見出し画像

読書114 『ランチ酒』

    原田ひ香著

 犬森祥子は、同級生の亀山が経営する「見守り屋」で働いている。
祥子が離婚して仕事を探しているところに、亀山が声をかけてくれたのだった。
営業時間は夜から朝まで。
仕事の内容は、依頼が入ると人やペットなど、頼まれたら寝ないで見守るというもの。

そんな祥子の楽しみは、仕事終わりに、ランチを食べながらお酒を飲むこと。
そうしなければ、別れた夫の元に残してきた小学生の娘を思って、寝られないのだった。(公開されているあらすじ)

十六話の短編小説です。
その短い話の中に、依頼されるお客さんの事情や祥子の心情、別れた夫や娘とのやりとり、過去のいろいろな出来事、そして、仕事を終えたあとに訪れるそこの地域の特徴やお店の雰囲気、そして注文する食事やお酒のおいしそうな様子が綴られています。
癖の強い人も出てきますが、本当はいい人が多いです🤭

読みやすくて、続きも気になって、あっという間に読み終えました🤭

「おいしい!が生きる力になる」
毎回必ず出てくる食事を食べる場面は、本当においしそうに表現されています🤭

おすすめポイントは、気持ちを元気にしたら、それを分け合うような、関係が心地よいと思うところです。
ずっと嫌な人もいますが🤭
でも、祥子が心の中で「根はやさしい人なのだ」というように修正してしまうので「そうかなぁ」と、葛藤してしまいます🤭そこも含めて、楽しく読めました。

続編の『ランチ酒 おかわり日和』『ランチ酒 今日もまんぷく』が出ているので、読みたいと思います。

#読書 #読書記録#読書日記#読書感想#読書ノート#読書倶楽部#本#本が好き#本棚
#おすすめの本 #本のある暮らし
#原田ひ香 #ランチ酒

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?