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技術の雑談
2024年5月9日 08:36
太陽光発電施設から銅製の送電用ケーブルを持ち去る窃盗事件が急増している。送電線には銅が使われている。金属の中で最も効率よく電気を伝えられるのが『銀』です。2番目が『銅』3番目が『金』です。金や銀は価格が高いため、送電線に使うのはコストが合わないため、銅が送電線に使われます。一部コネクター類には銀や金が使われることもありますが。。しかし、世界的な原材料高の影響で銅の価格も高騰しています。さす
2024年5月7日 08:46
SMKは、自由自在に変形できるヒーターを実用化する。柔軟性がある樹脂製フィルムに、伸縮に強い銀の素材を回路に採用し、曲げた際に回路にひびが入るなどの課題を解決し、電気を通すと発熱する回路を印刷した。顔や首回りを温める理美容や家電機器、車やバイクのハンドルなどに応用されそうだ。『参考資料』https://mitec.smk.co.jp/mitec/heater/
2024年4月23日 10:45
波長の短い深紫外線は、ウイルスや細菌の遺伝子情報を壊して増殖を妨げる作用があり、飲料・酒類メーカーはこれまで水銀ランプを光源に深紫外線を発生させ、水や空気を除菌していた。トヨタの研究によると、「深紫外線」の光源となる発光ダイオード(LED)の出力を従来の約4倍に高める技術を開発したという。これまで使われてきた水銀ランプと比べて水銀などの有害物質を使わないため、環境負荷を低減できる。『参
2024年4月14日 09:52
携帯機器は便利だが、充電が面倒だ。外出時に複数の充電器を持ち歩かなければならない。パソコンやシェーバー、スマホと、メーカーや機種ごとに充電器が異なる。この煩わしさを解消してくれる規格が「OI(チー)」だ。OIは接触しないで充電する規格の一つで、非接触充電またはワイヤレス充電と呼ばれる。二つのコイルを向き合わせ、一方に交流電流を流すと、他方に電気が生まれる「電磁誘導方式」を使っている。OIの
2024年4月11日 10:37
電柱を見上げると、電線が3本で1セットになっていることに気づく。家庭電気製品のコードは2本1組なのに、なぜ送電線は3本1組なのだろう?これは「三相交流という送電方式を採用しているから」である。三相交流は3分の電線を、交流電気がタイミングをずらして流れている。このズレのおかげで3本の電圧を加え合わせると、互いに打ち消しあって電圧が0になる。電線の終端で3本を結べば、結び目の電圧は0になり電流は流
2024年3月15日 19:01
子供達の遊ぶエネルギーを電気にできないか? 千葉県の柏駅前には、オランダで開発された「発電ブランコ」が設置されている。ブランコで作った電気でスマートフォンに充電できる。イギリスの学生は、ケニアのボランティアプロジェクトをきっかけに、「発電シーソー」を開発した。10分遊ぶだけで、教室の照明数時間分の電力をまかなえる。そのほかにも、発電トランポリンなども考えられる。これらの機械を集めた、
2024年3月14日 12:08
原子力発電で利用されているウランは、どんな国で生産されているのでしょう?生産量トップは断トツでカザフスタンです。ついでカナダ、オーストラリア、ナミビアの順になります。ウランは世界中に広く埋蔵されているため、政治情勢が不安定な中東に集中している石油に比べ、安定的に供給できます。じつは日本にも岐阜県や岡山県にウランが埋蔵されていますが、採算があわないため、輸入しています。ウランは少量でも大きな
2024年3月9日 16:48
発電所で100%の出力を発揮したときの電力量を『設備容量』といいます。この設備容量を比較すると1位 水力発電 三峡(中国)電気出力22,500MW 2位 原子力発電 柏崎刈羽(日本)電気出力8,212MW3位 火力発電 台中(台湾)電気出力5,780MW意外や意外、¨水力発電¨が最も大きな電力が得られる発電所のようです。『参考資料』海外電力調
2024年3月7日 18:53
東京農工大学などの研究チームは、密閉空間内の物体を冷却する技術「非放射冷却」を開発した。熱電変換素子を冷却したい部分に接触させ、熱電発電を生じさせる。熱電発電によって生じた電流は導線を経由して密閉容器外に排出され、密閉容器内の温度を低下する。冷暖房のような熱交換に似ているが、冷媒ではなく、電気を経由して熱を移動させる。『参考資料』https://www.tuat.ac.jp/doc
2024年2月10日 20:00
欧州各国の研究機関で構成するユーロフュージョンは8日、核融合の実験で過去の記録を約2割上回る、世界最大のエネルギー量の発生に成功したと発表した。核融合は原子核同士を融合させて膨大なエネルギーを生み出すなど、太陽と同じ反応を地上で再現することから、「地上の太陽」と呼ばれる。理論上は1グラムの燃料から石油8トン分のエネルギーを取り出せる。『参考資料』https://www.jetro.go
2024年2月8日 18:12
大雪で立ち往生したら電気自動車(EV)は危険だ――。冬になると必ず、こうした声が大きくなってくる。携行缶を使って給油できるエンジン車と違い、「電欠」したEVに充電するのは至難の業である。こうしたEVの不安を、エンジンで解消しようと試みるのがいすゞ自動車だ。レンジエクステンダー(航続距離延長装置)として発電専用エンジンを搭載したEVトラックを試作した。電池とエンジンという2つの動力源を搭載す
2024年1月30日 21:03
発電した電気を無駄なく運ぶ夢の技術「超電導送電」北海道石狩市で実用化を見据えた実証が進む。石狩湾新港の風力発電の風車が多数設置されている。再生可能エネルギーの送電ロスを極限まで抑える。電気を電線で送ると一部は熱などに変換されて、電力の5%前後が失われる。ただケーブルを液体窒素でマイナス196度まで冷やすと電気抵抗のない「超電導」状態になる。理論上は送電ロスがゼロになる。課題は導入コスト
2024年1月28日 09:56
電子レンジには金属の容器、アルミ箔、金銀などの金属系塗料で模様が描かれた食器などは使えません。理由は、金属表面は電子が自由に動く状態になっていて、マグネトロンから発生したマイクロ波により電子の振動が大きくなり、電子が金属の外へ飛び出すことがあります。これが火花として見えます。この火花で電子レンジの部品が故障したり、食品に引火して家事の原因となったりする可能性があります。
2024年1月20日 16:49
一昔前の冷蔵庫は、庫内が十分に冷えると電源を切り、温まると再び電源を入れるという制御を繰り返し、庫内を冷やしていた。しかし、この方式では電気の無駄が生まれてします。この問題を解決するために考えられたのが、インバータ制御だ。インバータ制御では、電源である交流電流の周波数を変化させることで、モーターの回転数を制御します。インバータ制御により省電力性能が高まり、細かい温度設定が可能になりました。しか