馬場卓也

何でも書いちゃうモノカキ稼業&介護職。ラノベ『真田十勇姫!』『バカと戦車(タンク)で守…

馬場卓也

何でも書いちゃうモノカキ稼業&介護職。ラノベ『真田十勇姫!』『バカと戦車(タンク)で守(や)ってみる』他色々。シネ・ヌーヴォ『超大怪獣大特撮大全集』の新聞ほか、お手伝い等々。『シン・ゴジラWalker』執筆。

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◎百足の草鞋/必中!文筆稼業漂流編

 以前、誰かに『なんで先生って呼ばれるんですか?』と聞かれたことがある。名優・若山富三郎は後輩俳優に自分のことを『先生』と呼ばせていたらしいが、さて『先生』とはいかなるものか? やっぱり人の上に立つ、偉い人のことを呼ぶのかな。自分の場合どっちかといえば時代劇の用心棒が『先生』と呼ばれている、あれに近いかな、と都合よく思ったりもする。あれもなぜ『先生』と呼ばれているのか、謎ではある。まあ、調べればすぐわかりそうだけど、今回はそう言った語源を探る内容ではないので、この辺で。  

    • アクションと爆発多めな新年映画

       1・8『シャクラ』(ユナイテッドシネマ岸和田)  アクションで過ごす成人の日その1。上映館が少なくて岸和田でひっそりと公開されたドニーイェンの『シャクラ』を。宇宙を極めた者はその原点に立ち返る。予備知識なく『シャクラとは?』と見に行ったら、これが金庸の武俠小説を基にした、時代活劇だった。ワイヤーで飛ぶ、みんな飛ぶ。気で吹っ飛ばす。  濡れ衣をかけられた男の壮絶なリベンジ『シャクラ』。とある家に捨てられた子供はすくすくと大きくなって、立派なドニー・イェンに育ちました。現在

      • 新年を覗く時新年もまたこちらを覗いて覗いているのだ

         新年あけましておめでとうございます。まだ四日しか経ってないのに、もう半年分ぐらいのあれこれが起こったような気がします。今年も元旦から映画館。まずは『映画窓ぎわのトットちゃん』を。なぜ今これを? と思ったら、ものすごい評判がいいので、見に行ってきました。  正月はテレビに負けてはいけない、テレビを見るとだらだら居座り続けそうになる。自分の時間を作るんだ、と映画館。元旦の初映画は『窓ぎわのトットちゃん』。映画館は親子連れや高齢のお客様も多数。ちょうど今朝の新聞に黒柳徹子さんが

        • 今年最後の映画のこと

           12・11 シネ・ヌーヴォX『ぼくたちは見たーガザ・サムニ家の子どもたちー』。  2009年のイスラエル軍侵攻後のガザ地区、そこに暮らす子供たちを追ったドキュメント。冒頭、少年の『他の国の子どもみたいに遊びたい』が全て。家族、親族を殺された子供たちの姿に月並みな『戦争よくない』としか言えない。  他国のこととはいえ、なにができるの? 映画上映で支援するんや! というヌーヴォさんの気概に賛同した次第。イスラエルとパレスチナ、宗教、思想の違い、その根は深いと思う。でも何であ

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        ◎百足の草鞋/必中!文筆稼業漂流編

          呟く映画巡り

           例によって先月から今日までの映画のことを。 11・18、19『宇宙からのメッセージ』『里見八犬伝』(シネ・ヌーヴォ)  梅田でゴジラトラックを見てから、九条シネ・ヌーヴォへ。  場所はグランフロント大阪。39年と一日前、ほぼ同じ場所でサイボットゴジラと写真を撮ったのだ。 今回の超大怪獣は『宇宙からのメッセージ』『里見八犬伝』の深作SF時代劇二本立て。キャスト、スタッフがほぼ一緒。  確かに『メッセージ』は赤いプリントだったが、それ以上を知っているせいか、あるいは、退色

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          3の付く日の誕生日映画

           11・3『ゴジラ‐1.0』(TOHOシネマズ天美)  『シン・ゴジラ:オルソ』から一週間。ゴジラの誕生日に待望のゴジラ最新作。戦後日本を舞台という、今までの『昭和29年』の呪縛から解き放たれた、古いけど新しい、令和だけど昭和なゴジラ。仕事明けて近くの映画館へ。  初見の印象は『シン・ゴジラになかった要素が盛り込まれてるなぁ』と。要するに、良くも悪くもの日本映画らしさ。感極まると泣く、叫ぶ、殴る、となってしまう演技にこれでもかの泣かせ演出。このゴジラはアホなんか? それと水

          3の付く日の誕生日映画

          めんどくさがりの映画と犬、その他

           犬が迷子になって、心のどこかに穴が開いたようで、積極的に動くこともなくなって、出かけるなら犬探しでもするかぁ、なんて日々を送っていて、映画なんか見てないなぁ、と思ったんですが、結構見てたよ。 もうTwitterの呟きを乗せるのも面倒なので、写真と日付のみにする!  9・21『007ロシアより愛をこめて』(MOVIX堺)  60年代スパイ映画を令和にスクリーンで見れる幸せ。 9・24 万博公園に行く。太陽の塔はデカい、ソフビ買ってしまった。 9・25『女王陛下の007』

          めんどくさがりの映画と犬、その他

          9月の迷子犬

             最後に更新してから数日後。奈良に住む家族から犬が逃げた、との報告アリ。小さなトイプードルで、ひょっとしと側溝に落ちてしまったかもしれないし、誰かに拾われているかもしれない。ビラを配ったり聞き込みしても効果なし。ひょっとしたら他府県に移動しているのでは? という思いで、大阪でトイプードルの目撃情報があれば現地を調べたり聞き込みしたり。  こういうことになって迷子犬情報、保護犬情報をよく見るようになりましたが、毎日日本のどこかで迷子犬と保護犬情報があるんですね。  生

          9月の迷子犬

          首が回って腕が飛ぶ、残暑に見た映画

           そろそろ書かないと、と思って振り返ると、最近見た映画は三本のみ。もう洋画の大作にも飽きたのか、残暑が落ち着いて家で過ごすことが多くなったからか、別の用事が増えたのか。まあ、その辺が色々重なって、映画に行く機会が減ったな、と思うのです。見た映画といえば三本とも昔の映画でした。家にソフトがあるのに、あえて劇場で見るのです。 9・6『エクソシスト』(TOHOシネマズ泉北)  9月6日はカラスの日なので、カラス神父の活躍する午前十時の映画祭『エクソシストディレクターズカット版

          首が回って腕が飛ぶ、残暑に見た映画

          酷暑から逃げるように映画館にいた

           8・26 『音のない世界で』(シネ・ヌーヴォ)『ブルドーザー少女』『アリゲーター』(シネマート心斎橋)  ドキュメンタリーは構成があっても筋書きがない、だから面白い。シネ・ヌーヴォ、夏休みの映画館『音のない世界で』。山崎支配人の御挨拶から上映開始。大人、子供、教えるもの、教わるもの、フランスの聾唖者たちの姿を描く作品。手話と口話、発声の練習等々、音のない世界は不自由か? そうじゃない。  健聴者からすれば大変だなぁ、と思ってはいるけど、彼らの世界はそれが普通。この手の題

          酷暑から逃げるように映画館にいた

          8月はそんな季節、戦争と怪奇、そしてリボルバー

           Twitter(X)の呟きを再生改造。  8・10『ひろしま』『野火』(シネ・ヌーヴォX)  お盆が終戦記念日というのは偶然なのだろうか。それにしても加藤嘉は加藤嘉だった。シネ・ヌーヴォで戦争のことを少しだけでも考えようと『ひろしま』をみた。数年前にNHKで放送されていたものを録画していたが、やはり劇場で見たい。終戦から8年後、なおも重くのしかかる原爆の影、そしてあの日。  1953年の現代パートから原爆投下のあの日へ。エキストラを総動員した、まるで記録映像のような地獄

          8月はそんな季節、戦争と怪奇、そしてリボルバー

          ババはある朝突然に・散髪大事

           前回、映画と映画の間にあった出来事。  今もあれは夢だったのではないだろうか、と思うような出来事でした。なんというか、すべてのタイミングがぴったり合った、というか。それは先週、夢の中で某映画監督に『散髪しなはれ』といわれて愚直に髪を切った時から始まっていたかもしれません。いささかスピリチュアルな雰囲気になりそうですが、要は『ゲン担ぎ』です。それだけのことなのです。それほど髪は伸びてはいなかったのですが散髪してスッキリした気分で数日間を過ごしていたのです。するとある日こんな

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          変身、そして変心

           だんだん、書き起こすのが面倒になりTwitter(X)の呟きをコピー&ペーストしておりますこのnote。でもここに残さないとどんどん忘れていきそうになる、まさに備忘録。7月下旬から今月頭にかけてみたもの等々、しかし映画ばっかり見てるわ。 7・28 ひらかたパーク『THE 仮面ライダー展』  1号からギーツまで、圧倒的な展示の数々! エントランスで待ち受ける1号軍団! 展示も凝っていて、おしゃれ。図録では伝わらない何かがあるのですよ、これは。あぁ昭和ライダーと怪人、異形ラ

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          カラテとオカルトとパニックで70年代かよ! な7月の暑い日

           見ないときは全く見ないけど、今月は避暑も兼ねて映画館に飛び込むことが多かったのですよ。今回もまた、Twitter改めXの呟きを再編集、という手抜き工事。しかし、映画の感想を改めて構築し直すって大変な作業よ、映画評論家の人ってすごいなぁと思う次第。 7・19 ヴァチカンのエクソシスト  悪魔の存在よりもなぜあのプロデューサーは日本マット界に詳しいのか? それが気になって『ヴァチカンのエクソシスト』を見た。ひげ面で暴れる高齢者は全部リーアム・ニーソンだと思っていたけど、これ

          カラテとオカルトとパニックで70年代かよ! な7月の暑い日

          今月の映画のこと

           すっかり更新していなかったけど、特に忙しいわけでもなく。4月から一緒に住んでいた次男が今月奈良に戻ったので、また一人暮らし。やっぱり京都へは奈良の家からの方が近い、とのこと。なぜそれを入学前に調べなかったよ。  そして今月、これまで見た映画のことをツイッターの呟きから抜粋という最近多いですね、このパターン。 7/1   人気俳優が十数年後かつての当たり役に再挑戦することを『ネバーセイネバーアゲイン現象』と……言わない、今考えた。ロッキーもランボーも座頭市も忘れた頃に帰っ

          今月の映画のこと

          フテ女がふと、暴力を振るう時

           先日のこと、とあるお店――自分の場合、大体中古店ですが――で見つけた『鉄砲玉の美学 中島貞夫の世界』というCDを購入。  劇中で使用された頭脳警察の楽曲に、中島監督の他作品のサウンドトラックも入っているお得な一枚。  中島貞夫監督は、ヤクザよりもその下で蠢く、いわゆるチンピラや半端ものを描くのが上手いというのが持論である。元コックのチンピラが組織にいいように利用され、イキがって自滅する『鉄砲玉の美学』もそうだし、あの時代劇超大作『真田幸村の謀略』だって、武士社会の枠組み

          フテ女がふと、暴力を振るう時