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I'm me!! 〜涙腺は誰よりも弱いけど〜

わたしが"男性"であるためにすることは
計り知れない。
"女性"であるためにすることは
何もない。


低めとはいえ、女性らしい声色。
骨は見えるのに、どこか頼りない。
筋肉の目立たぬ、いわゆる女体。



外見で判断される。
相手が想像する女性像にさえ、当てはまることができれば
わたしは意思に関わらず"女性"になれる。

けれども、相手の女性像というのは実に勝手で、
それに付随する幾つもの理想に疲れてしまう。



「女の子なんだから」


家事はできるように
眉を整えてお化粧しなさい
お茶くらい淹れなさい
字は綺麗に書けるように
ピアノくらい弾けなきゃ

スカートもたまに履きなよ
髪の刈り上げはしないでね
えー脱毛してないの?
孫の顔が見たいね〜彼氏とかいないの?
もっと男性を立てなきゃ世の中やっていけないよ?


もういいよ、と思う。




わたしが、"わたし"であるためにすることは沢山ある。

「ありのままでいい」

これほど難しく高い壁はあるだろうか。
ありのままの姿を見せて、
大切な人たちは受け入れてくれるのだろうか。
戸惑わせてはしまわないか、
複雑に繋がりながらも親愛なる彼ら彼女らを
傷つけはしないか。




"男"でも"女"でもない

「ひとりの人間として生きたい」


初孫を期待される娘ではなく、
あなたの"子ども"でありたい。
家族の"ひとり"でありたい。

女友達ではなく、
"あなたに笑顔をもたらす友人"でありたい。
あなたが人生に疲れたとき
"逢いたいと想える人"でありたい。
淋しそうに笑うあなたの頬を
緩ませてあげられる人でありたい。
静かに頬を濡らすあなたの手を
そっと温めてあげられる人でありたい。


彼氏でも、彼女でもなく、
人柄に惚れたあなたの"想い人"でありたい。
妻ではなく、"人生の戦友"でありたい。





「都湖は都湖だから」

そんな言葉を欲してしまうのは、
待ち望んでしまうのは、
相手に期待してしまっている証なのだろうか。


一縷の望みを持ちたい己と、想像するだけで恐れ慄く己。
どちらも、確かに"わたし"である。
"わたし"という名の、無数にいる生きものを
わたしはどこまで受け入れることができるのだろうか。
どれほど愛することができるのだろうか。



Just be yourself and the right people will love you.


読んでくださったあなたへ
心からの感謝を込めて



23.1.13


都湖のとことこ日記🫧
0から1に、マイナスにいる人が0に立てる。  
そんなことばを発することができたなら-- ことばは祈りに近づくのだろうか。 
生きづらさに悩む、わたしのことば綴り。

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