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【金子みすゞの伝記執筆 取材第2弾】
みすゞが、詩に書いた2つのお祭りの取材に行きます。
7月26日が、生れ故郷・山口県長門市仙崎の祇園祭@八坂神社(サムネイルの詩)。
7月30日が、命を閉じた下関の夏越祭@亀山八幡宮。
仙崎では、詩に書いた女学校までの道を、もっかい歩こうと思ってる。
前の時は、生き字引の坂本さんのガイドで同行者がいたから、歩くことをちゃんと感じることができなかった💦
何でも、一人で、自力でやらないと身に
金子みすゞの詩『ながい夢』について
一昨日の【みすゞ塾】のテキスト5編のうちの一つが『ながい夢』だった。
5行目の【二つ】は、テキトーな数字ではなく、大きな意味がある。
当時の年齢は数えだった。
ということは、みすゞは生まれた明治36年4月11日に1歳、明治37年のお正月で2歳になる。
みすゞが二つの時、兄はいたが、弟はまだ生まれていなかった。
お母さんを独占できた、あの頃に戻りたいと謳っているのだ。
この詩は、結婚前に
金子みすゞの生れ故郷・仙崎 取材レポート⑨鯨法会の巻
今回の取材の1番のミッションは、鯨法会に参列することでした。
みすゞが詩に書いた行事だから。
日本で有数の捕鯨基地だったこの地では、今でも毎年、浄土宗では鯨回向、浄土真宗では鯨法会が営まれている。
みすゞは熱心な真宗の門徒だったと言われている。
その回路が自分の中に開かないと、みすゞの心の奥底に降りてゆけないような気がして…
法要の後の御法話は、思わず涙するほど胸に沁みるものだった。
金子みすゞの生れ故郷・仙崎 取材レポート⑧みすゞのお家の後を継いだ本屋さん
金子みすゞ記念館の目と鼻の先に、木村聖文堂という本屋さんがありまして。
書店経営に許認可が必要なのかは知りませんが、教科書を扱う権利を継いだという意味だと思います。
記念館に行ったことのある方はお分かりでしょうが、物販コーナーで本を売っています。
記念館で本を売ったら、木村聖文堂さんはどうなるでしょう?
そうです、商売あがったりですよね。
私が館長なら、金子文英堂とのご縁を示して「本のご
金子みすゞの生れ故郷・仙崎 取材レポート⑤SNOW DRIP COFFEE編
隙間時間で寄れたらと顔を出したのですが…💦
時間切れで、珈琲をキャンセルして本当に、ごめんなさいm(__)m
次に仙崎に行った時には必ず、美味しい珈琲をと思ってます。
とっても素敵なお店でした!
今年で3周年だそうです。
ってことは、コロナのど真ん中で開店!!!
インスタで繋がったご縁ですが、地元の皆様のオアシスとして根付いているんだなーと分かって嬉しかったです。
仙崎 取材レ
金子みすゞの生れ故郷・仙崎 取材レポート④松浦商店のこと
今回は、「お忙しいのに悪いかな」と寄るのを遠慮してしまったのですが💦
2010年、金子みすゞのお墓のある遍照寺の本堂で『空のかあさま』という一人芝居をさせていただいた時、松浦商店様には大変お世話になりました🙏
今は、お店としては機能してないけれど、商品はセンザキッチンや宇部空港で販売されているそうです。
ふぐの茶漬け、雑炊、燻製、焼きふぐ、みりん干し等のふぐ加工品は、お父様が元祖なのです
金子みすゞの生れ故郷 取材レポート①
4/25(木)夜行バスで萩着、からのレンタカーで仙崎入り。
定宿の”喜楽”さんは、お食事処でもあるので、まずはそこで昼食。
お店の方に、『竹とんぼ』という詩に出てくる”かつらぎ山”って分かりますか?と聞いたところ…
青海島観光汽船の社長さんが丁度いらしてて、教えて下さいました。
青海島観光汽船は、みすゞの頃に、最初は手漕ぎ船で始まったのです。
青海島を1周するのに、一日がかりだったと、長
金子みすゞ周りのこと【これはアウトだろー!】
JULA出版の古い金子みすゞ全集(写真右側の白いほう)には、『金子みすゞノート』という別冊付録がついている。
みすゞについての権威とされている矢崎節夫氏はそこに、「みすゞの兄は萩商(業高校)へ行った」と書いた。
ええーーーっ!!!みすゞのお兄さんって、尋常小学校を出た後は家業の本屋に精を出したんじゃないの?
『金子みすゞノート』を久し振りに読み返して、焦りまくった💦💦💦
執筆中
金子みすゞは、『日の光』の投稿を最後に筆を折った?
金子みすゞについての権威とされている矢崎節夫氏は、著書にこう書いている。
夫に詩作を禁止されたみすゞは、昭和3年11月、『燭台』という雑誌に『日の光』を投稿したのを最後に筆を折ったと。
しかし、みすゞはその後も約1年投稿を続け、9編も掲載されている=採用されたのは9編だが、投稿した数はもっと多いかもしれないということ。
矢崎氏が、夫による詩作禁止の根拠にしているのは、みすゞの詩友・島田忠夫が
『曼珠沙華』事件、愛と誠の勝利!
『犬のおまわりさん』で知られる佐藤義美は大正14年、『童話』という雑誌の2月号”通信欄”で呼び掛けた。
金子みすゞ他の協力で、『曼珠沙華』という雑誌を創ったので、絶賛ご予約受付中と。
しかし、実際に発刊されたのか、みすゞの詩は果たして載ったのかは、ずーーーっと謎でした。
それが、見つかったのです!!!
『曼珠沙華』の創刊号を40年間愛蔵していた東京の古書店・玊睛(きゅうせい)さんが、金子み