背骨を自由に動かす意味とは

以前、背骨を自由に動かす方法をご紹介しました。

今回は少し専門家向けに背骨について書いてみます。

背骨、つまり脊柱は7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎と仙骨、尾骨から構成されています。

Visible bodyより

これら1つ1つをある時は固定して、ある時は分離させることがスポーツパフォーマンスを高めるうえで非常に重要になってきます。

それはなぜか。

この話は、人間よりも高速で動くほかの動物を例にするとわかりやすいと思います。

例えばチーター

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8070/

Youtubeなどで動画を見てもらった方がわかりやすいですが、
チーターが走るときは背骨が波のように波打っています。

背骨が動くことで四肢が勝手に動いています。

他にもマグロなどの魚類も高速での移動や、急激な方向転換に背骨をうまく使っています。

このように多くの動物で背骨が動きを主動していますが、ヒトだけは背骨を固めて動いていることが多いのです。

その理由の一つとして2足歩行となり背骨が重力に抗する必要が出てきてしまったことが挙げられます。

つまり姿勢を維持するために背骨を固めて、下肢だけを動かすことで歩行しているというわけです。

これは進化の過程から見てもかなり最近の出来事です。

2足歩行ができないほとんどの動物は、背骨主導で四肢があとから追いかけていきます。

四肢はあくまでも背骨についてきて、床反力をもらう道具というイメージです。

しかし人間は二足歩行となり、背骨主導でなくとも歩行が可能となり、
高速移動できなくても安全に生活できるようになってしまった。

その結果として背骨は固まり、四肢を独立して動かすようになっていきました。

本来背骨は自由に動き、動作を先導する役割があるので、
それがなくなると相対的に負担が1か所に集中しやすくなってしまいます。

野球選手の肩痛、サッカー選手の股関節痛、あらゆるスポーツで起こる腰痛など、
背骨の問題で起こっていることも少なくありません。

またパフォーマンスという観点からも、肩だけを使って投げるのと、背骨も使って投げるのとでは、動員される筋肉数でも全然発揮されるパワーが違うのがわかると思います。

速いボールを投げたい、足を速くしたい、力強く蹴れるようになりたいなどの目標がある選手は、背骨という仲間を増やすことが近道かもしれません。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー
平山鷹也

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Takaya Hirayama (平山鷹也)

理学療法士/スポーツトレーナー/JARTA認定トレーナー/アメリカンフットボール/野球/サッカー
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