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チャーハンですか?ヤキメシですか?

チャーハンって手早くできてボリュームがあって、お肉に野菜に卵、一度にいろんなものが食べられて魅力的ですよね。

作るのが手早くてこのひと皿でも満足できるので、子供の頃は休みの日のお昼に、よく作ってもらった記憶があります。

🍚“ヤキメシ”という呼び名

その頃、チャーハンという呼び名は知っていたと思うのですが、お土地柄でしょうか、実家ではもっぱら呼び名は“ヤキメシ”でした。近くの食堂とか定食屋さんでもメニューにそう書いてあることも多かった気がします。

関西の呼び方なのかもしれません。

さて、そんな懐かしいチャ…ヤキメシを作ってみます。

🍚ヤキメシの材料

・ごはん
・チャーシュー
・ねぎ
・にんじん
・卵
・中華だしの素
・こしょう

🍚ヤキメシなので焼きます

チャーシューと具の野菜は細かく刻みます。そうしておくことで、ご飯にまんべんなく混ざるので、サイズは食感が残る程度に細かいのがポイントです。

具を混ぜながら炒めます。全体がなじんできたら中華だしの素を入れてさらに炒め合わせます。

卵を割入れます。

すぐにご飯を入れます。

ほぐしながら卵をご飯粒に絡めるように炒めます。このときヘラを使って、ご飯粒をほぐすようにしながら炒めるのがポイントです。ヘラとフライパンを常に動かし続けて全体がくっつくかず、ぱらぱらした感じになるように意識します。

こしょうをたっぷりと振りかけて、火を止めて混ぜ合わせます。

🍚盛り付けます

ちょっとレトロな感じの街中華なんかだと、ヤキメシってこんもりと山になって盛り付けられていてなんだかそそられますよね。

あの感じを目指して盛り付けます。

炒めたご飯をお茶碗に入れます。

そのままお皿にお茶碗をひっくり返します。

お茶碗をぱかっと外せば、きれいな山ができました。

ヤキメシのこの形の盛り付け、見た目にきれいなだけじゃなくて、中のほうはアツアツのまま食べられる気がします。

🍚ヤキメシにひと工夫

ヤキメシってパラパラに仕上げますけど、餡かけチャーハンみたいなアレンジも美味しいですよね。

今回はチャーシューをスライスしてトッピングして、ごはんの周りにチャーシューの煮汁を添えてみました。こういうときもこんもり山型の盛り付けだと、山の真ん中はパラパラのまま食べて、周囲を煮汁と絡めて食べると、2種類の食感が楽しめていいですよね。

🍚で、チャーハンですか?ヤキメシですか?

大人になって外食でいろんなお店に行く機会も増え、そのうと地元を離れて…そうするとチャーハンという呼び名のほうがよく耳にするようになりました。

それでも地元に帰ると“ヤキメシ”の名前がしっくりときます。特に実家で食べる炒めたご飯はチャーハンではなくてヤキメシです。

実家で食べるとき、ヤキメシには定番の“ちょい足し”があります。

それがウスターソース。

ヤキメシにはウスターソースをかけて食べるのが定番だったんです。関西はウスターソースの出番が多くて、フライものはもちろん、カレーにかけたり、天ぷらにもかけることがあります。

なのでヤキメシにもウスターソース。

ぱらぱらに炒めたご飯にわざわざソースをかけてべちゃべちゃにするのには驚かれたこともありますが、あのスパイシーな味が加わるとまた違う美味しさがあるんですよね。

というわけで自分にとっては、炒めたご飯をそのまま食べる外の料理はチャーハンで、家で食べる炒めたご飯がヤキメシなのかもしれません。そして今日もヤキメシにはウスターソースをかけていただくのです。



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