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お椀をカポッと三層チャーハン

チャーハンは町中華の人気メニュー。ラーメン屋さんでも定番で、ラーメンのお供に半チャーハンは大活躍しています。

そのチャーハンというと、ずっと理想はパラパラと炒めたごはん。…と思っていましたが、近ごろではしっとり系なんていう言葉も生まれていますね。

故郷では、チャーハンにウスターソースをかけるのが定番の食べかたで、そうするとごはんはおのずとしっとりします。そのせいもあって実は、自分的にはそれほどパラパラにこだわってなかったりもします。

🍚ビジュアル系チャーハン

そんなとき、テレビで見たのがこのお店。

番組は大盛り系メニューを特集していたのですが、しっとり系のチャーハンの大盛りとして紹介されていたのが、こちらのメニューだったのです。

個人的にはそれほどたくさん量を食べる方ではないので、大盛りの部分にはそれほど惹かれたわけではなかったのですが、盛り付けのビジュアルが鮮やかで、とても美味しそうに見えたんですよね。

そう、こんな感じです。普通ならチャーシューも玉子もごはんと一緒に炒めて、混ざり合ってしまうところを、チャーハン、玉子、チャーシューが三層になったルックス。すごくいいなと思いました。

🍚さあ、作っていきます

我が家には作り置きおかずの定番として、チャーシューが冷凍庫にスタンバイしています。

これはもう、作るしかないですね。

🍚材料
・ごはん
・チャーシュー
・卵
・玉ねぎ
・ねぎ
・にんじん
・ピーマン
・しいたけ
・中華だしの素

まずは野菜を準備。細かくみじん切りに切りそろえます。

野菜の彩りってきれいですよね。みじん切りになると万華鏡のようです。

🍚層にするのがポイント

お店では炒めたチャーハンの上に、玉子とチャーシューをお椀に入れてかぽっと上からかぶせていましたが、それはさすがにかなりの大盛りになるので、今回はごはんも含めてお椀に詰めることにします。

まずは1層目になるチャーシューを乱切りにしてお椀の底に。

続いて玉子です。

玉子をしっかりといてスタンバイ。

小鍋に多めの油を入れて火にかけます。この多めというのがポイントです。

煙が立ってきたら火を弱めて、卵を投入。

油の中でかき混ぜて、スクランブルエッグのように仕上げます。

たっぷりの油の中で揚げ焼きにすると、玉子はふわふわに。ただそのままだと油っぽくなってしまうので、焼き上がったあとは、ざるで余分な油を濾します。

油が切れたらチャーシューの上にどどん。これが第2層。

🍚チャーハン炒めます

さあ、あとはチャーハンです。

みじん切りの野菜を炒めて香りが出てきたら、中華だしの素を入れます。

ごはんを入れて、よく混ぜながら炒めて、全体に油がなじんだらチャーハンもOK。

これで3層完成です。

お皿の上にひっくり返します。

🍚鮮やかな3層仕立て

お椀を外せばこのとおり。

鮮やか3層チャーハンができました。

こうして写真に撮ってみると、お店のチャーハンほどのボリュームがなくても、ごはん、玉子、チャーシューが積み重なって彩りいいですよね。

🍚まだまだ工夫できそうです

でもよなかそばさんくらいの量でつくると、3つの層それぞれの存在感が、もっと際立ちそう。単なるボリュームメニューというわけではなく、たっぷり量があるからこそ、よりビジュアルも映えるんですね。

いざ食べてみると、ごろごろ切ったチャーシューと、ふわふわの玉子がチャーハンとは別の層になっていることで、まずそれぞれの個性がしっかり感じられ、噛むごとに一体化していく印象です。

なるほど。見た目のよさだけではなく、層にするからこその美味しい特徴がありました。野菜もいろいろ食べられて、おなかも満足。

チャーハンって、素朴で親しみのあるメニューだけど、盛り付けや食材のサイズでこんなに新しく感じるものなんだなと学びました。まだまだ工夫できそうな気がします。

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