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「南桂子銅版画展 ー 春」

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで開催されていたので見る。

最近、版画にも興味がある。特に銅版画。あまり詳しくはないので間違っているかもしれないが、木版画よりも銅版画の方が線が細い印象がある。そして、その細い線が好きだ。浮世絵も細い線のイメージがあって好きだが、あれは木版画なのだろう。そういう点では銅に拘っているわけでもないが。

ただ、今回の展示は細い線、ということ以上に引き込まれたのは、そのデザイン、というか画の構図。そして色。
少女の画も人気なのだろうが、それよりも木や森、鳥、葉といった画の方が気に入った。

例えば、”落葉 Fallen Leaf 1959"。
1枚の葉のようで、1本の木のようでもあり、その中に鳥がいる。う~ん、すごい、とその場でつぶやいてしまった。

その他には、

  • 平和の木 Tree of Peace 1957頃

  • 公園 Park 1956

  • 林 Woods 1957

  • さくらんぼの木 1962 ※音符と楽譜のようになっているのが良い

  • 鳥と花 Bird and Flowers 1967

など、挙げるときりがなくなりそうだ。
会場には分厚い全集のような画集も置いてあった。受付の人に聞くと自由に閲覧可能とのこと。ベンチに座ってしばし読み耽る。

何枚かポストカードと、書籍「銅版画家 南桂子 メルヘンの小さな王国へ」を購入する。家で見返してみても雰囲気がよく出ていてとても良かった。


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