パイオニア
『親の欲目』ってのは、恐ろしいもんですね。
つい先日、両親が私の頭部を指差して「それはどうしたんだ?」って、聞いてくる訳ですよ。
だから、私はこう答えてやったんです。
「いやいやいやいや。どうしたもこうしたもないでしょうよ。ご存知の通り、もうすぐ50歳になるあなた方の息子(私)さんが絶賛『○ゲ』かかっているってことですよ」
昨年もちょくちょく実家には顔を出していましたから、両親も私の後頭部が日に日に薄くなってきていることには気付いているものだと思っていました。
ただ、両親も可愛い我が息子が『○ゲた』事実をどうしても受入れ難いのか、
「うちの家系には『○ゲた』人はいないから、ようかんが『○ゲる』なんておかしいわね」
と、めげずに畳み掛けてきました。
それに対しても、私はこう答えました。
「なになになになに。物事には何だって『例外』ってものがありますでしょうよ。いいじゃないのよ。あなた方の息子が我が家系の『○ゲパイオニア』として歴史に名を残す訳だから」
それでも納得がいかない2人は、
「もっとしっかり髪をとかしなさいな」
「毛生え薬でもやってみたら」
などのアドバイスを送ったかと思いきや、続けざまに、
「やっぱり警備員は、ヘルメットや帽子を被るから良くないのかね」
などと、最終的には私の職業に責任を転嫁し始める始末。
このしぶとさを見るに、もしかしたら、私が自分たちに先んじて『○ゲて』しまうことに、両親は申し訳なさみたいなものを感じているのかもしれませんね。
でも、そんなのは全然いいんですよ。
2人が私を気にかけてくれること自体はありがたいと思っています。
しかし、現在の私にとって「『○ゲ』に抗うこと」の優先順位は非常に低いんです。
転職をきっかけに、家族や自分自身の大切さをより深く知ることとなった私は、俄然人生が楽しくなってきているところです。
『○ゲ』の理由が警備員になったことであるならば、喜んで受け入れます。
そんな私の今の優先順位1位は、
「1日でも長く家族と過ごすことが出来る『健康な身体づくり』に取り組むこと」
になります。
髪の毛の心配より次回のファスティングの算段を立てる方が建設的ですし、何倍も楽しいですからね。
そんな訳で、今月からファスティングに向けた準備に入る予定です。
『健康な身体づくり』が順調に進むようなら、ちょっとは『毛生え薬』のことでも考えてみましょうかね。
しかし、効く薬なんてあるんでしょうか?
まあくだらない話はここまでとしまして、
引き続き「一族の『○ゲパイオニア』」こと、私ようかんをよろしくお願いいたします😊
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