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映画「天使のくれた時間」は一度だけの人生の選択を考えさせられる史上最高のヒューマン&ロマンス&ファミリー映画‼️

切なさが心のど真ん中を貫くラストが忘れられない。

寒くなると必ず見たくなる最高の映画だ。

心の温もりが湧き上がる映画だ

「天使のくれた時間」映画レビュー

「天使のくれた時間」は一度だけの人生の選択を考えさせられる史上最高のヒューマン&ロマンス&ファミリー映画‼️

もしあの時、YESとこたえていたら?

もしあの時、別の選択をしていたら?

今、ふたりはどうなっていたのだろう。

名作「素晴らしき哉、人生!」を大胆にアレンジした作品だけど、私にとっては名作を超えてかなり人生に影響を与えた大切な映画の一本。

ウォール街で成功しフェラーリを乗り回し超高級マンションのペントハウスに住んでいるニコラスケイジが体験するもう一つの世界。

それは13年前に恋人のティアレオーニと結婚しニュージャージー郊外でタイヤのセールスをして2人の子供を養う平凡な生活。

あまりの生活格差に愕然とし、娘にパパではない宇宙人と疑われながら 笑 13年前に置き去りにしていた人を、人生を愛する感情を思い出していく。

そしてティアレオーニが彼の愛を信じた恋人、もう一つの人生では美しく聡明な妻ケイトとして扮しているが最高に素敵だ✨

ティアレオニーが美しくキュート!

「私の人生でたしかなものはあなたと子供たちだけ」彼女の迷いのない吐露に人生の根幹が揺らいでいく。

でもこれはもう一つの世界。

途中、ニコラスケイジが自分の知らない、自分たちの結婚式パーティのホームビデオを眺める。

和やかな雰囲気の中、もう1人の知らない自分が皆に囃されて彼女に歌を歌い始める。

♪La La La La La La La La La ~♪means, I love you~♪

最初は笑いながら観ているが、あまりにストレートに愛を捧げる彼の熱唱に、段々と顔つきが変わってくる。2度と来ないかけがえの無い瞬間。幸せの絶頂で破顔する自分。ただ、そこにいる自分は自分では無い。

言葉をなくしたニコラスケイジの表情がたまらなく深く心を揺さぶる。

そして、クライマックスの切ない余韻に人生の限りある時間の切なさと愛おしさを噛みしめる。

この物語は決して社会的成功か家族との幸せかという二律背反を唱える映画では無いと思う。

心の奥底がキューンと締め付けられるような懐かしくて温かい感情を呼び起こし、一度きりの人生で自分が愛する大切な人や好きなことを悔いなく選択することの重みを痛切に感じさせてくれる映画だ。

人生を左右する瞬間は誰にでもある。

この映画は、死ぬ前に湧き上がる感情を、これ無くしてはきっと後悔するという大切な何かを発見するきっかけを与えてくれる。

人は時に先行きの見えない不安に包まれて、“天使のくれた時間”を見出すことが難しい時もある。

でも流れていく人生の中で、一度しっかり立ち止まって、今までしてきた選択、これからしていく選択を心静かに考えるきっかけにこの映画はなるかもしれない。

不安、恐れ、怒り、見栄、恥、常識、人目、思い込み、、一つ一つ自分にまとわりついたものを削ぎ落として最後に残るものは何だろう?

全ての人にとって形は違えど、なんらかの愛。

それが発見できたらほんと生きてるだけで丸もうけ。苦しい時こそ全てはそこから始めたい。

人生で大切なもの。健康と家族との幸せ。今まで以上に愛を惜しみなく生きていきたい。

そしてこの地球🌏でこの人生を大切に味わい尽くそう。

最後は、この映画でパパを宇宙人だと思った娘が呟く名セリフで締めようと思う。

Welcome to earth !

今後ともにどうぞよろしくお願いします✨☺️✨

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