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新しい時代のサービスを妄想してみる-本編-

例えば美術館などは、それほどスペースを取らなくても、ディスプレイでの展示が可能ではないかと思ったりもします。大きなディスプレイを3つ展示して1つの作家の作品をボタンを押すことで切り替えられる。座って鑑賞できるスペースも設ければ、それほど場所はいらない…と思ったら既に電子美術館は結構出てきている模様。喫茶店と兼ねたような小さな展示スペースなどを兼ねたお店が増えそうです。


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     VR上で展開される電子美術館は既に現実になってきている。

既に飲食店や学習塾、フットサルやテニスコートなどのメジャーなスポーツ施設、フィットネスなどの健康施設は地方で見ても飽和状態です。それ以外にどういったニーズが今後出てくるのか…。

アパレルもショッピングモールのような大きな施設ばかりではなく「小型モール化」できる余地があるかもしれない。例えばZOZOやAMAZONで購入した商品を集配する集配センターを併設し、そこに出向けば送料無料で試着できる(ちゃんと個室も用意する)同じ場所にアパレルを4店舗くらい併設する、さらに裏手に小規模なセカンドストリートのような古着屋を展開し、アウトレットやユーズドはそちらに流す。


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ショッピングモールではない、独立した商店街やファッションモールにも可能性はある


最近美容室ではコロナ禍の影響で雑誌をタブレットで閲覧できるようになりましたが(Dマガジンやkindle unlimitedなど)雑誌サービスへ入会して閲覧できるようになっているだけで、やはりカテゴリー分けが乱雑だったりそもそも雑誌しかないという欠点もある(kindle unlimitedもビジネスや新書メインという印象)

そこでまず雑誌・新書などサービス別に専用のコーナーで区切り、それぞれに5台ほどのタブレットを置く。電子書籍閲覧には漫画には漫画専用のサービス、小説には小説専用の(レンタル用あるいは業務用のサービス)のアプリがより充実すれば、こういった展開もさらに容易になると思ったりもします。スタバ的な空間で図書館や本屋の代わりになるサービスが展開できる。ネットカフェでは閲覧できない小説や古い雑誌、専門書も取り扱うような。


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         電子書籍サービスにはまだまだ可能性がある


これから空き家がどんどん増えてくるはずですが、スペースをレンタルする場所はホテルやネットカフェの独壇場になっています。まだ古民家リノベーションくらいしか目立った動きが見えていません。近い将来、それほど高い値段を取らずに一軒家を貸し出すサービスも出てくるかもしれない。空き家が密集したエリアはリノベーションして脱出ゲームなどの施設に作り替える事も出来るでしょう。パチンコの新装開店よろしく、毎月5日ほど休んでいる間にアトラクションの中身やルールを変え、季節感を出したりイベント色を強める事も出来る。

もう既に出てきているかもしれませんが古い筐体のみのアーケードに加えて家庭用のレトロゲームを中心に扱った、新しいタイプのゲームセンターも出てくるかも(地元にも少し前まであったのですが)最新のゲーミングパソコンで遊べるようなタイトルも交えて置けば新旧のユーザーを取り込む事も出来そうです。

メディアはこれからリサイクルや発掘需要も高まってくる可能性もあるため、ブックオフのような「大量リサイクル」ではなく、少し買取価格を高めて、店内のレイアウトを強めた「お宝鑑定団」的な小売りも徐々に増えてくるかもしれない。

学習塾は増えていますが、専門学校に行く手前のプログラマーやアプリ養成講座、あるいはアニメーターや漫画家養成講座が出来てもいいかもしれない。ライター需要なら大人にも人気が出そうです。タブレットやアプリがどんどん強化されているため、それほど道具や場所や設備に時間をかけなくてもOKになってきているのも強み。

カラオケボックスは楽器を演奏できるスタジオに生まれ変わらせる手もありかもしれません。楽器レンタルを兼ね、講師が出入りしスクールとしても機能するような。

県庁所在地や各自治体の市役所でやっているようなセミナーを平日と休日、市町村の公共センターで集約させてもっと宣伝をかければ地方の学びの場所も増えていくかもしれない。自己啓発や資産運用など従来あったようなものばかりでなく、今ならマインドフルネスなど人気になりそうな題材もフォローする。

人口が減少する地方に置いて、男女の出会いの場としては場所と雑誌を提供し男女同額の定額料金で出入りできる喫茶店のようなものもアリかもしれない、きちんと身分証の提示や、安全は確保したうえで場の自由度を高める。その場所にいる間は誰に声をかけてもOK。月替わりで趣味の交流会ブースを作り、趣味のコミュニティを提供するのもアリ…とか?少し前はこういう大規模なコーナーを設けた街コンのようなものもあったと思いますが、最近は見かけなくなりました。ここまで個室化しなくても、駅前の通りを歩行者専用にするだけで人の流れや出会いも必然的に増える、とも言われていますね。

釣り堀、キャンプ場、里山の遊歩道を整備し、「教える人」も招き、アウトドア活性化を図るのもありでしょう。最近はサバイバルゲームの空間を提供する場所も増えてきました。


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     空いた施設をリニューアルし、サバイバルゲームの空間に作り替える例


玩具関係はプラモの組み立てや塗装スペースを設けたり、外国人が増えるため既にポツポツ出来始めていますが、外国人のための日本語(兼、日本の文化)を学スクールの需要も増えるでしょう。

税収が不十分な自治体では民間でもカバーできない分野が出てくるため、空き家の処理や、廃品回収、各種書類手続き、インターネット代行などを承るなんでも屋のような需要も増えるかもしれません。それに伴っていずれ必要とされる資格なども再整備されていきそうな気がします。

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