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恐れの気持ちに向き合う事②~迷惑を掛けたくない~




私が自分の内側に持っていた、このブロックと向き合うきっかけになったのは、2月の始めに行われた職場での面談でした。
面談で、新年度から業務が拡大する為、勤務日数・時間を今より増やす事は可能かどうか?という話しがありました。
業務が拡大する事は半年前の面談時に聞いて知っていたので、今回もしかしてこう打診されるのではないか...と、少し予想していました。
1年前の面談時に話した気持ち(note記事 定期面談)を、再度話しました。
そしてその気持ちと、仕事は楽しさややり甲斐を感じて行えている為、もう少し勤務日数・時間を増やして働いてみたいという気持ちもある。今、2つの気持ちがせめぎ合っていると話しました。
ただ、話し合いの最後に私の口から出たのは、「人に迷惑を掛けたくない...」という言葉でした。働き方は、後日また話し合う事になりました。


私が「人に迷惑を掛けたくない」と、過度に思うようになったのは、
この記事の①に書いた経緯で、
体調不良で休む事が、人に迷惑を掛ける事になり、自分は無力で無価値だと思ってしまい、過度な自己否定に繋がってしまう為でした。
過去、何度も同じ失敗を繰り返し、同じ思い込みに囚われて、その都度、辛い自己否定を経験した為に、もう同じ事は繰り返したくないという気持ちでした。
自分で自分の存在価値や、存在そのものを否定するのは苦しく、辛すぎる。
もう自己否定したくない。
もう無力で、無価値な自分だと思いたくない。
もう人に迷惑を掛けたくない。
もう体調不良になりたくない。
だから働き方を過度に心配し、制限する必要がある。
という、私バイアスで、私の中で繋がっていた思いでした。


ただ、面談が終わった直後から、自分の中に何か違和感を感じました。
私は、「人に迷惑を掛けたくない」と言ったけど、ずっとそう思って来たけれど、何か違う...。今、自分の中の何かが違う...と感じました。


最初に気づいたのは、
以前と同じ事になるのが怖いけど、やってみたい。やってみたいけども、怖い。
自分の中で、この気持ちのせめぎあいが現実味を帯びて起きているという事は、以前よりも、行動する自分に近づいているという事。
実際に行動する自分を少しだけでも頭に思い描いてる、思い描けているという事。でした。
心が治っていく事は、知らず知らず自分が作った思い込みに気づいて手放して、その後に、無理のない行動に自然と繋がるという事だと思っていたので、以前よりは、私としてはとても、すごく、歩みは進んでるという事だと思いました。
正直、せめぎ合う気持ちに躊躇しながらも、自分の内側の変化を感じ、嬉しくも思いました。
私以外の誰かは、こういう時、あまり考えず、あまり悩まずに、ひらりと軽やかに越えて行くのかな...とも思いました。
そして、ううん...、誰かと比べなくてもいいんだったと。もしも比べるなら、以前の自分とだけ。そう思いました。



その日の夜、ゆっくりしながら、面談後からの自分の気持ちの動きを振り返り、素直に感じていきました。
私の内側にあった「人に迷惑を掛けたくない」という気持ちが、以前と比べ変化していました。


人に迷惑を掛けたくない気持ちの、
この「迷惑」は、私の場合は、意図せず体調不良になって仕事を休んだり早退したりする事。
これって、迷惑を掛ける事かもしれないけど、だけど、本当にそうなのかな...?
そもそも、「迷惑」とは...?
意図的にわざと相手に負担を掛けたり、煩わしく嫌な気持ちにさせたりする事は迷惑。迷惑行為などは明らかに迷惑。
でも、不測の体調不良は誰にでも有り得る事だから、迷惑を掛けたと思い過ぎ、気にし過ぎなくてもいい事かもしれない。
生きてる以上、それはお互い様。迷惑掛け合い、補い合い、支え合いがニュートラルな事。
確かに急な体調不良等で、同僚達に負担を掛ける事は出来るだけ避けたい事ではあるけれど。
でもそれは時にどうしようもない事で、体調不良にしても、急な事情でお休みや早退等にしても、誰にでも起こる事。
そんな時は、今もう普段から当たり前に、お互いにフォローし合って、補い合って何とかしてる。
だから、私が「人に迷惑を掛けたくないから」と思い過ぎて、自分で自分の動きを制限し過ぎているのは、もう、違っている...。そう思いました。


面談時、仕事は、1人でやってる訳じゃない。と上司に言われました。
そう、ほかの従業員達もいる。連携されていて、私はその中の1人。就職し2年半が経過し、その間に、上司や、同僚達を信頼する気持ちが自然に育っていました。
仕事を1人で抱え込まなくていい、という安心感も得ていました。
この仕事は自分に合っていて、色々な仕事を教わり覚えて、繰り返し行い積み重ねて来た事で、出来る仕事が増えたり速度が上がり、少しですが自信が持てて来た場面もありました。
少しずつでも自己成長している事と、ここで私なりに役に立てているという喜びを感じ、以前は持てなかった自己肯定感を感じられていました。
私は、ここで心を癒し、心の傷を治しながら自己探求する事に必要な影響をもらって来た。
私が私らしくいられるここで、私はもっと喜びを感じたいし、もっと自分を肯定出来るようになりたい。
自分で自分に課した制限を緩めて、勤務時間を増やして働いてみたい。そう思いました。


不安もあるけど、やってみないとわからない。
もしかしたら、無理だと思っていた事が、無理じゃないかもしれない。
もしも、また無理を感じたなら、また失敗したなら、自分の調整を工夫したり、その都度相談して、体調を維持出来る働き方を見つけていけばいい。
いい塩梅を探していけばいい。
体調管理、自己管理を行っても、体調不良時はある時はある。
その時は、上司、同僚にすぐに言って頼ればいい。出来ない時は、出来ないと言っていい。
そう、そうしよう。
無理せずに伝えて、人に頼ろう。
謝る事も大事だけれど、頼れる事に感謝して、助けてもらおう。
そして逆の立場の時、私もそうしよう。
そう思いました。思えました。


以前は、なかなか自分の限度を言えずに無理をする私でした。今まで、言いたいけれど言えないと葛藤する時点で、すでに充分頑張っていた時でした。今後はその時点よりも手前で、言える私になろう、と思いました。




③に続きます。
お読み頂き、ありがとうございました。






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