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徳力の最近のニュースメモ

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平日に一日一本、気になったビジネス系のニュースに関する感想を呟いています。 独り言ですが、コメント・ご指摘歓迎します。
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2022年7月の記事一覧

マンガで英語が学べる「Langaku」が、アプリとしてもビジネスとしても素晴らしい

マンガで英語が学べる「Langaku」が、アプリとしてもビジネスとしても素晴らしい

いやー、これは面白いですね。

マンガのクラウド翻訳ツールのMantraが、集英社と一緒に、人気マンガで英語を学べる学習サービス「Langaku(ランガク)」をリリースしてるんですよね。

今回の記事は資金調達をきっかけに書かれたもので、実際のリリースは既に6月にされてるんですが。

この記事をきっかけにアプリをダウンロードしてみたら、想像以上に良くできてました。

特に凄いのが、日本語と英語の比

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小島秀夫監督の、「思いやりを生むコミュニケーションの鍵は間接・非同期」ではないかという視点

小島秀夫監督の、「思いやりを生むコミュニケーションの鍵は間接・非同期」ではないかという視点

いやー、本当に小島秀夫監督の視点好きです。

デスストランディングは、本当に未来を予測していたかのようなゲームだったんですよね。
ゲームをプレイしていた当時はもちろんそんなこと考える余地もなく。

あくまで個人が独立してあの規模のメジャータイトル手掛けるのが凄いという印象が全てだったんですが。

その後、ウイルスが実際に私たちの世界に拡がってしまい、私たちはデスストのゲームのように家にこもる生活に

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日経テレ東大学の高橋弘樹さんのインタビューに、テレビの未来のビジネスモデルがみえる話

日経テレ東大学の高橋弘樹さんのインタビューに、テレビの未来のビジネスモデルがみえる話

このテレ東の高橋さんのインタビューは本当に面白いです。

なんと全16話というPIVOTならではの長編インタビューで、まだこの記事を書いている段階では13話までしか公開されてないんですが。

テレビとYouTubeの未来に興味がある人は、前半の6話ぐらいまでだけでも読んだ方が良いです。
めっちゃ面白いです。

日経新聞とテレビ東京がはじめた日経テレ東大学が、途中からめちゃめちゃトーンが変わったのは

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音楽業界も、テレビに出ていないアーティストから国民的ヒットが出る時代になっていたらしい

音楽業界も、テレビに出ていないアーティストから国民的ヒットが出る時代になっていたらしい

この記事は興味深いです。

記事のメインテーマは、感染対策でコンサートが開催しにくい状態の中で、メタバースが音楽業界の活路になっているという話で、それはそれで興味深いんですが。

個人的に一番気になったのは、「テレビに出ていないアーティストから国民的ヒットが出るようになった」というくだり。

あくまで、米国の楽曲仲介サービス「TuneCore(チューンコア)」の日本代表の方の発言ではあるのですが、

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「鬼滅の刃」の大ヒットの裏側には、アニメ流通のパラダイムシフトが効いていたらしい

「鬼滅の刃」の大ヒットの裏側には、アニメ流通のパラダイムシフトが効いていたらしい

いやー、やっぱりこういうことだったんですね。

鬼滅の刃がアニメ放送開始の最初から、動画配信サービスで視聴できるようにしたのは画期的だったという話はどこかの記事で読んだ記憶があるんですが、この記事にはその詳細が深掘りされてます。

めっちゃ長い記事なんですが、これで前編と言うから凄いです。

この記事によると、鬼滅の刃はアニメの流通の考え方を根本的に変えた、文字通りパラダイムシフトに挑戦した作品だ

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パスドラが10周年を迎えた今でもスマホゲームのトップを競っているのは本当に凄い

パスドラが10周年を迎えた今でもスマホゲームのトップを競っているのは本当に凄い

これは本当に凄いと思うんですよね。

パズドラは、もはやサービス開始から10周年になるんだとか。

パズドラって、最初のブームが凄かっただけに、何度も終わったとか、言われてきてるんですよね。
実際にピーク時に比べればMAUは半分に減っているようですが、それでもその水準を維持できていて、今でも国内売り上げランキングで首位に立つことがあるというから凄いです。

私はゲーマーですので当然パズドラも一通り

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音声配信サービスを、「トーク重視」と「ミート重視」で分けると分かりやすい。

音声配信サービスを、「トーク重視」と「ミート重視」で分けると分かりやすい。

いやー、Voicyと緒方さんは本当に面白いポジションとってますよね。

緒方さんって「粘って、こすって、かたちにした」とか、記事のタイトルに入れたくなる発言ホントたくさんしてくれますし。
独自のコミュニケーション理論は、話を聞くたびに本当に新しい発見があるんですよね。

去年インタビューさせて頂いたときの、A面B面理論が、私がVoicyやYouTubeをやるきっかけになっていたりします。

特に、

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NFTを社会貢献と組み合わせるのが、実は一番可能性がある気がしてきた件

NFTを社会貢献と組み合わせるのが、実は一番可能性がある気がしてきた件

これはちょっと混乱するタイトルですよね。

寄付と稼ぐって、ある意味対極にある概念だと思うんですが。
この記事で紹介されているMetabowsというサービスは、犬を殺処分から守り保護する為のNFTを発行し、そのNFTにGameFiの要素を組み合わせることで、トークンを増やす形で購入者にリターンを戻す仕組みを模索しているんだそうです。

個人的には、Play to Earnと呼ばれている現在の楽しみ

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韓国コンテンツの世界での盛り上がりは、民間のクリエイターの努力の積み重ねの結果らしい

韓国コンテンツの世界での盛り上がりは、民間のクリエイターの努力の積み重ねの結果らしい

これは興味深い記事。

実際私も、良く日本のコンテンツ業界で働く方が「韓国コンテンツの盛り上がりは、政府が主導している」から羨ましい的な発言を聞く機会は何度かありましたが。
この記事によると、あくまで今の韓国コンテンツの世界的盛り上がりは、民間の事業者やクリエイターなどコンテンツを作る人々がビジネスとして積み重ねてきた結果であって、政府はサポート役なんだとか。

もちろん、記事の中にある韓国コンテ

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ツイッターの日本最初のブームに火をつけた広瀬香美さんが、メタバースに降臨することになった模様

ツイッターの日本最初のブームに火をつけた広瀬香美さんが、メタバースに降臨することになった模様

これ面白いですねぇ。

広瀬香美さんが、コグレさんの記事をきっかけにメタバースに目覚め、「Meta Quest2」を速攻で購入される流れになったそうです。

そう、あの広瀬香美さんです。
ロマンスの神様の広瀬香美さんです。

なんでも元々は、VRチャットのアバターを使った「ロマンスの神様」のフェイスダンス動画がバズったのがきっかけだそうで。

それがちょっとしたムーブメントになったのを、コグレさん

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新経済メディアの「PIVOT」は、現在版福澤諭吉の「学問のすすめ」になるらしい

新経済メディアの「PIVOT」は、現在版福澤諭吉の「学問のすすめ」になるらしい

これにはとても共感。

新経済メディアのPIVOTが、資金調達と合わせて「日本をPIVOT(方向転換)する」という新ミッションを発表されました。

なんとなく佐々木さんと竹下さんが新しいメディアをつくるというので、NewsPicksとハフポを足して2で割ったようなメディアを想像してしまっていたのですが。

PIVOTをちょくちょく見てると、いわゆる「メディア」のとはなんか違うなぁと思ってたところ、

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アクセンチュアが、さっそくメディア向けに「メタバース会見」を実践していたらしい

アクセンチュアが、さっそくメディア向けに「メタバース会見」を実践していたらしい

これはちょっと面白いですね。

アクセンチュアが、メディア向けにメタバース上での記者発表を実施していたそうで、ビジネスインサイダーの伊藤さんが詳細のレポートをあげています。

アクセンチュアと言えば、昨年従業員用に6万台のVRヘッドセットを導入すると発表したことでも話題になりましたが、メタバースにおいてもリーダー的存在を確保するために、しっかり先行投資されている印象です。

メタバースの議論って、

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Netflixは日本のマンガ発コンテンツに本気で注力してくれてる模様

Netflixは日本のマンガ発コンテンツに本気で注力してくれてる模様

これ、結構今後の日本のコンテンツ産業にとってのポイントになると思うんですよね。

Netflixが公式オンラインイベントで重要な作品として位置づけている中に、日本のマンガ初のコンテンツがたくさん並ぶようになっているそうです。

長谷川さんが記事で紹介しているだけでも「ONE PIECE」に

「今際の国のアリス」のシーズン2

アニメ伊藤潤二『マニアック』プロジェクト

と、いろんな作品が並んでま

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パーパスは日本に昔からある「三方よし」と考えれば理解しやすいという視点

パーパスは日本に昔からある「三方よし」と考えれば理解しやすいという視点

これは流石西口さんというインタビューですねぇ。

最近、日本企業でも「パーパス」が大事という議論はスゴイ聞くようになりましたが、やはり一部の日本企業はパーパスをバズワード化させて、外部企業にパーパス策定を丸投げするようなケースが増えてるようで。

西口さんが「パーパスをつくれば企業は成長する」というのは誤解です、とバッサリ切ってくれています。

やはり、西口さんが話されているように、パーパスが重視

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