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日本の伝統文様🌀

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記事一覧

日本の伝統文様 棚引雲

日本の伝統文様 棚引雲

お読みになる方の新たな気づきや生活のヒントになればと思い、日本の伝統文様についてご紹介しています。

棚引雲(たなびきぐも)
読んで字のごとく、雲がたなびく様子をデザインした文様です。

馴染みがないので調べてみたら和食器や着物の柄として使用されていました。棚引雲以外にも、雲の文様は他にもたくさんあるようです。

古来、中国では山から湧き上がってくる雲の色、形や流れなどを見て吉兆を占っていたそうで

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日本の伝統文様 竹林

日本の伝統文様 竹林

お読みになる方の新たな気づきや生活のヒントになればと思い、日本の伝統文様についてご紹介しています。

竹林(ちくりん)
竹は梅や松と同じように縁起のよいものとされ文様としても幅広く使われていたそうです。かぐや姫のものがたりにちなんで神聖な木としても捉えられていたようです。竹の葉っぱや稈(幹)の単独での使用はもちろん、今回ご紹介した竹林のほか、他の植物や生き物などとセットでデザインされた文様がありま

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日本の伝統文様 群蝶

日本の伝統文様 群蝶

お読みになる方の新たな気づきや生活のヒントになればと思い、日本の伝統文様についてご紹介しています。

群蝶(ぐんちょう)
チョウチョが群れをなしている様子を文様にしたものです。

このデザインだけでなく、蝶の群れを描いた柄はたくさんあるみたいですよ。調べてみると、伝統的な文化財や着物などのデザインとしていろいろな場面で活用されていたようです。

我が家の庭にも蝶が舞い込んで来る時期がやってきました

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日本の伝統文様 山路文

日本の伝統文様 山路文

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山路文(やまじもん)
山道文ともいうそうです。山道のようにジグザグの線で表わされた文様で3つ以上の山形が連なったもの。古代から世界各地で使われている柄のようです。

文様を深緑と黒で交互に塗るとスイカの皮🍉に見えるのですが、他にどこかで見た事あるかなぁ〜!?

日本の伝統文様 蜻蛉散らし

日本の伝統文様 蜻蛉散らし

お読みになる方の新たな気づきや生活のヒントになればと思い、日本の伝統文様についてご紹介しています。

蜻蛉散らし(とんぼちらし)
とんぼを散らし文様にした小紋柄です。

とんぼは後退せずに前に向かって飛ぶことや俊敏さ、獲物に噛みついたら放さないなどの特徴から「勝虫」といわれ、武将たちは勝利や強さの象徴として、とんぼをあしらった文様を好んで、武具、甲冑、兜、装束などにデザインしていたそうです。

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日本の伝統文様 折鶴

日本の伝統文様 折鶴

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折鶴(おりづる)
折紙の鶴を散らした文様。「鶴は千年、亀は万年」といいますが、長寿など縁起が良い意味合いで使われることが多いようです。

生き物ではなく折り紙で作った鶴を模様にしているところが、ひとヒネリあって粋ですね。

折鶴を折ったのは子どもたちが小さい頃のだいぶ前の記憶。今でも折れるのかな?

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日本の伝統文様 唐草

日本の伝統文様 唐草

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唐草(からくさ)
葉や茎、または蔓植物が伸びたり絡んだりした形を図案化した植物文様(wikipediaより)

泥棒さんの顔を隠す手ぬぐいと盗んだものを入れる風呂敷のトレンド柄ですね。

どこまでも伸びていく生命力から「繁栄」や「長寿」を意味するらしいのですが、何で泥棒さんといえばこの柄なんでしょ

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日本の伝統文様 紗綾形

日本の伝統文様 紗綾形

お読みになる方の新たな気づきや生活のヒントになればと思い、日本の伝統文様についてご紹介しています。

紗綾形(さやがた)
卍を斜めに崩して連続文様にしたもので「卍崩し」、「卍繋ぎ」、「雷文繋ぎ」とも呼ばれているそうです。

一見して「どこが卍?」

と思いましたが、じっと眺めていると『卍』が見えてきます。

トリックアートのようですが、見えますか?

日本の伝統文様 小桜

日本の伝統文様 小桜

お読みになる方の新たな気づきや生活のヒントになればと思い、日本の伝統文様についてご紹介しています。

昨日違う桜の文様をご紹介しましたが、今日も今が旬の桜文様を選びました。

小桜(こざくら)
小さな桜の花を一面に散らした小紋柄。

小柄でかわいい感じの文様ですね。

私の住む地域も一気に桜の花が咲き始めました。パッ パッ と明かりがつくように。もう何処もほぼ満開になりつつあります。通勤途中の車か

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日本の伝統文様 桜散らし

日本の伝統文様 桜散らし

お読みになる方の新たな気づきや生活のヒントになればと思い、日本の伝統文様についてご紹介しています。

桜の開花が始まってきましたのでサクラに関する文様をご紹介したいと思います。

桜散らし(さくらちらし)
その名の通り桜の花をランダムに散らした文様。

この事典によると、桜は平安時代の貴族達に愛好され、それまで花の代表格であった梅に変わって定着。本格的に庶民の文様になったのは江戸時代だそうです。

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日本の伝統文様 麻の葉

日本の伝統文様 麻の葉

お読みになる方の新たな気づきや生活のヒントになればと思い、日本の伝統文様についてご紹介しています。

麻の葉(あさのは)
正六角形の幾何学文様で構成されていて、麻の葉に似た文様。

よく見かける模様ですけれど、いざどこでと言われると『?』です。

日本の伝統文様 檜垣

日本の伝統文様 檜垣

お読みになる方の新たな気づきや生活のヒントになればと思い、日本の伝統文様についてご紹介しています。

檜垣(ひがき)
檜の薄板を斜めに編んだ垣根を文様化したもの。

模様として見かけるというよりは、アジアン雑貨のお店の家具やゴザ、帽子のようなものでこの編み込みを見る気がします。

家の食器棚にこの柄が全面にあしらわれた透明の四角いガラス大皿を見つけました。そうめん、冷やしそば、うどんやフルーツ盛り

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日本の伝統文様 鱗

日本の伝統文様 鱗

お読みになる方の新たな気づきや生活のヒントになればと思い、日本の伝統文様についてご紹介しています。

鱗(うろこ)
正三角形や二等辺三角形を連続して並べた文様。魚やウロコや蛇皮の模様に似た文様です。昔は厄除けや魔除けの意味合いで利用されてきたようです。

スネークキューブを思い出しました。

もっと日本的で和風の紹介ができれば良いのですけれど、恥ずかしながら知識や馴染みがあまりにも浅すぎて何も出て

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日本の伝統文様 鹿の子

日本の伝統文様 鹿の子

お読みになる方の新たな気づきや生活のヒントになればと思い、日本の伝統文様についてご紹介しています。

鹿の子(かのこ)
子鹿の背中にある白い斑をイメージした文様。鹿は縁起の良い生き物とされていて、いろいろなところで使われていたようです。

昔、自分の身近にあった妹のお手玉とか折り紙や座布団カバー、浴衣などのデザインで見た記憶があります。田舎のおばあちゃんが農作業のときに頭に巻いていた手ぬぐいにもこ

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