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老後は間違いなくハッピーの理由

今週からクラスメートがガラッと変わりました。国籍は中国、チリ、トルコ、ギリシャ、ウクライナ、ロシア、南アフリカ、ベラルーシです。ギリシャ、南アフリカ、ベラルーシは出会ったことのない国籍だったので、とても新鮮です。
年齢も20代が3人、30代が1人、40代が2人、そして50代が私を含め2人。しかも私を含め3人もママさんがいたのです。

旦那さんがダブリンで医者をしているというサントリーニ島出身のギリシャ人。31歳から22歳までの4人の子供がいる私より2つ上のママ。そして18歳の息子がいるシングルマザーの中国人(中国人なので子供は1人)。お互いが「え!そんな大きな子供がいるの?」みたいな会話で仲良くなりました。

シングルマザーの中国人はとてもきれいな人です。息子がダブリンの大学への進学が決まり、お互い寂しいねってことでダブリンに来たと言っていました。中国語のアクセントが強くて聞き取りにくいけど、とても明るくて優しい人。マイペースで「I sleep」と言って授業中にぐーぐー寝始めたりします。だけどとても頭がよく、寝ていたくせにいきなり起きて答えたりします。その答えは必ずあっています。「寝てたんちゃうんかー」と突っ込みたくなります。

老後についてのディスカッション

ある日、授業で「老後(old age)はハッピーか不安か」という質問をうけました。

中国人のママの意見は、私には素晴らしい子供がいる、お金に困っていない、そして自由、なにより私は美しい、年齢より若く見える、だから老後は絶対に幸せ、私はラッキーだわと言っていました。
ちなみに息子が作るごはんをよく写真で見せてもらうのですが、とっても美味しそうです。

その時、私の回答は「どうして不安だと思うの?」と答えました。

私たち(中高年)は今まで培ったキャリアもあるし、家族もいる。お金も学生より全然あるし、自由な時間もある。健康は若い子よりはないかもしれないけど、どうしたらいいかの知識があるし、解決できるお金もある。なにより助けてくれる家族や友達がたくさんいる。

というような話をしました(もちろんカタコト英語で)。
すると、24歳の中国人から「ブラボー!!I agree with you」とその意見にすごく喜んでいました。おそらく人生の先輩方がそんな意見を言うから、うれしくなってくれたんじゃないかな?と思います。

若者!心配するな!未来は明るいぜ!

若年期はプレッシャーの連続

学生の頃は「テストはどうだった?」「進学先は決まった?」
というお決まりフレーズ。

そんな学生を終わり社会人になったら
「どんな会社に勤めているの?」「彼氏はいるの?」「結婚はいつ?」
という新たなプレッシャー。

結婚をしたら「子供は?」、
出産したのに「二人目は?」、
二人目を産んでも(20代で二人産んだということもあり)「三人目は?」
と次々とプレッシャーがやってきたのです。

そのたびに「立派な大学だったら偉いんか!」「大きな会社に勤めてたら偉いんか!」「彼氏がいたら偉いんか!」「結婚してたら偉いんか!」「子供がいたら偉いんか!」「3人いたら偉いんか!」と心の中で叫んでいたのです。

29歳で二人目を産んでから30代が終わるまでは「3人目は作らないの?」とよく聞かれていました。10年間も…。

ですが、40歳を過ぎた途端、パタリと3人目は?と聞かれなくなるのです。

ようやくプレッシャーとの戦いが終わった…。次から次へとやってくる来る若年期のプレッシャー。それがやっと終わったのかな?と思いました。

もちろん40代になってからも子供のことでの質問はあります。「娘ちゃん、受験どうだった?」「息子君、彼女いるの?」とか。でもそれは私ではなく、子供が決めることなので!

ノープレッシャーになった今

子供を育て上げ、この年になった私たち世代の留学生同士で話しているのは「私たちは自由だ」という話です。

若い頃のように将来のために貯蓄をしっかりしなくてはいけないという気持ちもだいぶ薄れています。
残った人生はさほど長くないから、それよりは楽しいことにしっかりとお金と時間を使おう!と、みんなやりたいことをやっています。

若い頃の私はたいして趣味もなかったけど、今は趣味に没頭ができます。それは趣味に没頭できる時間があるから。

私がこうして海外留学をして大好きな英語の勉強ができるのも、このプレッシャーを戦い抜き、終戦を迎えたからなのかもしれないと思うのです。

プレッシャーの戦いが終わって私は今、とても平和な生活を送っています。

ということで、20代・30代のみなさん、プレッシャーにやられそうになっても、いずれ終わります。私の目安は40歳からはノープレッシャーです。

ノープレッシャーライフ満喫。コロンビア人友達とポーランドに行ってきました!
ぼかぁ幸せだー(加山雄三)
映画の撮影現場に出くわしました(有名人がいてもわからない)
奥にナチスドイツの旗が見える。90年前にタイムスリップしたみたい

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