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あそびの引き出し 子供と遊ぶVol.1

こんにちは。親子体操インストラクターの杉本です。


子供といる時間は限られているんですよ。

「遊んで!遊んで!」とせがまれて何をしていいやらわからないことありませんか?

結局DVDを見せるかスマホを渡して満足させる。

その時間子供は何を得ているんでしょう?

何も得るものはないですよね。


そんな時間を子供の為に有意義に使ってください。。

子供は親が大好きなんですから。

子供こそ時間が大事なんですよ。

小学生になったらどんどん親から離れていきます。

大きくなってから足が速くなりたい!と言われて速くなる方法を教えてあげる自信あります?


幼児期のうちにたくさん触れ合って遊んで、運動能力伸ばしてあげましょう。


それではさっそく紹介していきます。


1、ギッコンバッタン(シーソー)

遊び方

①まずお互い足を広げて長座します。

足の裏はつけてもつけなくても結構です。

②子供に思いきり引っ張ってもらいます。

身体は無理のない程度に倒してください(笑)

③今度は親が引く番です。

子供の身体は柔らかい!

①~③を適当回数繰り返してください。


応用編

今度は背中を合わせて座ります。

①力の加減をつけて後ろに倒れます。

②今度は子供が押す番です。

力が足りなければお尻が上がってもいいのでグイグイ背中で押すようにしてください。

③これも数回繰り返します。


運動の解説

柔軟性

筋力

リズム感

を養う運動になります。

子供の筋肉は柔らかいので身体も柔らかいのは当然です。

しかし、成長するにつれ筋肉は硬くなっていきます。

知り合いの理学療法士の話では

一日三回以上筋肉を最大限に伸ばさなければその箇所は縮んで硬くなってしまうそうです。

ということは膝、指、腕などの普段使う筋肉以外は毎日縮んでいるという事なんですね。

子供でも稀に子供らしからぬ身体の硬さの持ち主がいます。

そういう子は明らかに運動不足の子供です。

普段からこのような運動を行い親も含めて身体を使う事を心がけてください。


2、とんでくぐって

遊び方

①まず子供の前に親が寝ます。

②親の背中の上をジャンプ

ジャンプは両足でも片足でも構いません。

③着地したら反転し親は身体を上げ四つん這いになります。

④子供はトンネルを素早くくぐります。

⑤くぐり終わったらすぐに立ち上がり再びジャンプ

⑥何回か連続で繰り返します。

応用編

親は身体を仰向けにすると腹筋、背筋運動につながりますよ。

トンネルも低くなるので子供の負荷も高くなります。


運動の解説

敏捷性

筋力

リズム感

を養う運動につながります。

子供が小さなうち(3歳くらい)は両足ジャンプが難しいと思います。

その場合は片足でのジャンプで構いません。

子供の感覚で高さ30㎝以上、幅40cm以上の障害物をジャンプで跳び越えるには相当な勇気と自信が必要です。

無理にやらせずできる事を楽しく行えるように心がけてください。


また、敏捷性を煽る方法として

子供がくぐっている間にわざとトンネルを崩して子供の上に覆いかぶさるなどしてみると、子供も楽しく運動できると思います。


また、確実に崩れますが親がジャンプ、くぐるを行って

子供がトンネルになってみるのも

運動を楽しく展開できる方法です。


3、サーフィン

遊び方

なるべく絨毯やマット、布団の上など下が柔らかい場所で行ってください。

①うつぶせに寝た親の上に手と足を広げてバランスを取りながら立ちます。

②親は身体を揺すってバランスを崩すふりをしてください。

慣れてきたら片足でも立ってみてください。

③4歳くらいになるとだいぶバランス感覚も身についてくるので親が四つん這いになり、その上に立ってみます。

なるべく手と足を広げてバランスをとることを覚えさせてください。

この時は危険ですから絶対に揺らしたりバランスを崩すような動作はしないでください。

また、下が滑りやすい場所だと降りるときに滑ったりして危険ですので降りる際は注意を促すことを忘れずに。


運動の解説

バランス感覚

高さ感覚

筋持久力

を高める運動になります。


なんでもそうですがバランス感覚、平衡感覚はあらゆる運動の基礎となるものです。

逆に言えばバランス感覚が未熟だと運動の習得スピードは明らかに遅くなります。

ですから小さなうちからバランス感覚はたくさん経験させて鍛えるようにしておいてください。

4、ロボット歩き

遊び方

①両手をつなぎ子供は親の足の上に乗ります。

②落ちないように足を大きく出して歩きます。

③前後左右、いろいろな場所に移動してみましょう。

「ワニがいるぞー」

などと声をかけながらなるべく落ちないようにやってみましょう。

歩幅を大きくしたり小さく小刻みにしたり横歩きしたり「1,2,1,2、と声をかけながらリズムよくやってみてください。

応用編

逆向きになって歩いてみます。

落ちないように二人で同時にジャンプしてみます。

これは成功率が低いですができると達成感があります。

運動の解説

筋力

バランス感覚

リズム感覚

協応性

を養う運動になります。

これは家だけでなく外でも気軽にできる運動ですのでちょっとした待ち時間などでも子供と遊べます。周りに迷惑にならないようにやってください。


リズム感はバランス感覚を刺激します。

リズムの良い声がけ一つで子供の動きも良くなったりしますので

リズムの良い声に限らず場所設定や効果音などごっこあそびの要素を取り入れていろんな言葉をかけながら楽しく運動してください。


また、二人で同じ動きをする、一つの動作をすることで相手の動きを知る、相手の動きに合わせるなどの協応力も身につきます。

スポーツに限らず人の動きを見て自分が動く事が多くなります。こういった運動で人の意思を汲める感覚も身につけておいた方がいいですね。

5、ロデオ

遊び方

こちらも絨毯やマット、布団の上など下が柔らかい場所で行ってください。

①四つん這いになった親の上にまたがります。

必ず親の襟付近を握り離さないように促してください。

②身体を揺すってみます。

足はしっかりと親の身体を掴んでください。

③歩いたり前後左右、いろいろな動きで子供を振り落とすふりをしてみましょう。

応用編

慣れてきたら片手にしてやってみましょう。

コツを掴むと身体を起こしても落ちないようになりますが、調子に乗りすぎて本当に振り落とされることのないように注意しながら楽しく行ってください。

運動の解説

バランス感覚

筋力

身体の使い方

を養う運動につながります。


この運動は子供に大人気の運動です。

振り落とされそうなスリル感や先の読めない動きに対応しなければならないなど子供の好奇心をくすぐる運動です。

興味を示している時の子供の集中力や反復、体力の持続は大人にはなかなか真似のできない事です。

しかしそれが子供の能力を伸ばす最大の秘訣になるんですね。




今の時代子供同士で遊ぶ機会が減ってきています。

ほっておいても子は育つ時代は終わったんですね。

子供が将来

常識のわかる向上心を持った人間に成長するためには親の力が必要なんです。


ですので人間形成の基礎になる幼児期に

この時期にしかできない運動を通して、親子のふれあいや声がけでたくさんの事を伝えてあげてください。



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