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名言より学ぶvol.8 「前門の虎、後門の狼」

表門から侵入しようとする虎を防いだが、裏門からすでに狼が侵入してきたという意。

一つの災いを逃れたところで、またまた新しい災いがやって来ることにたとえる。

趙弼の「評史」に「諺に曰く、前門に虎を拒(ふせ)げば、後門に狼を進む」とあります。

「前門の虎を拒ぎ、後門に狼を進む」とは、前の門から虎が入ってくることを防いだのに、後ろの門から狼が入ってこようとしていることを意味しています。

これが転じて、一つの災いを逃れても別の災いにあうことを「前門の虎後門の狼」と言うようになりました。

一つ目の「前門の虎後門の狼」を使った分かりやすい例としては、
「前門の虎後門の狼のピンチを乗り切れるだろうか」「前門の虎後門の狼でとても大変な思いをしました」「この状況は前門の虎後門の狼と言えるだろう」など。

二つ目の「前虎後狼」を使った分かりやすい例としては、「この状況は前虎後狼としか言いようがない」「前虎後狼のピンチから脱出できるのだろうか」「業績不振の所に物価上昇が重なり前虎後狼と言うしかありません」などがあります。

体験談としては前門の虎に後門の狼、その他左右の扉に天敵の人間がいた
りし、もう四面楚歌(敵の中に孤立して、助けのないこと。周囲が敵、反対者ばかりで味方のないことのたとえ)であったことが多々あったような気がします。

営業職だったので苦労して客先よりようやく注文をいただき、意気揚々で帰社したものの「受注はいいけど誰がどうやって担当するの、無理だぞ!」と関係部署から言われもう大変、後ろから狙撃された気分でした、しかも周囲は皆冷ややかな目で「これ以上俺たちに無理しろってこと?」と大プッシングとは?

四方八方逃げ道無しは非常に辛いですが、そこから抜け出せた時間違いなく
一回り大きな人に進化出来ています、包囲網が厳しければ厳しいほど進化の
具合は大きいですね、但し自己崩壊で潰れなければの話ですが・・・。

「当たって砕けろ」とイケイケドンドン最優先で教育を受けて来た感じがしますが前進ばかりでは到底ダメです、せめて自分の後ろ位はフォローしなくては?

生きていれば必ず大小関わらず色んな問題に出くわします。

如何なる場面においても焦らず状況判断して前に出ることが肝要。

但し前後左右の注意も怠らず常に逃げ道は用意しておく方がベターです。

転んでもタダでは起きず、逃げるにしても一直線じゃなくジグザグで隙間を
上手く見極めながらノラリクラリと交わしていくべきでしょうね。

人生賢く楽しく大らかに生きて行こうではありませんか?

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