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読書35 『虫たちの家』

『虫たちの家』原田ひ香

 九州の離島の一軒家に、女性ばかり四人で住んでいる。島民に何かをたずねられたら、移住者と言い「ここは空気がきれいなので療養のため」とだけ伝えている。必要以上に関わらない。

 『虫たちの家』ではネット社会で傷つけられた女性が、世間から身を隠してひっそりと暮らしている。創設者のマリアさんが、住民に虫の名前をつけて呼び合っている。本名は隠している。
 『虫たちの家』ではインターネットを禁止して、畑で野菜を作っている。
 水産加工工場で人手が必要なときに声がかかるとその仕事をしたり、他の農家を手伝ったりして生計を立てている。

 そんな『虫たちの家』に、高校生の娘と母親が新しく住人になった。母親は〝ミツバチ〟娘は〝アゲハ〟と名づけられた。
 ミツバチは身体を悪くしていて、ほとんど伏せたままだったが、アゲハは屈託なく活発に働いた。
 マリアが『虫たちの家』を立ち上げたときから住人のテントウムシは、この親子に不信感を抱くようになるが・・・。

 常に「何があるんだろう」「何でだろう」がついて回り、最後の最後ですべてが全部つながります。まさかの震撼😔 二転三転する次の展開に、最後までハラハラしました😔こわかったです😔

 初めて読んだ作家さんでした。

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