むかしむかし
宇宙の真ん中で
きみと僕がぶつかって
そして世界が生まれるのなら、
きみが冷蔵庫のプリンを勝手に食べたとか
そんなささいなことはどうでもよくって
ただただきみを見つめていたいと思うのです。
それでもきみのことが分からなくなって
何億光年の星のかがやきが届かなくって
まばたきするほんの一瞬
まぶたの裏にきみの残像がうつるのを見て
僕はきみこそが宇宙だと感じました。
はるか昔から今日まで
そしてあしたからも
望遠鏡のずっと先にひかりを感じて、
プリンはふたつずつ買うのです。
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