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何かしらの何かが住んでそう

先日からちょっとずつ巡回中のTheTokyoToilet。今回はマーク・ニューソンがデザインする裏参道公衆トイレをご紹介する。淡い緑(プロからするとパールグリーンとでもいうのか)がとても印象的なこのトイレ。なんかこういう色見たことある…って思ったら自分のiMacと同じ色だった。ちょっと親近感。

(マーク・ニューソンはあのAppleWatchを手掛けています)

裏参道公衆トイレがある場所は高架下であり、駐輪場と駐輪場に挟まれるシティー&アングラ感が漂っている。そのためか、トイレ自体はコンクリート作りにも関わらず妙に緑(パールグリーン)が効いている。馴染んでいるのに存在感がある。異質感がないようである。正直、夜中に女1人では歩きたくないような場所にあるこのトイレだけれど、この異質感が「ここにトイレがあるよ感」を醸し出してくれていることで私の安心材料になっている。

ちかくにはスケートボードや落書き禁止の張り紙、だから石垣つくりなのかも

「北参道なんてなかなか行かないなぁ」「人通りは少なそう」っという極めて自分勝手な偏見を抱いていた私ですが、ちょっとトイレの前を張っただけでも続々と人が入ってくる(怪しい)。あれ、意外に利用者は多かった。
それなのに、入口のトイレのサインは目立ちにくく大きくもないのは、トイレの規模感(女子トイレは1つ)的に渋滞しないようあえてそうしているのかもしれない。

(誰だ、金麦置いてったのは!)

その際に注目しておきたいポイントが床にもサインがあること(ほかのThe Tokyo Toiletにはない特異点)。よほどトイレが必要な人は公衆トイレ全体カラーリングの異質感でそれがトイレだと気がつける。実際に入ろうと思った時には、床にあるサインで男女トイレを迷うことがないらしい。巧みなフィルタリングだった。

今回の迷いの原因チェックリストは…

銅製の「蓑甲(みのこ)屋根」がデザインされているこのトイレは、無機質なものに囲まれていても程よく異質的で目立つ。どことなく神社みたいな神聖感が漂っているから心理的に綺麗に使えるのか。いや壁の角にラウンドがかかっているのも結構大きいはず(現代版ねずみ返し)!
トイレの中の動線が広めにとられていてスケートボードなどの大きめな荷物を持っていても難なく入れそうなことも注目してほしい。

本当にどうでもいいけどこのトイレ、ムー⚪︎ンとかピ⚪︎グーとか住んでそう。全体的にラウンドしている感じとか人間が住んでないっぽさあるんだよな。

ん、なんかサウナにも見えてきた。






追録 おやつは世界を救う。

It's a Sweet World. 甘いものがなきゃやってられない。今回のお供はロッテの『ミルキー』。もういい歳だしミルキー爆食いする癖やめたい。

背景にマーク・ニューソンカラーを添えて

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