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42条施設の開設に向けて今年やるべきこと10選

 新年明けましておめでとうございます!
マイペースで原稿を進めていたらこんなに日にちが経ってしまってました。
3日から仕事を始めていますが、病院内・介護施設ともにインフルエンザが蔓延しており、かなり混乱した状況です。

メディカルフィットネスの開設に関して、昨年12月19日にようやく地鎮祭が行われ、いよいよ新病院の建築工事がスタートします。
ゼネコンも決まり、これから業者との打ち合わせも増えてきて本格的に始動するところまで来ました。
2025年4月ごろに竣工予定ですが、それまでに今年やるべきことをまとめてみました。



1. 法人内のスタッフへの周知

 昨年4月に今の職場に移り、事業計画の立案や設計業者との打ち合わせ、他施設の見学、水中運動療法を実施している施設の見学・研修などを行ってきました。

ですが実は、新病院の竣工に伴ってメディカルフィットネスを開設することや、開設準備のために自分が入職したことは本当にごく限られたスタッフしか知られておりません。

つい先日各部門の所属長が集まって、理事長から新病院の建築などを含めた新規プロジェクトに関する説明があり、そこでようやくメディカルフィットネスなども立ち上げることが周知されたという段階です。

このような事が起こっている理由として、メディカルフィットネスを開設することを早い段階で周知させてしまうことによって、特に近隣の大病院が真似をするかもしれず、そうなると当法人のメディカルフィットネスの経営が厳しくなるのでは?というふうに理事長が情報が外に出てしまうことに対して警戒していたためです。

そのため、法人内の自分の立場は
「理学療法士や健康運動指導士の資格を持っているけど、なぜか事務仕事をしている総務課のスタッフ」
という感じで周知されていそうです。

 去年9月から週2回病院PT・OTへの指導という名目で入院患者さんのリハビリテーションに関わっていますが、スタッフへの指導という目的だけではなく、
病院の患者さんの年齢層や病態、活動レベルなどを把握して、メディカルフィットネスの目指すべき方向性を考えていく
という目的も兼ねています。

病院PT・OTの方々からは
「なぜ理学療法士の資格を持っているのに病院でリハビリを行っていないんだろう?」
「なぜリハビリ科に所属せず、普段はスーツを着て事務仕事を行ってるんだろう?」
というふうに思われていると思います。

 メディカルフィットネスを成功させるためにも、まずは身近な人を巻き込むことが非常に大事だと考えています。


今回のミーティングでは所属長レベルまでの限定的な周知でしたが、身近な人を巻き込んで味方になってもらうためにも、なるべく早い段階で

・メディカルフィットネスを開設すること
・メディカルフィットネス(42条施設)って一般的なフィットネスクラブとどう違うの?具体的に何ができるの?
・どういった方を対象とするの?
・自分たちも利用できるの?
・そもそも桜井って何者?

というところから周知させていかなければいけません。

法人では病院、介護施設(デイケア・ショートステイ・パワーリハビリ)、健診、高齢者住宅など様々なサービスを展開していますが、メディカルフィットネスは様々な部署と連携を図っていくことが必要だと思っているので、他部署のスタッフとのコミュニケーションを大事にしていきます。


2. マイクロジムの活性化

 メディカルフィットネスを立ち上げるにあたって、トライアルな意味合いも含めてマンションの一室でマイクロジムを立ち上げることになり、いよいよスタートしました。


マンションの一室を週2回マイクロジムとして使わせてもらうという限られた活動の中で、どれだけ参加者を増やせるか、それだけ参加者の方に満足してもらって運動を継続してもらえるか、そして運動の効果が見込めるかチャレンジしていきます。

医療分野の専門家がいるフィットネスクラブである以上、医学的なエビデンスに基づいた運動療法の提供が必要不可欠です。
正しい方法や目的に応じた負荷量の設定などでエクササイズを行ってもらうことも常に意識していくべきだと思っています。

例えば中臀筋のエクササイズにおいて、股関節屈曲位で行うことによって中臀筋ではなく大腿筋膜張筋や外側広筋のエクササイズになってしまっている事がすごく多いと思います。
そういったちょっとした足の上げ方などを細かくチェックして、質の高い運動療法を提供できる施設作りをしていきたいです。


3. 外部への情報発信

 当法人のホームページは施設ごとに存在しているものの、そもそも情報発信を行うにあたって、ホームページにたどり着けないと見てもらえないわけなので、情報発信の手段としては明らかに不十分です。
SNS(facebookやインスタグラム、noteなど)も手をつけていない状態であり、こちらは法人全体の課題になってくると思いますが、個人的にももっとSNSのことを勉強しないといけないと感じています。
まずはこのnoteを他のSNSとリンクさせるところからでしょうか!

4. 求人関連

 2025年4月ごろに竣工予定であり、それからオープンに向けての準備を行い、実際にオープンするのが5月~6月になると思います。
オープンの日時から逆算して、できればオープンの半年くらい前にはメディカルフィットネスに所属するスタッフを揃え、研修や打ち合わせなどを進めていかなければいけないと考えています。

受付専従の方や水中運動に精通している方、スタジオプログラムに精通している方、病院の退院後のフォローアップを図るためにも医学的な知識を有する方、栄養面で特化した方、将来的に指定運動療法施設の取得を目指すために健康運動実践指導者の資格を有する方などを募ることを考えています。

 年始にたまたま観ていたダウンタウンDXで今年の運勢をランキング形式で発表していましたが、蟹座のA型は第10位で、


「人間関係に恵まれ 最高のチームや親友に出会う 現実的な目標を立てれば必ず叶う」

と発表されていました!
最高のチームが作れることを信じて行動します(笑)


5. 地域のことを知る

 今の職場は自宅からはかなり遠く、片道1時間半以上かけて通勤しています。
転職するまで来たことがなかったどころか、今まで縁のゆかりもない場所なので、この地域のことについて何も知りません…

地域全体でどのような課題を抱えているのか?どのように取り組んでいるのかなどを「高齢者福祉計画・介護保険事業計画」などを参考にして、市で目指している地域作りの方向性を知ったうえで、メディカルフィットネスの目指すべき方向性を定めることも重要ではないかと考えています。

6. 様々な方に提供できるような水中運動プログラムの作成

 当施設ではプールを施工することになっていますが、プールを最大限活用するためにも、幅広い対象者に質の高い水中運動療法を提供できるようにならなければいけません。

 これまで理学療法士として、地上でのリハビリテーションを提供してきましたが、プールでの運動指導やリハビリテーションは経験がなく、昨年6月から約3か月間ですが、水中運動に特化した介護施設であるDo KAWASAKIで研修させていただきました。

陸上では車いす生活を余儀なくされている方でも、プールでは独歩が可能で、積極的に歩行練習を取り入れることができたり、水中運動療法のメリットをたくさん勉強させていただきました。

オープンに向けて運動プログラムを作成するためにもまだまだ知識や経験を積む必要があると思っています。今月下旬にはつくばスイミングアカデミーに伺い、実際にプールに入って指導内容を教えていただけるということで楽しみにしています。


7. 健康経営優良法人の認定取得のための行動開始
~健康経営アドバイザーの資格取得~

 メディカルフィットネスの会員種別として、

・生活習慣病の予防・改善を目標とする「メディカル会員」
・メタボの予防・改善を目標とする「メタボ会員」
・病院でのリハビリを継続しながら、もしくはリハビリ終了後も
 運動療法の継続が必要な方を対象とする「リハビリ会員」
・日頃の運動不足解消や筋力アップを目的とした「一般会員」

と考えていますが、これらに加え、
 ・近隣地域の企業様を対象とした「法人会員」
という会員も考えています。

法人会員という会員制度を設けることで、近隣の企業の方々の健康作りのお手伝いをすることが可能となることで、メディカルフィットネスが地域に根差す上で重要ではないかと考えています。

その際、当法人自身が健康経営に力を入れていることをアピールできたほうが相手企業様にとってもより良いものを提供できるのではないかと考えています。

現在当法人では健康経営に関する行動は行っておらず、委員会の立ち上げや担当者の選定など、やるべきことは山ほどあります。
これを機にスタッフが当法人のことを好きになって、魅力的な職場になることを願っています。


8. 健康運動指導士の登録更新


 開設する42条施設が厚生労働省の定めた健康増進施設の認定を受けるためには、健康運動指導士の配置が必要です。
自分は理学療法士と健康運動指導士の資格を有していますが、健康運動指導士登録の有効期間は5年間で、登録更新時までに20単位以上(うち実習5単位以上。加えて、更新必修講座の受講)を履修する必要があります。

https://www.health-net.or.jp/

 昨年は第1回健康増進施設学術大会第22回メディカルフィットネスフォーラムに参加してきましたが、まだまだ登録更新に必要な単位数には達していません…

 更新期限が今年秋までなのですが、幸い今回の更新に関しては認定講習会のeラーニング配信による単位取得を活用できそうです。
ちょっとした空き時間に受講していきます。


9. 理学療法士養成校の非常勤講師の継続

 メディカルフィットネスに関わっていく中で、間違いなく理学療法士としての知識や経験、技術が必要になってきます。
自分の知識をアップデートして、それらを的確にアウトプットする能力を磨くためにも、非常勤講師として学生さんにと関わる機会があるのは非常にありがたいと思っています。

新病院の求人活動にもつなげたいし、メディカルフィットネスの一員になる方たちの育成にも将来的に役に立つし、幸い来年度も学校側からオファーをいただけたので学校の先生としても頑張っていきます。

 授業のスライドはPowerPointを用いて作成していますが、個人的にパワポをいじるのが好きなので、どうしたらよりわかりやすいスライドが作れるかをしょっちゅう調べています。
そんな中で、YouTubeですごくわかりやすく教えてくれるチャンネルがあったので紹介させてください。



10.  自分自身の身体づくり

 最近事務仕事が非常に多いため、マイクロジムで運動指導を行った際、明らかに身体が硬くなったのを実感しました。
お手本を見せる立場として、自分の身体にも気を配っていないといけないと思うので、ストレッチや筋トレなどを行っておかないといけません。

という事で、最近休憩時間にストレッチなどを行っていると、様々な部署のスタッフから声をかけられる事があります。
自分が身体を動かしていることで他のスタッフにも身体を動かすことに対する関心が高まってくれて、身近な人を巻き込むきっかけにもなりそうだと感じました。

なかなか余裕がないので難しいですが、実は結婚するまではウルトラランナーとして、フルマラソンだけでなく100km以上のウルトラマラソンにも何回か出場したことがあります。


過去3回出場した野辺山ウルトラマラソン。
『野辺山を制するものはウルトラを制す』
と言われるような国内屈指の難コース。
サブ10できた時の達成感と喜びは本当に大きかった!


チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン
ゼッケン番号がたまたま『223(富士山)』だったことに走っている途中に気づき、そこから一気に元気が出て、気がついたら年代別入賞できた思い出深い大会


ウルトラマラソンを走り切るためにはフルマラソン以上に普段からの準備が大きく影響してきます。
細かいところまでしっかりと準備できればきっと完走できるし、完走した時の達成感はたまりません!
ウルトラマラソンを走れるような身体作りはさすがに難しいですが、休憩時間に5kmくらいなら走ってみようかなと思い始めた今日この頃です。

といった感じで、メディカルフィットネスの立ち上げに関してやるべきことがたくさんあるので、今年も充実した一年になりそうです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!





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