可もなく不可もなく「普通」でいいんじゃないか
まだ何が起こっているのかも解っていない段階にいるお子さん(もしくはお孫さん)をブランコに乗せ、ほんとうは、本当にその人が何も解っていないのかどうかさえもわからないのだけれど、誠心誠意その存在に意識を配る(おそらく)お婆さんをこの眼でとらえたその次には、ひとり男性が子犬と階段を上がってくる姿があった。そしてその真っ白な存在は男性よりも数段多く一気に駆け上がるのだが彼が追いつくまでの様子をじっと凝視しながらその場で待っていた。そのどちらの関係性においても、一方が他方へ抱く想いが