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バイデンさん、もういい加減にしなさい~ロシアウクライナ戦争感想文(6) 

この戦争はアメリカの負け

 ペンタゴンとCIAが、アメリカは明らかに負けているし勝つ望みはないんだから、戦争を早く終わらせる交渉を始めろ、と去年から言っているにも関わらず、ホワイトハウスと国務院の馬鹿ども(ネオコン)が、全く違う情報を世界中に流し、戦争を長引かせている。その言う事を聞いて、ノリノリでやっているのが、ヌーランドとブリンケンとサリバン。
 時間が経てば経つほどアメリカが不利になり、ロシアにどんどん有利になっている。そろそろやめませんか?とプーチンが何度もメッセージ、助け船を出しているのに、全部無視して蹴とばし、全部取り返すまで戦争やめない、だからみんな武器弾薬全部ウクライナによこせ、と、ゼレンスキーに言わせている。
 ウクライナ兵は最新兵器をまともに扱えないので、アメリカ兵は武器と一緒にウクライナに飛んでいるが、アメリカは自国の兵士がもう相当数亡くなっているにも関わらずそれをずーっと隠している。また以前イギリスと共同で育てた精鋭部隊30万人、などはとっくに全滅している。最近話題にもならない。

ロシア分割構想 twitter.com

 この戦争でロシアを叩きのめして解体するという幻想はもうとっくに消えているし、ウクライナとの国境線をどこかで引いて終わりにする、という事も出来ない。ウクライナがNATOに入る限りロシアは絶対に闘う事をやめないとプーチンは言い切っている(だからこの前NATOはウクライナをいつ歓迎するとは言えなかった。ウクライナをNATOに入れるイコール、ロシアに対抗する最強の軍事強国を建設する、という意味になる)

 先日のアメリカの予算委員会で来年の軍事費は3%しか付かなかった。これはアメリカの戦争のプロであり専門家であるペンタゴンとCIAの言う事が正しい、と理解しているまともな勢力から、バイデン(ネオコン勢力)に対して、「もうこれ以上無意味な戦争はさせない」という最後警告だろう。

 ロシア:ウクライナの戦争能力の比率は最初から9:1くらいにもかかわらず、3:7でウクライナ側が優勢などと子供のような嘘を言い、もっともらしい事ばかり言うだけで、大した実力も協調性もなく、結局逡巡した挙句アメリカの言いなりになっているだけの情けないNATO各国。

台湾有事、日本は今までのツケを払う事になる

 

zh.wikipedia.org

 アメリカ自身武器も枯渇し始めて来ており、来年起こる可能性大と言われるイスラエルとイランの戦争、中国と台湾の戦争、への米国の介入はもうほぼ不可能になっている。現に台湾への兵器供給は随分と滞っている。先日北京にご挨拶に行ったブリンケンは、王毅外相にコテンパンに説教されて帰ってきた。「台湾有事にはアメリカが飛んできて、ロシアのようにチャイ公もやっつけて日本を守ってくれる!」と未だに本気で信じているのは、あまりにもおめでた過ぎる。

王毅に叱られるブリンケン

 もしイスラエルがイランを攻撃するタイミングに合わせて、台湾進攻が始まったら100%アメリカは手出しできない。ぶっちゃけ、アメリカにとって日本は、金を儲ける為の植民地、草刈り場であって、その価値がなくなれば、究極アメリカは、中国と手を組む為なら、日本を捨てる。このシナリオは十分有り得ると思う。そもそも日本の反撃を絶対許さないように、基地はしっかり日本各地にあるし、核の傘という嘘の洗脳も完璧に終わっている。自国にとって一番大事な、避けて通れない事とは何か、をちゃんと考えてこなかったツケが、今日本に来ているとしか思えない。

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 今中国はじっと待っているだけでどんどん有利になってきてるし、ロシアは戦いながら余力で、停戦後の実効支配の布石をこのまま続ければよい。アメリカは台湾を助ける、とバイデンは口では言っているが、彼にそんな気はない。
「アメリカ様が来てくれなきゃ大変だ→自衛しなきゃ→核を持つべきだ!」と日本が言い出さないよう、とりあえず口で台湾は守る、そう言っておけ、が本質だろう。日本人だけには核を持たせるな、これは第二次大戦が終わった時に、連合国、特にアメリカの鉄則として決まっている。ジャップだけは二度と立ち上がらせてはいけない、それが国策なのだから仕方ない。

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自然界の掟

 義理も何もない負け戦の泥沼に、バイデン爺さんの後ろから尻尾を振って喜んでついて行き、国際協力だの資本主義だのと、時代遅れな言葉を恥ずかしげもなく連発し、自分の田舎の原爆記念館で各国首脳を勉強させたと喜んでいる姿は、滑稽を通り越して言葉も出ない。
 LGBTQI+で自国の教育を根本から壊し、道徳のない人権主義、超利己主義の金儲け(コロナ、CO2、SDGs、投資)ばかりで、外へは無茶苦茶な戦争ばかりけしかけて(戦争=最大の投資)いるアメリカは本当に狂っている。何処からどう見てもまともじゃない。
  ロシアの方がよっぽどまともだ。本気さ、信念、人間の器、プーチンと比べれば、バイデンもNATOの烏合の衆も役者がいないし、レベルも全く違う。日本に至ってはそれ以前の話だ。

 日本は狂ったアメリカ様の、指示や意向に喜んで従い、教育も、政治も、経済も、医療も、全て差し出し、好き放題にさせているばかりか、自ら進んで自国を貶めている。。。このような国は、この21世紀、世界広しと言えども、いくつもないと思う。今日本の中で戦っているように見えるのは、

A組:アメちゃん命しっぽ組
B組:僕良くわかんない組
C組:シナコク顔色優先組
D組:どっちも嫌だ独立組

 右とか左、保守とかリベラル、と言うより、この方が分かりやすいのではないか(-_-;)?

アメリカを同盟国と言うなら、本気で対等な関係にしなければならないし、ロシアや中国を敵国と言うなら、本気で敵の事を知ろうとしなければならない。
敵を知り、己を知らば、百戦危うからず。
悲しいかな我が国は、敵も友達も自分の事も、ちゃんと見ているとは思えない。見ようとせず、知ろうとせねば、ただ、滅びゆくのみ。。。

それが自然界の掟である。

ozakago.blog.jp 
註※今まで自分で勉強したり考えたりしてきたことを、裏付け、肯定しても良いと思わせてくれる人が現れた。国際政治アナリストの伊藤貫氏という、ワシントン在住30年の方だ。YouTube等で色々な番組に出演されているが、今回は殆ど彼の話をそのまま自分の言葉で書いたようなものだが、見方はそんなに間違ってはいなかった、という気持ちになったので書き留めておく事にした。<ウィキペディア>伊藤 貫(いとう かん、1953年(昭和28年) - )は日本の評論家、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家。アメリカ・ワシントンD.C.在住。東京大学経済学部卒業。姉は政治家の山谷えり子。


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