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映画:八日目の蝉

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制作年:

2011年

制作国:

日本

キャスト:

秋山恵理菜 /井上真央
安藤千草 /小池栄子
秋山恵津子 /森口瑤子

あらすじ:

大学生の恵理菜は、塾の講師をしていた男性と不倫関係となり、子どもを身ごもる。両親とはうまくいっておらず、妊娠のことで相談したり頼ろうともしない。

というのも、恵理菜はかつて誘拐犯に育てられたことで、実の両親との関係がうまくいっていなかったからだ。しかも、その誘拐犯というのが、実の父親の浮気相手だったことや、育ててくれた誘拐犯を実の母として慕っていた記憶がかすかにあることから、余計に実の母との関係は良好ではなかった。

日々胎児は成長するが、何もせず淡々と日常を過ごしていたある日、ジャーナリストを名乗る女安藤千草が現れる。かつての誘拐について、母について根掘り葉掘り聞いてくる千草。

無神経なまでの詮索を拒むでも快諾するでもなく接する恵理菜。しだいに、自分が妊娠していることを千草に打ち明けるようになり、誘拐犯である育ての母と過ごした小豆島へ一緒に向かうことになる。

道中、千草から誘拐犯である育ての親希和子が身を潜めていたエンジェルホームという施設で、恵理菜とともに育った過去を打ち明けられる。

希和子が恵理菜を誘拐してから、エンジェルホームで過ごした日々、そして小豆島へ移ってからの生活が、恵理菜の現在と並行して語られる。

なぜ希和子は浮気相手の子どもを誘拐し、何年も育てたのか、そして恵理菜は小豆島へ渡り、何を感じ、どのような決断を下すのか。

レコメンド(MAX5つ星):★★★★

感想:

角田光代の有名小説が原作で、学生時代から気にはなっていた作品です。子どもができたこともあり、「母になる」ことについて考えたく観た映画でした。

ストーリーの飽きのこなささ、結末が気になるところ、時間の経過感もテンポが良く、星4つとさせていただきました。リッチなドラマ(テレビの)感。

子育てにおいて、血のつながりももちろん大切かもしれませんが、どんな想いで子どもに接して、どれだけ愛情が伝えられるかだと思いました。

まさに、生みの親より育ての親。と思うお話でした。

誘拐されちゃったお母さんも、浮気やら、誘拐がなかったら違う人格をもつ母になっていたかもしれない。誘拐された時期がちょいズレていたら違う結果になっていたかもしれない。

このお話に限ったことではなく、こうしたズレや偶然によって変わっていたことってきっとたくさんあると思います。でも、なってしまったものは受け入れるしかない。あり合わせの持ち物と環境でどうにか人間は最善を尽くしていくしかないんだよなって思った映画でした(たぶんメッセージはそこじゃない気がしますすが…😅

自分に役立ちそうなこと:

・タラレバは人生の無駄。

・今が結果であり、過程だから、因果関係も大事だけどほぼ今を大事に生きる。

・子どもには正しく愛情を注いで向き合いたい。

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