見出し画像

生きるとか死ぬとか


Tumblrにも書きましたが、このフィールドにも残しておきたいので、投稿します。僕の好きなライターさんが紹介してた本です。

世界中から称えられても、世界中から叩かれても、人間いつか「死」を迎える時が来る。今読んでいる小説が、「生きる」と「死ぬ」だったり、「オトコ」と「オンナ」だったり、哲学的要素を含む内容ということもあって(そんな畏まったものではない)、それらについて自分自身考え込む瞬間がある。

本中の表現と私の考えを織り交ぜて言うと、誰もが「人はいつかは死ぬ」ということを理解している。生まれるということは死ぬということでもある。であるなら私たちは安直に他人の死を生み出し続けていることになる。子供を産むということは、その子をやがて死に至らしめる行為なのだ。この世では、人を殺めてはいけない、自ら命を絶ってはならないと教育され、私たちもまたそれに何の疑いの目を持つことなく、子を産み、当然のように教育する側になっていくのだろう。しかしながら、自分たちこそが正真正銘の殺人者なのである。そしておそらくそんなことに一瞬たりとも気づかぬまま、息絶えるのだろう。

自分を見つめてしまう。いつからか、物事を深く考え込むようになってしまった。今回に限ったことではない。哲学的思考に浸った時、自分に酔ってると感じる時もあれば、程々に自分を好きでいられる時もある。けど、そんな、感じて考えて感じて考えてを繰り返していると、どうしても哲学だとか思想チックになってしまう自分に、とてつもなく嫌気が指すことがある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?