自由に生きるためには、「ただの自分」に戻ること
「いつかあんな人になりたい」
そのような”憧れのエネルギー”は、美しく純粋で前向きなエネルギーです。
目指すエネルギーが強いほど、”理想の自分”を叶えやすくなります。
でも中には、その願いを叶えるために、「やりたくない事」や「苦労」をし過ぎてしまう人がいます。
「やりたくない事」や「苦労」をして得られた物ほど、それを手放すことに恐れを抱くようになります。
なぜなら、手放したらまた「やりたくない事」や「苦労」をしなければならないと思っているから。
前向きなエネルギーで手に入れた”理想”。
その”理想”を叶え、夢が現実になったはずなのに、その手にはいつの間にか”執着”が握られています。
”執着”とは、”恐れ”から来る後ろ向きのエネルギーです。
”恐れ”を抱えている人は、自分の”すごい部分”を見せつけ、”弱い部分”を隠そうとします。
そんな人が、他人に弱い部分を見られそうになると、人に牙を剥き、他を退けようとします。
他者への攻撃とは、多くの場合、”恐れの感情から来る、自分を正当化するための自己主張”です。
しかし、いくら声高に人を攻撃し、自己主張を繰り返したとしても、当人が安心して暮らせる日がくる事はありません。
それどころか、「恐れ」はさらに強力になって行きます。
光を見ようとするほどに、闇は色を濃くします。
自分の正義を主張するほどに、悪の対象は増えて行きます。
そのため、さらに悪を否定し、正義を叫ぶ。
でも気がつくと、”正義を声高に主張する自分”は、まわりから”悪”と呼ばれるようになります。
「これは善い事だ」「みんなのため」と言うほどに、自分の評価が下がっていってしまう、”負のループ”に陥ってしまうのです。
このような人も、最初は「ただの自分」から、何かに憧れを抱き、その何かになろうとしただけだったんですよね。
”肩書き”に捕われて自分を見失ってしまう。
役者がその役に入り込み過ぎて、本当の自分がわからなくなってしまったという感覚に似ているのでしょう。
親として、
友達として、
社会人として、
大人として、
男として、
女として、
恋人として、
人として。
これらもすべてただの肩書きです。
”本当の自分”ではありません。
”自立した人生”とは「ただの自分ありき」である事を忘れないでください。
そして、「ただの自分だけで十分」である事を忘れないでください。
あくまで”肩書き”は自分をその役に魅せるための、衣装のようなものです。
ステージに立って踊るのはいつだって自分自身です。
たまには肩書きを忘れて「ただの自分」になってみる。
宇宙空間にぽーんと放り出されたら、もうあなたは「何者」でもなくなります。
それをイメージして、静かな心の感覚を感じてみる。
自分を守っていた鎧をすべて脱ぎ捨ててみる。
丸裸になって、「自分だけ」になってみる。
「良い親でいないと」「良い友達でいないと」「良い人間でいないと」
そういった気持ちを、少しの時間だけ、肩からおろしてください。
何者でもない、ただの自分になってみる。
次第に、今まで”自分”だと思い込んでいた”肩書きの自分”は、「自分ではなくただの肩書きだ」とわかるようになってきます。
肩書きに捕らわれず、客観的に見る事ができるようになり始めます。
そう思えるようになってから、改めて”肩書きという衣装”を着てみると、肩書きは、自分の人生を美しく豊かに彩ってくれるものである事に気づきます。
肩書きに依存する事なく、自分の芯の部分に自信を感じられるようになります。
「私は私のままでいい。私のまま色々な事を楽しめばいい。」
自分以外の誰かの人生ではなく、自分の人生を生きましょう。
自分の足で地面を踏みしめる感覚を感じ、自分の足で歩む楽しさを感じましょう。
すべてを自己判断と自己責任で生きる人生は、とても自由で、刺激的で、多彩な世界です。
そして、とても楽しい人生でもあります。
ぜひ、素敵な人生の物語を楽しんでください。
今日も素敵な人生をお過ごしください。
鈴木天尋
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