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お本読みましょーねー

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「旅する本の雑誌」

「旅する本の雑誌」

エッセイや旅行本などはそれほど神経を使わなくても読めるので、本は読みたいのだけど、物語はちょっとというときに重宝する。

多分1年ぐらい前に購入し、そのまま積読になっていた。ようやく読んだ。

日本全国の本屋さん、古本屋さんを著名人のゆかりの地などを訪れながら旅行ついでにいかがですか?的な本。

なのだけど、名古屋・東海圏での本屋さんの紹介がまったくなくて泣いた。気持ちはわかるけども。乱歩の話はあ

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「さよならは青色」「日々の100」「ブラザー・サン シスター・ムーン」

「さよならは青色」「日々の100」「ブラザー・サン シスター・ムーン」

8月の終わりに滑り込みで3冊。3冊と言っても「さよならは青色」は写真集なので、少し曖昧なのだけど本には変わらないので。

さよならは青色
2019.08.30読了

Instagramでとてつもない人気を博している岩倉しおりさんの写真集。

タイトルもなのだけど、本当に青色が綺麗な写真家さん。空、海に限らず、いろんな青色。春の桜の写真でも、すごく印象的なのだけど。使っているカメラはCONTAX A

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「夢十夜」「いまさら翼といわれても」

「夢十夜」「いまさら翼といわれても」

独立報告やら、誕生日やらあり、やはりその付近は読書がそこまではかどらず、読まない期間があった。

エッセイっぽいものが続いたので、短編小説を読みたくなり、ひとまず夏目漱石の「夢十夜 他二篇」

夏目漱石でいうと、「吾輩は猫である」「こころ」「坊っちゃん」などなど名作ぞろいで、装幀違いが何冊も溜まっていく。そのなかで漱石の短編集、そもそも漱石さんという人は…?みたいなのがわかるのがこの夢十夜。

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猫語の教科書

ポール・ギャリコの猫語の教科書を読み終わった。

とても素晴らしい猫向けの本だった。そして猫アレルギーを抑制する薬が開発されるまでは現実的ではないけど、猫を飼う(猫に飼ってもらう)時がきたときにとてつもなく参考になるお話が沢山書いてあった。

いよいよ8月ももうすぐ終わる。8月はこの猫語の教科書で14冊目。今読んでる漱石の「夢十夜」で15冊になる。1ヶ月15冊ぐらいがちょうどいいかどうか。

本を読むと、周りも変わる(物理的)

本を読むと、周りも変わる(物理的)

趣味というのは面白くてそれぞれが繋がっていく。多趣味という意識はないのだけど、一つをすると他も少しずつ気になっていったりして、結果的に半分片足をズブズブしているように見える。一人で成立しないものは趣味になりえない(共同作業苦手系コミュ障)と思っているので、これはこれで人生が楽しいけど、お金は貯まらない。

読書を趣味にすると、沢山のメリットがありますメリットというのは人それぞれで、それがメリットと

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「ハードボイルド/ハードラッグ」「The Indifference Engine」

本日も2冊分。本を読めば読むほど読むスピードは上がっていく。が、ちゃんと記憶しているのかは不明。物語を楽しむことではなく、文字を追いかけることが目的になってしまう。とはいえ読んでいる最中に「読みやすい/読みにくい」「面白い話か/冗長な話か」など考えるけども、基本的には読破する。

1冊目は装幀画廊で気になっていた吉本ばななさんのハードボイルド/ハードラッグ。吉本ばななさんの話はあまり「女性女性」し

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東野圭吾「名探偵の掟」読んだ

近頃ミステリものを読んでいなかったので、フックなのかジャブなのかそれがわりに軽めのものを。

本格的なミステリなわけでもなく、かといってエッセイとかそういう類でもなく、これはこれで楽しめる1冊。

名探偵があるべき姿、警部のあるべき姿、読者としてのマナーみたいな。それぞれの立ち位置のモラル。

ここ最近は答えの無い、感情的小説ばかり読んでいたので、読了後に答えがある安心感というか、辻褄や論理ではな

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「紙の月」「月の砂漠をさばさばと」

今回も2冊分。

女性たちの心理描写、文章、間の使い方は本当にすごい。八日目の蝉の空気感も似通っている。

この前読んだ「冷静と情熱のあいだ」も読んでて思ったけど、こういう情勢の心理描写を描く小説はいわゆる答えがある小説ではないので、逆に読んでて難しいなと思う。いろんなことを考えたり、自分をどこの視点に置くのか、とかも。

優しい文章と優しいイラストで。絵本のように暖かくて、いろんなタイミングで読

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中勘助「銀の匙」と盆夏休み

かの夏目漱石も称賛したという中勘助の「銀の匙」を読んだ。明治時代の自伝小説。一文一文が活きている、素敵な本だった。ちょっと泣いた。

自分の幼少期、少年時代、こんなにも事細かに思い出せるものかなーと思い、いろいろと思い出そうとしたのだけど、これが全然思い出せない。そんなもんかなぁって思うけど、同級生とかみるとめっちゃ覚えているよね。どこどこいった、なにしたっていうのがなかなか思い出せないのだけど、

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冷静と情熱のあいだ(他1冊)

こうも雨風が強いと家を出ることもままならなくて雨音と共に読書と洒落込みたい。よくある、喫茶店やカフェとかで本を読むということをしたいのだけど持ち前の出不精と人の会話が耳に入ってきて本に集中できないので、おうちでゆっくりと。

ずっと積ん読してあった。この本読んでみたい!って思った本をノートにメモしていったら6ページ分も本のタイトルと著者名をメモってた。最近はじめたいのは絵本。

米原万里さんの打ち

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読書ブームとレビュー

最近は自分の中で読書ブームが再熱し始めたので、ちょうどブックオフで20%オフをやっていたのでいろいろと買ってきた。

いろいろと読みたい本をメモしてあって、そこから選んでいったのだけど、久しぶりすぎて探すのがなかなか手間取った。

欲しい本を管理するやつを昔作っていたのだけど、サーバーのゴタゴタで消失し、メモやAmazonの欲しい物リストをもとにブクログに読みたいリストを作った。

レビューってい

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「長距離走者の孤独」読んだ

夏休み読書企画。

夏休みどころか土日休みというものの概念が失われて幾星霜。今まではスプラトゥーンやペルソナ5に身を粉にして粉骨砕身していたのだけど、せっかくだし溜まっている積ん読を解消していこうと思い、合間合間に読書をしている。

読書はいいぞ、ただただ文字の羅列を追い、勤しんでいるだけでなにか高尚なことをしていて、実際は何も行動していないのにあたかも何かを達成した気持ちにしてくれる。そして時間

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【8/9】現代語訳「学問のすすめ」読んだ

現代語訳版ね。同じ日本語なのに現代語訳というのも面白い。英語とか外国語でもあるのかな?古代ギリシア語とか?違うか。

読んだというか、読み終わった。結構小難しくて読むのに時間がかかった。新書だからそこまで時間かからないだろーって思っていたんだけど。

まあきっと明治時代でも「意識高い系」の部類だったような痕跡が見えるのだけど、現代でも結構意識高い系だった。とは言え、この1冊で意識高い系範囲を全部補

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