・ピンクグレープフルーツ

アサイーボウルのために作ったグラノーラを少し使って果物と合わせれば、食感が面白い最高のおやつになる。
グレープフルーツとブルーベリーのジューシーな酸味とグラノーラのサクサク感が病みつきになるデザートだ。グレープフルーツは一個まるごと使うとボリュームがあるので、お腹も満たされる。
またオリーブオイルは果物と非常に合うので、忘れずにかけよう。

材料
・グレープフルーツ 1個
・生ブルーベリー 1つかみ
・グラノーラ 大さじ2
・レモンの皮 適量
・オリーブオイル 適量

作り方
1. グレープフルーツを一口大にカットし、ブルーベリー、グラノーラとともに器に盛る。
2. オリーブオイルをかけ、レモンの皮を散らす。

グラノーラの食感が楽しい

ココナッツミルク・プレーンオムレツ

冷蔵庫に残っていた卵と、使いきれなかったココナッツミルクでプレーンオムレツを作ってみた。
ナイフを入れたときに黄身が流れ出さないくらいの半熟感がベスト。牛乳の代わりに使うココナッツミルクの風味が一風変わっているが、結構美味しい。
オリーブオイルをかけたライ麦パンと一緒に食べると、朝食としてグッとくるメニューに。シンプルこそ至高。

材料
・卵 2個
・ココナッツミルク 50mL
・塩 2つまみ
・オリーブオイル 適量
・黒胡椒 適量

作り方
1. 卵、ココナッツミルク、塩をボウルに入れて混ぜ、オリーブオイルを入れて弱火で熱したフライパンに流し入れる。
2. 黄身が固まりすぎない程度のオムレツを作り、皿に盛る。
3. 黒胡椒をかける。

月のようにかわいいオムレツ

サーモンベジタブルプレート

パリのカフェ「La Main Noire」で食べたキヌアのランチプレートから着想を得て、ヘルシーなランチが食べたいときに作ったベジタブルプレート。
厚くてジューシーなサーモントラウトが満足感たっぷり。焼いたアスパラやアボカドなど、好みの野菜と一緒に。
キヌアと相性がいい目玉焼きを乗せ、黄身を崩しながら食べるのもおすすめ。

材料
・サーモントラウト 1枚
・アボカド 1/2個
・アスパラガス 3本
・キヌア 30g
・ベビーリーフ 適量
・塩 適量
・岩塩 適量
・レモン 適量
・オリーブオイル 適量
・ディル 適量

作り方
1. オリーブオイルを入れたフライパンを中火にかけ、塩を振ったサーモントラウトを焼く。
2. 鍋にキヌアとキヌアの二倍量の水を入れ、加熱する。
3. 鍋の水分がある程度なくなったら火を止め、蓋をして10分蒸らし塩で味を整える。
4. 器にベビーリーフ、焼いて塩で味付けしたアスパラガス、スライスしたアボカド、3のキヌア、1のサーモンを盛る。
5. アボカドに岩塩を振り、レモンを添える。サーモンにはディルを散らす。全体的にオリーブオイルをかける。

味付けはほぼ塩だけなので、野菜の旨味を味わえる

フムスパスタ

フードプロセッサーと圧力鍋があれば、フムスを自宅で簡単に作ることができる。そしてフムスをパスタソースとして使うと結構美味しい。ペンネと絡みやすく、玉ねぎやマッシュルームとの相性も抜群だ。
パサパサしない程度の水分量が丁度いいので、フムスとパスタを絡める際に加熱しすぎないのがポイント。温かいうちに食べよう。

材料
【フムス】
・ひよこ豆 150g
・にんにく 1片
・タヒニ 適量
・レモン汁 1/2個
・塩 小さじ1
・オリーブオイル 大さじ2

【フムスパスタ】
・フムス 100g
・ペンネ 60g
・ブラウンマッシュルーム 4個
・玉ねぎ 1/2個
・オリーブオイル 適量
・塩 適量
・胡椒 適量

作り方
【フムス】
1. ひよこ豆を一晩水に浸す。
2. 1の水を捨て、圧力鍋に1のひよこ豆と豆の2倍量の水を入れ、沸騰させる。火を止め10分程度圧力をかける。
3. 2のひよこ豆、みじん切りにしたにんにく、タヒニ、レモン汁、塩、オリーブオイルをフードプロセッサーに入れ、チョップする。ある程度ペースト状になったら、2の煮汁を好みの粘度になるまで少しずつ加えながらチョップする。

【フムスパスタ】
1. 沸騰したお湯に塩を加え、ペンネを12分間茹でる。
2. 弱火にかけたフライパンにオリーブオイルを入れ、千切りにした玉ねぎとカットしたブラウンマッシュルームを炒める。
3. 玉ねぎがしんなりしたら、1のペンネを加え、フムスを入れて混ぜる。塩と胡椒で味を整える。

ちなみにフムスは余ったらサンドイッチにしても美味しい

バナナエスプレッソドリンク

手軽に摂れる朝食としてもおすすめなバナナエスプレッソドリンク。
砂糖を入れなくても、バナナの甘味だけで十分美味しい。甘苦い感じのドロッとした新感覚のドリンクだ。シンプルで飲みやすいので、家でエスプレッソを作ることができる人はぜひ試してみてほしい。

材料
・バナナ 2本
・豆乳 80g
・エスプレッソ 70mL

作り方
1. バナナと豆乳をブレンダーに入れて液状にする。
2. エスプレッソを抽出し、グラスに入れる。
3. 2に1を加えて混ぜる。

エスプレッソはダブルショットで

みかんココ抹茶

冬になるとみかんがスーパーなどで売られているのをよく見かけるので、アレンジドリンクにしてみた。
よく混ぜて飲むと、甘いみかんの果肉の食感とココナッツミルクのクリーミー感、抹茶のほろ苦さが絶妙にマッチして面白い。みかんと抹茶を使うことで、どこか和のテイストも感じられるドリンクになった。
みかん以外の果物でも作れるが、フルーツはできるだけ甘みのあるものがおすすめ。マンゴーなどで作っても美味しそうだ。

材料
・みかん 2個
・ココナッツミルク 100mL
・抹茶 4g
・お湯 60mL

作り方
1. みかんをブレンダーに入れて果肉感が残る程度にブレンドする。
2. 1をグラスにいれ、ココナッツミルクを注ぐ。
3. 抹茶を濃いめに点て、2に注ぐ。

カンヴァスに絵の具を落としたみたい

まとめ

そんな感じで、ヨーロッパを旅行した際に訪れたカフェにインスピレーションを受けて作ったレシピを紹介した。

食の楽しみを新しく発見できたことはもちろん良かったが、記事を書いてみて改めて、旅行は人生の豊かさを広げてくれることを再認識した。
自分で工夫しながら美味しいご飯を食べることができるのは最高に楽しいし、幸せなことだと実感しているので、今後もいろいろと創作しながら食を楽しんでいきたい。

ちなみにヨーロッパで訪れたカフェは下記記事にまとめているので、興味があれば参考にしてみてほしい。


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