たかくらかずき

スタジオ常世/ひっぱりうどん/範宙遊泳 takakurakazuki.com

いつか取りに行くものへ

近いうちに必ず取りに行く。こういう風に置いておかなければ忘れてしまうかもしれないので置いておくが、必ず取りに行く。

生活をするということは削れてゆくことでもあるけど、蓄えることでもある。

そして興味のあるものはいつだって、その蓄積と整理の形でもある。

瞬間は場所に置くことができる。一生をかけて、その置き方を学んでいるのだと思う。

システム

この世界はシステム。僕は近頃そう思うたびに喜びを感じる。
絵を描いていたり、物をつくっていると、ときにシステムを逸脱するような、イレギュラーなものを生み出したくなる時があった。
そのほうがきっと見つけたい真理に近いから、と思うことがあった。
しかしいつもそいつは混沌としてあるだけで、形作ることができない。
システムを逸脱した代物は死のにおいをまとっていて(生まれる前のにおいと言ってもいい)この世に

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創世記

1 楕円形の固形物が空から降り注ぎ大きな音を立てる、まるで隕石のように無数の白い楕円形が鉄とぶつかり合う音。静まった楕円形の海に嵐のような雨が降り注ぎ、白い楕円形の個体によって雨水はすぐに白く濁る。僕はそれをひとつひとつ押し込み、大きな渦を作る。渦の水は一度斜めに傾けられまた大きな鉄をはじく音とともに干からびる。雨、渦、干ばつは3回ほど繰り返された。そして最後に滝のような雨の嵐があり、白い楕円形は

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時間の所有鍛錬

大事なことは、時間にあやつられるのではなく、時間をあやつることなのではないだろうか。いま、とくに、忙しいときほどゆとりをもつ、ということを感じる。

時間は光と重力の性質を持ち、進み、ゆがませ、まわりを引き寄せる。強くて大きい時間は小さな弱い時間をゆがませ、取り込んでしまう。だから忙しい時ほど、自分の時間を大きく育てて中心に置き、物事や周囲を漂わせるようにする。

周りに飲み込まれないよう、周りを

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三点で面になる

SFです。

はじめ機械に社会的権利がなかった頃は、女性と男性の社会でのバランスが常に問題になっていた。とくに女性は社会的に男性に抑圧されていた時代があったそうで、あるときにカウンターのようなものが起こった。そこにはたくさんの憎しみもあふれ出てしまったようだ。

性について言及する文章やトピックは、すぐにどちらの味方か判断され、過剰に演出されてしまう。そんな日々が続いたそうだ。そのころは政治につい

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