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気まぐれ南米ソング

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元気や勇気をもらえる、最強の南米ソングを気まぐれで紹介します。たまに、ぼくの和訳を入れます。湿っぽい恋愛ソングとかもあるかもしれません(和訳が恥ずかしくなければ)。
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絶望したら聞く歌 「Color Esperanza」

 日本に帰ってきてからというもの、すこぶる気持ちが乗らない。自己肯定感は失われて、どこにいても居心地が悪い。南米では未来の全てが、うまく整っていくと楽観していた心も、どこか暗い。そういうときは、この曲を聞くべきかも。アルゼンチン歌手のDiego Torres(ディエゴ・トレス)の「Color Esperanza」。

 希望の色、って意味なんだけど、単純にポジティブなだけじゃなくて、背中を押してく

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9月は何かと上手くいかない、でも問題ない。

 アルゼンチンから急いで帰ってきて、日本人によるとあるサーモン養殖関連のセミナーに参加できたまでは良かった。ただ、その後から9月は何かと取材がリスケになった。まず、チリサーモン界のレジェンド、パブロ・アギレラ氏のインタビューが9月下旬に延期され、チロエ島・ダルカウエの漁民はなぜか取材日当日の早朝、漁業局から呼び出されたとかでチリ北部のバルパライソに出発。そのあと地元のNGOの代表に再度、別の漁民を

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中毒性が高い新感覚クンビア、掃除の手が止まりそう

超オススメの南米ソング。チリの女性歌手・Mon Laferte(モン・ラフェルテ)が、コロンビアの男性歌手・Janes(フアネス)とコラボした「Amárrame(アマラメ)」。南米は「ラテン」という言葉ではくくれないほど多様な文化を持つ大陸です。異なる文化を持つ異国の歌手同士が合作したこの曲は、コロンビアの伝統音楽「クンビア」がベースになっているものの、全く新しいロックでもあり、官能的なメロディー もっとみる

伝説のアルゼンチンロックバンドのエモシブいサウンド!

1982年結成のアルゼンチンロックバンド。北米やスペインでも人気を誇ったレジェンド。国際的に活躍した初めてのラテンロックバンドとされています。
動画の曲は「De Musica Ligera」。Musica Ligera、つまり軽音。「俺には音楽以外、何にもないんだぜ」って歌です。どこか寂しげで、シブいところが好きです。

歌詞

Ella durmió al calor de las masas
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再生回数8億超!プエルトリコ発の名曲を聞けば、人生明るくなるよ

東京は良い天気ですね。今回は、プエルトリコ人の両親を持つマーク・アンソニー(出身は米国ですが)の「vivir mi vida」を紹介します。YouTubeのMVは、再生回数が8億回越え。この数だけでも人気が伺えます。曲の魅力は聞き手それぞれで感じると思いますが、僕は特にラテンのリズムと歌詞が気に入っています。「この人生を生きるんだ!」というタイトルのこの曲を聞けば、心も陽気になること間違いなし。ス もっとみる

南米版「Tomorrow never knows」は、こんなにポジティブ

引き続き、明るく元気になれる南米ソングを紹介します。
今回紹介するのは「Yo No Se Mañana」。直訳では「私は明日など知らない」という意味です。南米版「Tomorrow never knows(Mr.Children)」といったところですね。タイトル的には。
 「Tomorrow never knows」は、夢いっぱいだった少年時代を街ゆく子どもに重ねたり、友人の彼女を略奪して勝手に痛み
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元気が出るぺルーロック「Cuando pienses en volver」

こんちゃ、Takeyaです。ペルーを代表するロックアーティストの、勇気と元気をくれる名曲を紹介します。南米ソングは多くの場合、歌詞がスペイン語なので、ぼくの和訳とともにお楽しみあれ。
 今回の曲はPedro Suárez Vertiz(ペドロ・スアレス・ベルティス)の 「Cuando en volver」。音楽は大抵、記憶と一緒に頭に保管されているもので、私はこの曲を聴くとペルーを初めて訪れ、首都
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