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どこまでが元の気質でどこまでが"高次脳障害"なのか

2018.12.17 脳出血を発症して。記憶の整理や自己分析の為に書いておる次第です。

リハビリ病院に転院した時、自分の脳みその異変を実感して、"怖い"と"不思議"と"人間って面白い"の3つの感情が瞬時に押し寄せてきた事があった。

まさしく高次脳障害を実感した瞬間。

言語聴覚士のリハビリで久しぶりに鉛筆を持って、計算と文字が出来るかチェックの時、詳しく手順は覚えていませんが名前を書く時私の本名、中野 公晴の

が描けなかったのです。笑。

恐らく入院してひと月以内。本当に驚きました。だって最初の1文字の"中"
が書けなくて、勢いよく書こうとすると横棒が先に出てしまい、書き順の縦棒を書こうとしても、ささっと横にスーっと。中の形は頭の中で想像ができるが、いざ書き順となると全くそのように手が動かなかったのですびっくり!!

もう一つ、掛け算割り算の数式を解くときに、数字の8が普段と違う書き順になってしまってこちらもびっくり。8も形ははっきり頭の中にイメージができているのですが、一筆書きで書こうとすると形のイメージが先行してしまい、○を2つ書くことになってこれまたびっくり。
割り算の数式を約20年ぶりに見て計算しつつ出た数字はどんな配置だっけ?!とか思い出しながらやったんだけど、それよりもほんとに咄嗟にメモろうとする文字達が見た事ないカタチで書いてしまう辺り、

怖い
不思議
人間って面白い

がまとまって出てきたんです。
脳みそぶっ壊れてんだなと笑。元の自分には無いぶっ壊れ方だなと痛感した衝撃でした。

記事を書いている22/07/12、書字におけるいわゆる障害らしい障害は、、、健常者と言われる方々のスピードで書いてしまうと、まだミスしてしまいます笑。

丁寧に書く為に見本と照らし合わせてゆっくり書くと間違いなくかけますが恐らく3倍の時間を要するかと。まだまだ書字に慣れて脳みその新回路設計していきたいですね。


#この物語はあくまでも患者がどうにか麻痺側に向かって優しく共存する様に見せかけて麻痺からの復活を試みるリアル復活劇であーる



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